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職を変える事について。

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初めて投稿させて頂きます。
私は約2年間、自分の実家の左官工で仕事をしていました。
しかし、自分の会社じゃなくて、他の会社に修行という形で行かせて頂きました。
2、3月になると仕事が減るので、自分の会社に戻ってきて、仕事をしていたのですが、他の会社でやってる事と、自分の会社でやってる事が違う為、戸惑ってしまいました。
何をすればいいのか、自分なりに先を読みながら仕事をしてるつもりでしたが、他の会社に行ったから、甘やかされた、使えなくなって戻ってきた。
など言われて、自分なりに聞こえないふりをして、1ヶ月我慢してきましたが、
自分が一生懸命やった所を、無言で首をかしげながら何処が悪いのかも言ってくれず、直されてしまいました。
その時に、自分の中に繋ぎ止めていた糸みたいな物が切れた感じがしました。

父は他の人にはやめて欲しくないとは言ってるみたいですが、私には何も言いません。
また、今父の会社の人とお付き合いをしていて、その人との結婚も考えているんですが、父はよくは思ってないみたいなんですが、それは、私が仕事を辞めたからでしょうか?
私は次の仕事をしたいと考えているんですが、このまま進んでいっても大丈夫なのでしょうか?
長々とすいませんでした。
宜しくお願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「修行が足りないことに、気付いてほしい」という親心

曹洞宗には「山規山法(さんきさんぽう)」という言葉があります。それぞれの山(お寺を指します。)にはそれぞれの規則やルールがあると言う意味です。それぞれの寺には、それぞれの寺の歴史があり伝統があります。それぞれの伝統を尊重し、それぞれの寺の流儀を学び、修行を重ねて行くのです。

左官業の世界でも、同じことが言えるのではないかと思います。基本は同じであっても、それぞれの親方には親方が受け継いできた伝統があり、流儀があると思います。
お父様としては、あなたが自分の元で2年間勤めて或る程度基本が出来たと判断し、更に成長して欲しいと思って「他の会社での修行」に出したのではないでしょうか?それだけ、あなたに期待していたのだと思います。

 恐らく、あなたのお父様は若い頃から職人としての道を歩んできたと思います。今の時代は、テキストを読ませ丁寧に説明し、手取り足取り実地指導することが多いと思います。でも、お父様は親方や先輩のやっている仕事を見て覚え、親方の技を盗んで職人として一人前になってきたことと思います。あなたにも、自分が技を磨いてきたように成長して欲しいと願って修行に出したのだと思います。

 あなたとしては頑張ったつもりだったのでしょうが、お父様はしては少々期待外れだったのでしょう。それが「甘やかされた、使えなくなって戻ってきた。」という言葉だと思います。でも、どこかでそれに気付いて欲しいから、「無言で首をかしげながら何処が悪いのかも言ってくれず、直されてしまいました。」という行動を取ったのです。あなたも悲しくて悔しかったと思いますが、お父様も「悲しくて悔しかった」と思います。
 「糸みたいな物が切れた感じがしました」という、あなたの気持ちもわかります。でも、お父様からすれば、「親の心、子知らず」という胸中かと思います。お父様としては「他の会社での修行」を通して成長し、「直された」ことから修行が足りないことに気づいて欲しかったのだと思います。

 あなたが怠けていたとは思いません。一生懸命やっても気が付かない時はあります。何故なのかわからなければ、ぶつかって来て欲しかったのだと思います。「直されたけど、まだわかりませんでした。まだまだ修行が足りないのだと思います。教えて下さい。」とぶつかっていきましょう。そうしてぶつかって来るのを、お父様は待っていると思います。

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有り難し
おきもち

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質問者からのお礼

お返事有難うございます。
職人さんは確かに、見て覚えてきたのだと思います。
もう少し考えてみたいと思います。

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