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子供を持つべきか迷っています

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有り難し有り難し 10

こちらの相談のおかげで、最近は夫婦仲も安定し心地よく過ごしています。二人の生活に満足しており、仕事でも十分な収入を得て、以前のように思い悩むことは少なくなりました。
ただ、一方で、子供を持った方がいいのかもしれないと思う機会が増えました。
理由は以下のようなものです。

・両親亡き後、夫しか家族がいない。年上の夫が先に亡くなった時に一人になるのが寂しい。
・未来を生きる子供がいれば、後世に希望が持てる。
・子供のいる家庭を夫に経験させてあげたい。
・友人たちが結婚して子供を次々にもうけている。

以前は、年齢のこともあり、子供はもういいかなと思っていたのですが、色々なことが満たされた今になって子供が欲しいと思うのは、貪欲であるような気がしてなりません。ただ、一方で後悔はしたくないという気持ちが、日によって強まったり弱まったりします。授かるかはわからないけど、一度チャレンジしてみてはと。。

以前、この年齢で子供ができたら障害を持って産まれる可能性もあるから怖い、と夫に話したことがあり、以来、子供について話ができていませんが、自分がとても身勝手であるような気がしてなかなか言い出せずにいます。

満たされたから、次は、という欲がある限り、子供を授かったとしても、別のものを欲しそうな自分にも不安を覚えています。

今の暮らしに満足し、つつましく暮らすで十分だと思うのですが、どのような心持ちで自分の欲求と向き合えば良いか、どうかアドバイスをお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

次のステップへと進んだのですよ!

質問読ませていただきました。

新たな望みに対して、自分勝手で欲張りではないかと悩み、苦しんでおられるのですね。心中お察しいたします。

さて、結論から言いますと、「子供を望む」というのは多くの夫婦が望むことです。それが欲張りとは思いませんし、むしろてんこさんの状況でしたら、そのような考えに至ってもおかしくないと思いますよ。

人の気持ちや望みや展望というのは、その時々の状況によって変化していきます。
それは貪欲と言うより、「次のステップに進んでいる」と私は考えます。言い換えれば、現在の困難を乗り越えて前向きに生きているとも言えるかもしれません。

具体的に言えば、夫婦仲が上手くいってないときや仕事がうまくいかずに収入に不安があるときは、そう簡単に「子供が欲しい」なんて思えませんよね。
しかし、色々な努力や工夫を重ねて前に進んだ結果、困難を乗り越えて「子供が欲しい」と思えるような環境を自分で作り上げてきたのです。
新たな環境が整えば、次の目標が出てくるでしょう。それが「次のステップに進む」ということだと思います。

ですから、ご自身の今の気持ちを大切にし、ご主人としっかり向かい合って決めていけば良いと思いますよ。決してその思いは他人に非難されるものではないですし、自分で卑下するものでもありません。
子供というのは夫婦二人の問題ですので、お互いが納得する道を協力して模索していってくださいね。

何か少しでも参考にしてみて下さいね。

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京都府・大阪府・奈良県の県境に当たる、京都府京田辺市の天王院というお寺でお勤めさせていただいております。山手の方にある、自然に囲まれた日蓮系宗派のお寺です。 13才から僧侶となり、たくさんの方と関わってきました。 現在は42才となり、3人の子育てに奮闘中です!また、教育関係の仕事にも勤めたことがあります。 自分の経験したこと全てが私自身の糧となり、それが人を救う力になればいいなと、何があってもポジティブに考えるようにしてます。 その経験を活かし、 ・人間関係 ・将来の不安 ・仏事全般 など、様々な質問に答えていきたいと思っております。 何か悩み事がある、個人的に相談したい、質問について他の人に知られたくない、という方は遠慮なくメールにてご相談下さい。 今までにたくさんの方からメールにてご相談をいただいておりますので、気軽にご相談してみて下さいね! また、ハスノハの回答には字数制限があり、私の回答に対するお礼に返事が出来ない場合も多々あります。ですので、返事を望まれる場合もメールにてご連絡下さい。 メールアドレスは下記をご参照下さい。 一両日中に返事をするようにしておりますが、こちらからの返事が届かない場合は、 ・メールアドレスを間違えていないか ・受信拒否設定はどうなっているか を確認して、もう一度メールを送っていただければありがたく思います。 また、お寺に直接訪問されてのご相談も受け付けております。その場合は、まずメールか電話にてその旨をお知らせ下さい。 お寺の予定と照らし合わせて、日時を調整させていただき、お寺の詳しい場所などをお伝えいたします。 ただし、電話回線が1本しかないこと、他の法務の電話が多いことから、失礼ながら電話での悩み相談は承っておりません。 直接お寺に参詣されての相談か、メールにての相談に限らせていただきます。 また、直接お寺に参詣されての法事や、ZOOMを通じての法事なども受け付けておりますので、希望があれば何でもご相談ください。 メールアドレス joukai4378+soudan@gmail.com 電話番号 0774-65-0161
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質問者からのお礼

藤川様、ご丁寧な回答ありがとうございました。次のステップ、なのですね。タイトルから前向きに励ましていただき、とてもポジティブになれました。
これまでこちらでいただいたアドバイスに沿って色々試行錯誤してきましたが、夫もずいぶん努力をしてくれたと思います。あらためて今の幸せが有難いものだと感じました。子供のことは夫とゆっくり話し合っていきます。本当にありがとうございました。

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