病気の愛犬への後悔
初めまして。
私は実家で6歳になったばかりのゴールデンレトリバーを飼っています。
その愛犬が去年の9月に癌になってしまいました。
担当してくださっている先生のお陰もあり、愛犬は一年以上たった今も頑張ってくれていますが、ここ最近弱ってきているなと感じます。
愛犬ががんを宣告されてから今まで、違うお家の子になっていればストレスなくもっと幸せで健康に過ごせたのではないか。愛犬が病気になったのは自分のせいだとずっと考えています。
愛犬がうちに来たのは私が高校生になるころで、高校生の頃は頻繁に親と言い合いをしていました。そのたびに愛犬が吠えて止めに入り、ヒートアップした私が「うるさい!」と怒鳴ったり、言うことを聞かないとすごい剣幕で怒ったり、私が上京する際は引っ越しや進学の準備などで丸一日家を空ける日が多くあったりと、たくさんストレスを与え我慢させてしまったと後悔しています。
私さえちゃんとしていれば愛犬は病気になっていなかったかもしれない。
今までの後悔や、愛犬がいなくなってしまう日を想像しては眠れなくなり、「悪いことばかり考えていては悪い運を引き寄せてしまう」と無理矢理考えないようにしています。ですがこれは愛犬への罪悪感から逃れようとしているズルい奴なのではないかとも思います。
愛犬は6歳で、ゴールデンレトリバーの平均寿命のまだ半分ほどの年齢です
。
愛犬には本当に悪いことをしたと後悔してもしきれないですし、申し訳ない気持ちでいっぱいです。こんなに愛犬のことが大好きなのにかわいそうなことをしました。私のせいでたった一度の一生を良いものにできなかったかもしれない。
そう思うといたたまれません。
愛犬は私たちに楽しい思い出をたくさん作ってくれたのに、私は愛犬に何もしてあげられていません。愛犬用のお守りを買ったりストレスなく過ごせるように心掛けたりしても全て罪滅ぼしをしているようで、なんで最初からもっと愛犬のことを考えてあげられなかったんだろうと後悔が絶えません。
乱文になってしまい申し訳ありません。
慰めてもらいたいわけではなく、後悔と罪悪感に押しつぶされそうだったのですが、同情してもらったり暗い雰囲気になるのが辛く誰にも気持ちを吐き出せず、こちらでお話を聞いてもらおうと書かせていただきました。
お忙しい中、最後まで読んでいただきありがとうございます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
大切な時間をできる限り
拝読させて頂きました。
愛する家族であるワンちゃんが病となりあなたは今までその子にしてきたことを後悔なさっていらっしゃるのですね。あなたが感情に任せてその子を怒鳴ってしまったりほうっておいて我慢させてしまったりしたことを心から悔やんでおられるのですね。あなたのその様なその子への思いをお察しします。
その子はあなたやご家族の皆さんと一緒に一生懸命に自らの人生を生き抜いてきたのです。先ずはどうかあなたの素直なその子への思いや感謝の気持ちを心からその子に伝えてその子の為にあなたができることをできる限りなさってあげて下さい。その子に与えられた時間は限りがあるでしょうからできる限りゆっくりと一緒にいてあげて下さい。きっとその子はあなたのことを心から愛しているでしょうしいつもあなたのことを心待ちにしていることでしょう。
年末年始をゆっくりとその子がご家族の皆さんと一緒に仲良く穏やかに過ごすことができる様になさって下さいね。
そしていつかその子がその与えられた天寿を全うしていく姿を優しく見守ってあげて下さい。その子が仏様に優しく導かれ皆さんのご先祖様方にも温かく迎えられ、ご先祖様方と一緒に一切の痛みや苦しみからも救われていきます様に心から仏様やご先祖様にお願いなさりお祈りなさって下さい。
私も心よりお祈りさせて頂きます。
例えその子が天寿を全うして亡くなったとしてもあなたやご家族の皆さんとのご縁が切れることは決してありません。その子はご先祖様方と一緒に円満に安らかにご成仏なさり、これからもずっとあなたやご家族の皆さんを優しく見守って下さいます。そしてあなたや皆さんに優しく寄り添って下さいます。
あなたのその子への思いは消えることはないでしょう、どうか心からあなたの思いをその子に伝えて下さい。その子はいつもあなたの思いを受け止めて下さいますからね。
いつの日かあなたも皆さんも与えられた天寿を全うする時が来ます。その時にも必ず仏様がお導き下さり、その子がご先祖様方と一緒に温かくお迎えなさって下さいますからね。
あなたや皆さんがこれからもずっとその子とのご縁を大切になさり思いやりながら皆さんと一緒に仲良く穏やか生き抜いていかれます様に切に祈っていますね。
質問者からのお礼
Kousyo Kuuyo Azuma様
ありがとうございます。
いつか愛犬が天寿を全うしたとき、仏様に優しく導かれて私たちを見守ってくれる。愛犬がいなくなってしまうことに変わりはありませんが、その言葉を聞き少し心が安心したように思います。
一緒にいたくても、辛い気持ちが勝ってしまって愛犬と触れ合うことを少し避けてしまっていました。しかしもう後悔はしたくありませんし、愛犬を愛する気持ち、感謝を今まで以上に伝えるため、できるだけ長い時間愛犬のそばで、愛犬にとって幸せなときになれるようにゆっくりと楽しくこれからの日々を過ごそうと思います。
ありがとうございました。