hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

親の宗派を継承せず宗派を変えることは出来ますか?

回答数回答 4
有り難し有り難し 83

初めまして、兵庫県在住の48歳 長男です
宜しくお願いします。
結婚し両親とは別居、妻・子一人 13歳男 戸建で生活しています。

両親は健在、曹洞宗を継承しています。
僕と親父とは昔から仲が悪く、口を効けば喧嘩・喧嘩の毎日で
友達、嫁からも、あんたら本当に親子か?とよく聞かれます。
正直 警察も何回か仲裁に来ています。

今までは、親が亡くなったらちゃんとしてあげて供養もしないといけないと
考えていました。
数か月前にまた喧嘩し、いくら親j子でもそこまで言うか?なんでそこまで言われなあかんねん!!

そこまで言うねやったら、もういい!同じ墓に入りたくない。死んでまで同じ墓で喧嘩したくない!
自分たちは自分たちで新しく興味のある宗派に入門し墓も別にと思い墓地も購入いたしました。親は別に墓地を持っています。

当然親が亡くなれが宗派が違うわけですから、永代供養してもらえる
お寺さん、霊園に供養をお願いしお参りをしようと考えています。
親が先祖から受け継いだ宗派を継承せず、変更するのは可能でしょうか?
是非変更したいのですが、ご教示宜しくお願いいたします。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

信仰は自由ですが・・・。

 日本は信仰の自由が認められております。だけど、親との喧嘩して、お墓に入るかどうかで信仰を替えるのは如何なものかと思います。あなたはその宗教を信仰したいのではなくて、お墓を替えたいだけなのではないでしょうか?曹洞宗の教義も分からず信仰を替えるなんてやめて下さい。あと、お亡くなりなったら、あなたや親は仏の一員になる儀式を行うわけですから、もう別人と言っても過言ではありませんし、仏は些細なことで喧嘩などしません。しかも、お墓はお骨を収納するもので霊が宿っているものではありません。遺族の心の拠り所としてお墓があり、位牌があり、仏壇があるのです。
 お墓を替えると困るのは子子孫孫です。私の知り合いで、先代、先々代が夫婦で仲が悪く、夫婦で宗派の違うお墓を作ったものだから管理も大変だし、お墓参りも時間が掛かって仕方ないことを言いておりました。一時的な感情は後の人にどう影響するか考えて、お墓、菩提寺について考えて頂けませんか?宜しくお願いします。

{{count}}
有り難し
おきもち

ちょい悪坊主を目指しています。尊敬する人は一休さん。
このお坊さんを応援する

気持ちもわかりますが、「先祖を冒涜する」浅はかな発言です。

喧嘩が絶えないようですが、その原因はどこにあるのでしょうね。お父様はなかなか気性の激しい方であるようですが、その気性の激しさを「とも」さんも受け継いでおられるんでしょう。良い意味でも悪い意味でも、似た者親子なのかも。似たもの同士であるが故に、衝突することが多いんでしょうね。
 似た者同士なら、相手の出方がもうわかって居る筈です。喧嘩を回避することも可能なんじゃないですか?それなのに敢えて喧嘩を繰り返しているんですから、落語の登場人物みたいに「喧嘩が趣味だ」ということなのかなと推測しております。

私が「浅はか」と申し上げた理由を挙げさせていただきます。

1、お墓の問題の原因となっている「喧嘩」を解決しようとしない。
2、「死んでまで同じ墓で喧嘩したくない!」と言っていること自体が、浅はか。

1については、「とも」さん御自身で過去の喧嘩を分析してみてください。まあ、お父さんにも喧嘩の「発火原因」はあったと思いますが、「とも」さんが「火に油を注いだ」こともあったのではないでしょうか?自分自身を振り返って見て下さい。

次に2ですが、「死んでまで同じ墓で喧嘩したくない!」と言う言葉は、お墓に眠る御先祖と仏様を冒涜する言葉です。以下のリンクを参照下さい。http://blogs.yahoo.co.jp/dorinji/1331247.html

「死んでお墓に入った後も、お墓の中で喧嘩する」という前提に立って、質問してます。それが「浅はかだ」と申し上げているのです。あなたの御先祖様たちは菩提寺から授戒を受け御戒名を頂き仏弟子となり、墓地に埋葬されてます。御遺骨はお墓の中に有りますが、御先祖様たちは仏界に行き、御仏のもとで仏道修行に励んでおられている筈です。仮にこの世で喧嘩っ早い方であったとしても、授戒を受け仏弟子となった時点で今までの自分の悪癖を反省し、行いを改めます。
あなたは「戒名をいただく」ということをきちんと理解してないし、お墓に眠る御先祖様を冒涜してます。そういう考えを改めて頂き、喧嘩の原因を振り返ってみて下さい。お墓の 変更は不可能ではないけど、その前に反省すべきことがあると思います。

{{count}}
有り難し
おきもち

 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
このお坊さんを応援する

慎重に考えた上で自分の意志で

私は在家出身ですが四国遍路がきっかけで、真言宗の僧侶になりました。
実家は西山浄土宗でした。私が真言僧侶になったので実家に改宗してもらいました。元の菩提寺の住職様ともお話ししたうえで納得していただきました。
信仰の自由は認められているのですから、自分がいいと思う宗派に改宗するのは自由です。
ただ、親と喧嘩したから云々ではあまり勧められません。自分がこれがいいという信念を持っての改宗ならだれに遠慮することはありません。
ただ、その宗旨をよくわかってからでないとということはありますよ。あくまでも慎重に。親を説得できるぐらいの信仰を持って勉強してくださいね。
また、怪しい新興宗教もありますから、よく研究したうえで慎重に選択なさってください。

{{count}}
有り難し
おきもち

高野山真言宗権少僧正。高野山本山布教師心得。高野山大学密教文化研究所研究員...
このお坊さんを応援する

元はお釈迦さまの教えなのです。

日本人の多くは、仏教を信仰しておられますが、仏教のなかの宗派の壁というものにとらわれています。
もちろん、ご両親や祖父母の菩提を弔うお寺とのお付き合いは大切にされるべきですが、あなた個人までもご両親と同じ宗派に拘束することはできません。
ご両親は墓地を持っておられるのでしたら、先のことですが、まずはご両親のほうの菩提寺に永代供養をお尋ねになったほうがいいでしょう。ご自身の信仰を貫かれると同時に、ご両親の信仰やご意志も大切にされたいと念じております。

{{count}}
有り難し
おきもち

質問者からのお礼

早々のご教示ありがとうございます。
両親の自宅には先祖の仏壇もありません。
親父の里に祖父母のお墓もあるのですが、お世話になっていたご住職もお亡くなりなられてからは
どうなっているのかかもわかりません。

親父も5人兄弟ですが仲たがいし、連絡も取りあっていない状態です。
どこに誰が住んでいるのかも興味ないみたいです。

長男ではないのでどうしようもないみたいです。
ちなみに祖父母が亡くなってから30年経ちますが墓石もありません。

両親がお世話になっているご住職もいないみたいですので、霊園の方に相談してみます。
ご教示ありがとうございました。

「仏教宗派について」問答一覧

僕に合っている宗派は?

今のところは実家は浄土真宗、自分は浄土宗の信者を自称していますが、なかなか僕の婚活がうまくいかない事を見かねた両親が近所の占い師に相談したら、高野山で祈祷してもらえと言われたためにこのお盆休みに高野山に参拝したところ、今まであんまり興味なかった浄土門以外の仏教も良いもんだなあという気になってしまいました。 そこで深く考えると、この現世を穢土とみなして、自分の考え・善行を自力と呼んで否定する法然上人以降の浄土教の教義に染まっているために、よく指摘される周りとの感覚のズレが生じてしまっているのではないかとも思えてきたのです。もっと今生きているこの世を肯定的に捉える教えでも良いんじゃないかと。 また、もし首尾よく結婚できたとしたら今回祈祷してもらった愛染明王さまも僕の中で特別な仏様になるでしょう。そうするとますます専修念仏とは遠ざかりますね……。 ただ、慣れ親しんできた顕教を捨てて密教100%の真言宗まで振り切る勇気はないので、新たに選ぶとしたら空也・源信流の浄土教を伝手として天台宗かなと思っています。僕が一番信仰しているのは善光寺如来で、善光寺は浄土宗と天台宗の共同管理でもあることなので。 ただ、天台宗は称名念仏ではなく観想念仏だと言われますがそれをやり切る自信はないし、朝題目と言われても某新興宗教団体へのアレルギーから南無妙法蓮華経と毎日唱えることには少し抵抗を感じます。こんな気持ちで天台宗に行くべきではないでしょうか? 天台真盛宗というのもあってそこは南無阿弥陀仏の念仏メインだそうですが、ここでも南無妙法蓮華経は唱えないといけないでしょうか?(明智光秀が好きなのでその点は西教寺も良いなと思います) なんだかとりとめもなくなってしまいましたが、早い話が来世の往生だけを期待する専修念仏の枠組内には居られず、現世でもいろんな菩薩・明王・天・神道の神々に頼んで幸せに生きたいけど主尊としては今まで通り阿弥陀さまに居てほしいし、さりとて職業を持つ在家の身なのであまり観想念仏のような難しい行を求められても困る……というわがままな悩みです。

有り難し有り難し 3
回答数回答 1

一生の信仰にする宗派を決めたい

私は、夫婦ともども地方都市より都心に出てきて居を構え、菩提寺も信徒としてお世話になっているお寺もありません。 夫の実家は新興宗教信者の曽祖父から独立してできた無宗教の一家で、私の実家も引っ越しの際に墓じまいをしてお寺との関わりがないような状況です。 私の父方と母方の祖父母は浄土真宗と日蓮宗の檀家だったと思いますが、信心深い祖父母の家にいることが多かった私は、仏壇に手を合わせ読経して育ち、結婚して家に入る時には婚家の信仰するお寺のお勤めをするものだと思っていました。 ところが、夫の家が無宗教と聞いて愕然とし、結婚後、数年は我慢してきたのですが…最近になって自分の信仰の場を持ちたいと強く思うようになりました。 上記のことから、これから先、一生の信仰として信徒になり、励めるお寺を探しています。 ところが、コロナ禍になってからというもの、門が開いていてもお掃除の方しかおられないお寺も多く、法話会や写経会が中止となっているところも多々あって、僧侶のお人柄などに触れる機会が少なくなっている気がします。 このような中で自分に合った信仰の場を探すにはどうしたら良いでしょうか。 なお、宗派は浄土真宗、日蓮宗だけに絞ろうとは考えておりません。 住まいの近くには曹洞宗や日蓮宗が多いようですが、隣の区あたりまで範囲を広げて探すつもりでおります。 また、コロナ禍で外出が難しかった折にさまざまな宗派の教義や勤行等調べてみたのですが、どれもとても素晴らしく感じ、なお迷いが深くなってしまい困っています…。

有り難し有り難し 16
回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ