受け入れる事ができません
いつもありがたいお言葉をありがとうございます。
先日、愛犬が亡くなりました。10歳でした。
リンパ腫による多臓器不全でした。
病気が見つかった時にはもう既にあちこちに腫瘍が転移してしまっていて、どうしてあげることも出来ませんでした。
それでも1度は大変な手術に耐え、退院後はご飯を沢山食べたり元気にお散歩もしてくれました。
苦しかった筈なのに、最後まで目がぱっちりして、くりくりして、キラキラして本当に元気そうな顔をしていました。ハァハァと息が上がる事もありませんでした。
亡くなる当日の夜もずっと愛犬の傍に寄り添っていたのですが、もう立てない筈なのに、フラフラではありますが立ち上がって私の方に歩いてきて「抱っこして」と私の手に脚を乗せてくれました。抱っこしてあげると「幸せ」と言ってくれているような、何かそんな感情が伝わって来ました。
最期は私は寝てしまって看取ることが出来ませんでしたが、大好きな父の手を枕にしたまま幸せそうに静かに旅立ったそうです。
親に聞いた話ですが、火葬する際スタッフの方が愛犬を見て「凄く穏やかな顔をしている。今にもワン!!と言って起きそう。亡くなってるとは思えない。本当に気持ちよく旅立てたんだね」と言ったそうです。他の人から見てもそう思うくらい穏やかな最期でした。
大変な病気だったのに最後まで殆ど苦しむこと無く、吐いたり下痢したりも全く無く、すごく穏やかで、幸せそうでした。
本当にこれ以上無いくらいに良い旅立ちが出来たと思います。
苦しまず幸せに旅立ってくれた事はとても嬉しく、天国で先代の子達に会って楽しく過ごしてくれたらいいなと心から思っています。
しかし、家に帰ると愛犬の姿が無い現実を叩きつけられ、凄く苦しく家に帰る事が辛いです。
愛犬が使っていたトイレが片付けられてスッキリしてしまった部屋。
ご飯があっても食べてくれる子がいない。
大好きだったおやつもオネダリしてくることもない。
おもちゃがあっても遊ぶ子がいない。
お散歩セットを使う事ももうない。
この事実が苦しいです。食欲も無くなりました。
愛犬の為にもこのままではダメだと分かっているのですが、どうしてもこの事実が悲しくて寂しくて苦しいです。
うまく気持ちを切り替えたいのですが、どうしたらいいのでしょうか。
お忙しいところすみません。
何かご助言頂けるとありがたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
無理に気持ちを切り替えたりしなくても悲しい時は悲しんだらいい
悲しくて当然ですよね。
大切な子、家族だったのですものね。
最期まで、愛されていたことを実感し、温もりの中で生き抜いてくれたのですね。よく頑張ってくれたよね。
みんなに囲まれて幸せだったと思います。あなた方が、家族で良かったわ。
死別というのは、自分のこと以上に辛く悲しいものですね。今はもういない。
それでも、出会えて良かったと思うでしょ。一緒に過ごした時間は、決して消えることなく、ずっと残っていき、あなたを支える記憶となっていきますよ。
無理に気持ちを切り替えたりしなくても、悲しい時は悲しんで、出会えて幸せだった〜ありがとうと、言葉にしていきましょう。手を合わせる先に、届いていきますよ。
一つ一つの思い出が、きっと力をくれます。どうぞ大切に、お過ごしくださいね。
質問者からのお礼
中田三恵様
いつもお忙しい中ご回答下さり、本当に本当にありがとうございます。
「みんなに囲まれて幸せだったと思います。あなた方が、家族で良かったわ。」
そう言って頂けて、本当に嬉しいです。
あの子に出会えて本当に良かったです。本当にずっとずっと幸せでした。
お庭にお墓があるので、何度も手を合わせようと思います。気持ちを伝えていこうと思います。
気持ちを吐き出して、中田様にご回答頂けて、悲しい気持ちを肯定して頂けて少し楽になりました。
本当に本当にありがとうございます。
これからも愛犬の思い出と一緒に頑張っていこうと思います。
本当にありがとうございます。