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連続流産と将来への不安

回答数回答 3
有り難し有り難し 76

初めてご相談させていただきます。

結婚して丸3年たちました。
今は不妊治療に専念するため専業主婦です。

2年半前に自然妊娠したのですが、
心拍を確認することもなく稽留流産してしまいました。

夫婦ともにいわゆる“脳内お花畑”だっただけに落ち込みましたが、
前妊娠の15%が流産すると聞いていたので
そういう運命だったと受け止め、妊活を再開しました。

しかしそれ以来なかなか授かることなく、
昨夏、産婦人科の先生に不妊治療専門病院を紹介されました。
遠方、常に混み合っている、治療費が高い…
色々悩みましたが通うことに決めました。

その甲斐あって2月に妊娠することができました。
今回は心拍も確認できて一安心していましたが、
翌々週の検査で赤ちゃんが成長してないと言われ
それから1週間後に流産と診断されました。

ネットで2回連続の流産確率は2.2%だと知りました。
確率的にあり得ないわけではないとしても
なぜその2.2%に入らなければならないのでしょう?
虐待や育児放棄をする人のところには赤ちゃんが来るのに
こんなに望んでいる私たちの元に来てくれないのはどうして?と思います。

1回目の時は、赤ちゃんが空に忘れ物を取りに帰ったという慰めの言葉に納得しましたが、さすがに2回連続となるとそういう風には思えません。
この数年で子授け祈願でいくつもの神社仏閣に行ったから
神様や仏様がケンカしてるということはありますか?

赤ちゃんがほしい気持ちは今も変わりませんが次の妊娠が怖いです。
そして結婚して他県に嫁いだため知人が1人もおらず、
今までどうってことなかったのに今は孤独感でいっぱいで
主人のいない日中は涙が溢れてくることもあります。

養子等は夫婦だけの問題ではなくなるので今のところ考えておりません。
不妊治療をしている限りは自分たちの子を授かることを第一に考えています。

流産した子がずっとお腹にいましたが、数日前に自然に流れました。
次の月経が来たらまた通院を再開すると思います。
この先、治療を続ければいつかまた授かる日が来るでしょうか?


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

前向きに生きてください

心からお悔やみ申し上げます。
お亡くなりになった子供達は極楽浄土で蓮のつぼみから生まれ、ご先祖様達に優しく抱かれることでしょう。
どうか安心してください。

また、日本の神様や仏様は喧嘩しません。
安心してください。

結果的に流産になってしまいましたが、妊娠できる身体であることは証明されたのですから、これからは心身ともに健康に留意して妊活してください。

しかしながら、命というものは人の力の及ばないところもあります。
妊娠しないかもしれませんし、健康な子供を授からないかもしれません。
そのことも覚悟して、生まれたらいいね、健康だったらいいね、と思って妊活されるのがいいかと思います。

あなた達は子供を生むために結婚したのではなく、力を合わせて生きていくために結婚したのでしょう。
その事を忘れないようにしてください。

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答していますが、無知未熟ゆえに質問を読ませていただくことしかできないことも多々ありますがお許しください。 回答は私個人の意見や解釈もあり、場合によっては浄土宗の教義とは少し異なることもあるということをご了承ください。 また、寺の紹介ページに電話相談についても紹介していますのでどなたでも気兼ねなくご利用ください。 ハスノハのお坊さんがもっと増えますように。 合掌 南無阿弥陀仏

うまくいきますように。

くまこさん、初めまして。石田といいます。

まず、流産はオカルトが原因で起こることはありません。神仏がけんかをするということもありません。亡くなった子の怨みということも一切ありません。

(怨みに本当に力があるなら、牛や豚などから人類は恨まれまくりのはずです。そのほかにもすごいことになっているはずです。人と人との関係性からいっても、本当に祟りがあるなら、この世界はもっと良い世界になっているはずです。)

ですから、「怨まないでください・祟らないでください」、という意味での「供養」は無用です。そうではなく、追悼という意味での「供養」ならば、なさってください。

流産したお子さまは、人間として生を受けることの困難さを身を以て示してくださっていると捉えることもできます。人として生を受けることも、仏法を聞くことも、ともに、まことに希有なことなのです。今、自分がその希有な生を生き、仏法に触れようとしているという事実を知らせてくださっている……。そのことに感謝することが出来る場合もあります。ただ、無理にそう思おうとするのも変です。無理せずに、どうぞ。

また、確率はあくまで確率です。なんでもそうですが、自分の身に起きた以上、個々の事象の確率(?)は、実は2.2%ではなく、「うまくいくか」「いかないか」の半々です。

そして、果が生じるためには、因と縁が整う必要があります。どんなに強い思いがあっても、思いだけではなく、条件が整わなければなりません。なかなか難しい場合もあります。

たとえば、「泣いてばかりいても仕方がない」ということがわかっていても流れてくるのが涙ですし、思い切ろうと思っても思い切れないこともあります。つまり、いろいろなことがうまく整わなければ、自分の思いさえ自分を思い通りにできません。

妊娠も、そのようなものの一つです。思いだけではなく、困難な条件がすべて整って初めて出産となります。

必ずうまくいくという保証はどこにもありませんが、そして、どこまでやるかという線引きも難しいですが、それでも、妊活、しっかりなさってください。わたしも、くまこさんご夫婦にお子さまが授かりますように、うまくいきますようにと願っています。

うまくいきますように……。

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有り難し
おきもち

お寄せくださった質問について考えさせていただくことで、必ず回答できる場合ばかりではないと思いますが、わたしの方が勉強させていただくことができるのではないかと思っています。 そういえば、実生活の中でも悩みごとの相談を受け、一緒に考えることがあります。でもたいていの場合、質問した人は答を持っている場合が多かった/多いように思います。 そのような、「あるべき答え」が明らかになっていく、その途上にあるような回答ができたらいいなと思います。よろしくお願いします。

一代仏因縁

旦那様の家系で流産死産または早々に亡くなった子がいるかもしれません。昔は流産させるために冷たい川に身を投じるなどの悲しくも罪深き行為があったようです。
そうやって流れた子たちの無念を思うと、あなた方の子だけを幸せにしてたまるかという怨みが出るのも理解できないことはありません。
親の愛情、母の手に抱かれ知るぬくもりと幸せ。その当たり前を感じることができなかった子たちをあなた方ご夫婦が心一つに、我が子とともに供養して差し上げなさい。

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有り難し
おきもち

「平等」という嘘を信じるな。 仏はこの世が不平等であり辛苦から絶対に逃れることの出来ない世界であるという。絶対に逃れることが出来ないにも関わらず、「平等」によって或いは「楽」によって人間が救われるというのは矛盾である。 不平等で辛苦極まりないこの世をあきらめ死後に救いを求めるのも人間否定そのものでお話にならない。 平等というのは自分が助かりたいという思いから生まれた自己優先の魔界の教えである。仏教はそうではない。 人を助けることを優先にすれば自分も救われるという考えだ。 人のために活きることで不平等が不平等でなくなり、辛苦が辛苦とも感じなくなるのである。 世のため人のために働いてみる。 「有り難う」 その言葉で、人はそれまでの苦労が苦でなくなるのである。 これが仏教の真の教えである。 生温い癒やしなどまったく意味がない。 積極的に人生を切り開くための教えに耳を傾けるべきである。 お寺やこのようなサイトの利用は一回にとどめなければならない。何度も相談するということは、まったく良くない傾向である。 お坊さんから聴く「仏の教え」によって生きる力を得て、二度とお寺に相談する必要がない幸せな人生を手に入れて欲しい。 本来ならば実際にお寺に足を運び相談すべきである。ここでご縁のあったお寺さんに必ず足を運ぶべき。それが億劫ならばその程度の悩みだということ。本当に切羽詰まっている人は必ずお寺に足を運ぶ。 その観点からご自身の悩みがどの程度のものなのかを推し量ってみることも有効であろう。 それと仏の教えが必要のない質問は無視する。なんでも応えてくれると思ったら大間違いだ。

質問者からのお礼

ご回答ありがとうございました。

常在さま
私の母は過去に流産経験がありますが、主人の家系はわかりません。
1回目の流産を義両親に報告した時、流産に理解がないのかな?と思ってしまうような反応だったので直近には流産・死産の子はいないのかもですが、過去を遡ればそういう子がいるかもしれませんね。
怨みですか…亡くなった子の気持ちを考えると理解できなくもありません。
できれば流産した2人の我が子にはそういった怨みを持ってほしくないですが…
次回帰省した時は我が子とともに供養します。

石田智秀さま
「神仏がけんかすることはない」「亡くなった子の怨みもない」と回答していただき心が救われます。
人間として生を受けることの困難さ…
2回の流産を経て、あらためて妊娠~出産は奇跡なんだと思ってます。
今こうして生きていることも奇跡なんだなと。
そこは理解したつもりなので、どうか今度こそ生まれてきてほしい…
昨日、自然に流れた後はじめて病院で診察してもらいました。
残留物を残すことなくキレイに全て出しきってくれた親孝行な子のおかげで
手術の必要なし、子宮も回復し始めていると言っていただきました。
少しずつ前向きに妊活を再開したいと思っています。

聖章さま
亡くなった子をご先祖様が優しく抱いてくれているなら安心です。
日本の神様や仏様は喧嘩しないとも聞いてホッとしました。
前流産から2年半…終わりの見えない不妊治療にくじけかけた時の今回の妊娠。
「妊娠できる身体なんだよ」と教えてくれたのかもですね。
もちろん子供を生むために結婚したわけではありませんが、
夫婦2人の時間は充分楽しんだので子供が早くほしいです。
また、主人の両親に「子供を産むことが結婚の絶対条件」と婚前に言われており、
帰省のたびに肩身が狭いのも事実です。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ