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[母の自死]1人の時間の過ごし方

回答数回答 1
有り難し有り難し 9

こんにちは。3年ほど前でしょうか。とても辛い時にお世話になりました。あの時はありがとうございます。
——————————
今回のご相談はタイトルの通りです。母が自死しました。
私は父に引き取られて、大きくなって母と再会してからも母には疎まれていましたからあまり良い思い出はありません。あからさまな差別も受けました。成人式以来会ってもいません。
だから嫌いなはずなのに、連れて行ってほしかったと思ってしまいます。
愛してほしかったです。でももう無理です。死なれたらかないません。
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1人でいると気が狂っておかしくなりそうです。
職場の人は詳しくは知りませんから「あなたはお母さんとすれ違いがあったはずだけど親を悪く言うのは良くない。自分に返ってくるよ」なんて言ってきます。
正直とても傷付きます。私が何されたかも知らないくせに…。それに、私が悪魔みたいな女から生まれた人でなしだってこと私だってよく分かってます。親を悪く言う私も悪いのです。知ってます。
1人でいると、↑こんな風にマイナスな事ばかり考えてしまいます。多趣味なので色々逃げ道はあるのに今回ばかりは手につきません。
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コロナもありますし、一人暮らしなのでいくら友達を頼っても1人の時間ができてしまいます。その1人の時間の過ごし方や、楽になる考え方を教えてください。
どうかよろしくお願いします。

2021年12月26日 18:56

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

安心安全と充足を感じること

唱子 様 相談ありがとうございます。

お母様の自死については一旦おきます。それより、あなたの心は、いつも脅威に晒されている。親子の関係においても、そして過去の体験(トラウマ・フラッシュバックが起きていたこと)に関してです。
ネガティブな思考になるのは、脅威にさらされた心から脳が反応して、そのような思考になる癖がついているのです。マインドセットともいえると思います。
この状態は、前の回答の時にもお伝えしましたが、あなたが悪いのでもないし、あなたに責任があるのではありません。それだけの反応をしてしまう、幼少の時からの体験があるのです。自分を責めてはいけませんよ。

でも、そのマインドセット、脳内のネガティブな思考を変えていくことをしなくてはいけません。それには、心から安心や安全を感じて、心と身体が癒されて、充足を感じる必要があります。例えば、瞑想やリラクゼーションなど、自分を落ち着かせるための新しく実践的な方法を学ぶことかもしれません。または何処かへ旅へ出で癒されることを、あるいはパワースポットで何かを感じることを試してみることかもしれません。目的は、安全安心を感じ、心と体が癒され、充足・満足感を感じることです。さて、あなたにとって何がそうさせるでしょうか?

そしてお母様の自死についてですが、もしこれまでの関係性とはまた別に、哀しさ、苦しさ、怒り、死に対する拒否などが繰り返しおこるようでしたら、グリーフのセラピーを受けることをお薦めします。さらには、誰か親しい人、信頼できる人に、温かな穏やかな雰囲気であなたの気持ちを、ただ聴いてもらってください。心情を吐露することを聴いてもらうだけでも、心の変化、落ち着きがもたらされたりしますので、誰かに頼ってみてください。
また、このハスノハに遠慮せず何度投稿してもいいですし。メールなどで繋がることも可能かと思います。孤独にならずに、試してみてください。一礼

2021年12月26日 21:56
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有り難し
おきもち

お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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質問者からのお礼

釋様
前回に引き続きありがとうございます。まさか3年前にお答えいただいた方にまた巡り合えるとは…!感謝です。
今回はお礼が遅くなり申し訳ありません。

>>安全安心を感じ、心と体が癒され、充足・満足感を感じること
この部分ですが、安心安全を感じるという事が難しい状況なのだと改めて気がつかせてくれました。ありがとうございます。
それでよく考えてみたのですが、私にとっては家が安全ではないみたいです。不安になる時はいつも家にいました。
家と言っても自宅だけではなく、家っぽい形をした全てのものがダメみたいです(ホテルに泊まってみましたがダメみたいです)
子供の頃から危険は家にあったので、これも仕方ないですね。

幸いオートキャンプが好きで道具も揃っているので、友達が捕まらない日は寝袋を持って出かけて行こうと思います。

>>哀しさ、苦しさ、怒り、死に対する拒否などが繰り返しおこるようでしたら、グリーフのセラピーを…
の部分ですが、怒りは何度も繰り返します。「2回も捨てやがって」「最後くらい連れて行ってほしかった」と。そのグリーフのセラピーというものについて、調べてみます。

幸いなことに、信頼できる人生の先輩が2人います。どちらもご家族を自死で亡くされて数十年経っていて、笑いながら、泣きながら話をしてくれます。とてもありがたいことです。
また、ハスノハに何度投稿しても良いと仰ってくれたことが一番嬉しかったです。

いつも支えてくれてありがとうございます。
頂いた回答を大事に読んで、日々を乗り越えます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ