母に謝りたいです
数ヶ月前になりますが、3月に母を亡くしました。
意識はあるのに筋肉が徐々に衰え、最後1年間くらいは喋ることもできなくなるような病気の末でした。
本当に恥ずかしいのですが、母が生きているころ、私は自分のことしか考えず、たまにしか見舞いに行かなかったし、心に余裕が無い時は冷たい言葉も放ってしまいました。私が小学生の頃、母が家族の誰とも相談せずに、私たち子供を連れて都会から田舎の実家に帰り、父親と半別居の状態になったことが私の中で許せなかったからです。車がないとコンビニにも行けない田舎暮らしは私にとって苦痛でした。
それでも母を愛していましたから、亡くした3月から今までは悲しみつつも、時間が経ったことで乗り越えられたと思っていました。
しかし、最近になって恋人と音信不通になる形で失恋し、心が不安定になってしまったため、カウンセリング本を読み自分の心や人生を振り返る機会がありました。
その過程で子供時代、まだ母が元気だったころのことを振り返りました。
今まで忘れていた、母の言葉、母にしてもらったことや、私を育てる過程で苦労したんだろうなというようなことや、屈託なく笑う母の姿を思い出しました。
あんなに母に愛されていたのに、一生懸命育ててくれたのに、
どうして最後にありがとうとちゃんと言えなかったのか、
どうしてもっと見舞いに行かなかったのか、
どうして残りの人生を少しでも楽しく過ごせるような努力をしなかったのか、
今更になって泣きながら後悔をしています。でももう謝れません。
どうしたら後悔の念を昇華できるのでしょうか。
それとも私は後悔を背負って生きるべきなのでしょうか。
現在29歳です。3月に母を亡くし、10月に恋人と別れました。立て続けに、というほどではありませんが、大事な人を失って落ち込んでいます。
他人が幸せそうに家族と歩いていると嫉妬してしまうときがあります。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
後悔ばかりではなく、お母さんの娘だと誇り生きてほしいわ。
そんなことがあったのですね。それぞれの立場で考えると、そうせざるを得ない理由があったのでしょう。もちろんあなたは、あなたが受けた環境の変化に苦しんでこられたわけですから、お母さんに当たるしかなかった気持ちもわかってあげたいわ。
ただこんなにも早く、お母さんとの別れがやってくるなんてね。あの時、お母さんはどんな気持ちで、私の心のぶつかりを受け止めていたのだろうか。そう思うと申し訳なく、お母さんの気持ちを理解しようとしなかった自分に、悔しさと情けなさでいっぱいなんですよね。
もしあの時ね、あなたが気持ちを押し殺していたら、お母さんはあなたの気持ちも知らずに生きていかれたと思います。母親としては、それはそれで悲しいこと。
娘と一緒に生きてこられたことは、お母さんには大きな支えだったでしょうね。あなたの存在は、ちゃんとお母さんを支え続けたと思いますよ。だから病とも、闘ってこられた。生き抜けた。あなたの親になれて良かったと、お母さんは幸せだと思うわ。
あなたがこうして振り返り、お母さん想っていること。お母さんからはちゃんと見えていますよ。ありがとうって、お母さんに届いているわよ。
あなたのお母さんは、強かったわね。あなたを守り育ててくださったのだもの。
どうぞ、後悔ばかりではなく、お母さんの娘だと誇り生きてほしいわ。それが親孝行よ。
いまを生きる!
ご質問拝読いたしました。
立派なお母さまでしたね。
お子さんを連れて
一人田舎に帰る。
都会のほうがはるかに
生活しやすいですよ。
お母さまも十二分に、
わかっていらっしゃったと、
思いますよ。
お父さまとの訣別。
大変な決断ですよ。
そんなお母さまを
あなたは受け継いでいる。
不便になろうが、
苦労しようが、
子どものために、
将来のために、
後ろを振り向かずに
一歩前に進めたんですよ。
一番大変な思いをされたのは、
お母さまだと思いますよ。
どうかお母さまを
見習ってください。
過去を振り返らない。
未来を不安で覆わない。
今を!
たった今を真剣に生きるんです。
それがお母さまの歩みでした。
お母さまを愛していて、
尊敬していらっしゃるあなたなら、
わかりますよね。
お母さまが何を望んでいるのか?
過去への贖罪。
そんなもの金輪際やめなさい!
前を見て地に足をつけて、
今を生きるんです。
それがお母さまの望みですよ。
ALSと戦って最後まで、
頑張ったお母さま。
お母さまへの御供養は、
お経を上げることでも、
御供えをすることでもありません。
しっかりと前を見て、
あなたがあなたらしく
生きていくことです。
そんなあなたを、
お母さまは導いてくださいますよ。
どうかお幸せに!
質問者からのお礼
大変優しいご回答をありがとうございます。
お言葉を読みながらまた泣いてしまいました。
今、辛いこと、苦しいことの真っ只中だけど、頑張って幸せになりますと仏前で母に伝えました。
一歩一歩確実に進もうと思います。
ありがとうございました。