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刺激は少ないほうが良い?

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有り難し有り難し 12

初めまして。仏教に関心がある男性です。

仏教では、感情や気分に執着しないことが大事であると説かれていると思うのですが、例えば音楽とか映画等を観て、感動したり、心地よい気分に浸ることなども、仏教的にはあまり推奨されないことになるのでしょうか?

2021年12月11日 8:20

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

とどまらない、ということ

目の前の景色を見て「きれいだなー!すばらしいなあ!」
と思う事はとても大事なことです。
お釈迦様は晩年、旅路のなかでヴェサーリーという村を去るとき
「ヴェサーリーは美しい。」といい、これが最後の訪問となることを
示して立ち去ります。

きれいだな。うつくしいな。もっとずっといたい。どうして
このうつくしいところにずっといられないのだろう。
はなれるのはいやだ。

というものではなく、ただ、うつくしい。とそのままを言葉にし、
ヴェサーリーをはなれたお釈迦様の姿は、もううつくしいには
とどまってはいません。

大事なことは、そのときどきの「思い」にとどまらないこと。
これが仏教の真理であるとわたしはこころえます。

2021年12月11日 9:28
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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

御回答ありがとうございました。

「仏教全般」問答一覧

良い人・優しい人が損する理由

YouTubeのオススメに「良い人・優しい人が損する理由はこれです」みたいな動画があったので、とりあえず観てみました。その動画には「ブッダの教え」というサブタイトルが付けられていました。 優しさと思いやりが、いいように利用され苦しむ主人公の話でした。 その後、主人公が見つけた答えは、 ①「自己尊重と他者への尊重のバランス(自分自身と他人の間に健全な境界線を引く)」 ②「自分の気持ちや考えを尊重してもらえない関係は健康的ではないと理解しそのような関係とは距離を置く」 ③「支援や協力が真に価値を持つ場合にのみそれらを提供するようにする」 というものでした。 私にはとても良い話に感じましたが「我を無くす」から遠のいてるようにも見えて、この話をどこまで鵜呑みにしていいのか迷っています。 「ブッダの教え」とありますが、この動画に出てくる登場人物名や逸話をネットで検索してもそれらしいソースが見つかりませんでした。 (生きにくさを抱えた現代人向けの創作?) ここでお坊様方にお聞きしたいのは①②③は仏教的に見て、実行しても大丈夫な内容でしょうか。 またお坊様方の考えなどもお聞かせ頂けたらと思います。 よろしくお願いします。 補足です。 私は優しさ・善良さとは程遠い人間ですが、周りではよく聞く話だったので、このテーマに関心がありました。

有り難し有り難し 9
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