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刺激は少ないほうが良い?

回答数回答 1
有り難し有り難し 12

初めまして。仏教に関心がある男性です。

仏教では、感情や気分に執着しないことが大事であると説かれていると思うのですが、例えば音楽とか映画等を観て、感動したり、心地よい気分に浸ることなども、仏教的にはあまり推奨されないことになるのでしょうか?

2021年12月11日 8:20

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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とどまらない、ということ

目の前の景色を見て「きれいだなー!すばらしいなあ!」
と思う事はとても大事なことです。
お釈迦様は晩年、旅路のなかでヴェサーリーという村を去るとき
「ヴェサーリーは美しい。」といい、これが最後の訪問となることを
示して立ち去ります。

きれいだな。うつくしいな。もっとずっといたい。どうして
このうつくしいところにずっといられないのだろう。
はなれるのはいやだ。

というものではなく、ただ、うつくしい。とそのままを言葉にし、
ヴェサーリーをはなれたお釈迦様の姿は、もううつくしいには
とどまってはいません。

大事なことは、そのときどきの「思い」にとどまらないこと。
これが仏教の真理であるとわたしはこころえます。

2021年12月11日 9:28
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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

御回答ありがとうございました。

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