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遺言書作成

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有り難し有り難し 7

私達夫婦には子どもがおらず、夫は外国人です。私は50代半ばを過ぎ、いつもどこかに様々な症状を感じています。不安感が強く、ちょっと何か感じるだけで、悪い病気ではないかと考え、夜も眠れなくなるほどです。
子どもはいませんが、姪、甥がおり、将来何かあれば、しっかり者の姪っ子に全てを任せようと、特に私の希望を遺言書という形で残しておけば、万が一の時心配しなくてすむから、と話し合い遺言書を作ることにしたのですが、まるで自分の命が終わりに近づいてるような気になります。
そうなると更年期を迎えて色々な病気だと、悪い方向にしか考えられなあ自分が嫌になると同時に、不安、恐怖感を感じてしまいます、

夫が困らないように準備をすること=私の命の終わりではないと解っているのですが、何かしらいつも症状がある自分なので、急に不安に襲われてしまいます。

どなたかお坊さまの温かい励ましの言葉で私の不安感を軽減していただきたく、投稿させていただきます。

2021年12月18日 23:35

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

こんにちは。

 仏教に「四苦」という言葉があるのはご存じかと思います。
 「四苦」の「四」は生・老・病・死の4つで、「苦」は「思い通りにならない」の意味です。死は、どのような原因でいつ死ぬのか、まったく思い通りになりません。人の死因は病気や老衰なかりでなく、交通事故や火災などの不慮の事故によるものもあり、それは自分の思い通りになる事ではありません。どんなに元気であっても万が一の事を考え、備えておくことは大切な事です。

 私は曹洞宗の僧侶でですが、曹洞宗の僧侶は死ぬ間際に「遺偈(ゆいげ)」と呼ばれる漢詩を残す事になっていて、お葬式の時にそれを貼り出します。本当に死ぬ間際では間に合いませんので、多くの僧侶は、元気なうちに遺偈を準備しています。私も遺偈を準備しており、時々新作を作ったりします。

 ですので、準備をしておくことは、大切な事だと思いますよ。私は法律には詳しくありませんが、遺言として効力をもたせるにはそれなりの手続きが必要ですのできちんとしておくと良いでしょう。病気についてもそのたびにお医者さんに相談するとよいでしょう。

2021年12月19日 15:16
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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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質問者からのお礼

光輝さま、お返事、励ましの言葉ありがとうございます😊なかなか自分の気持ちを保つ事が出来ず、すぐに誰かに頼ってしまいます。
何もせず主人を困らせるよりは、準備をしておく方が私も心配しなくてすみますから😊

病気の事は、主治医から心配ないよと言われているので、信じて様子を見たいと思います

ありがとうございました

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