出戻りの長女のご先祖供養の仕方
自分のご先祖の供養の仕方を伺いたいです。
家族構成は、父、母、わたくし、弟の4人家族です。わたくしは、長女です。
父は三男で中卒で実家を出て就職しており、先祖供養はほとんどしていません。父方の先祖代々の墓やお仏壇は父の兄(長男)がしていますが、早くに長男は亡くなっています。今は、父の兄の嫁が守っています。
私は、あまり親との関係は良くありません。父は仕事をして働いてくれていたことには感謝しています。しかし、暴力暴言を受け、とても辛い思いをして育ちました。現在、父母ともに存命です。数年前、父はアルコール中毒と診断され、母が実家で面倒を見ています。弟は働いていますが、未婚で実家に暮らしています。
わたくしは、一度結婚しましたが、離婚しました。
旧姓に戻りましたが、実家が好きではなく、しかし、自分の帰る場所をしっかり持ちたく、自宅を購入しました。もし、親のどちらかが一人になり、面倒を見ることが必要になれば親を引き取ろうと思っています。
このような、出戻りの長女は、どのような先祖供養をすることができますか?実家には、お仏壇も神棚もありません。本来は、長男である、弟がやるべきなのでしょうか?とも思うのですが、弟はちょっとあてになりません。でも、弟に説明して、奮起させるべきでしょうか?
わたくしにもできる範囲の供養の方法があれば、やりたいと思っています。
ご教示くださるとありがたいです。
今後の生き方の方向性に迷いがある。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
今を生きる支え(拠り所)になっていくものが信仰.供養です。
長男や跡取りが、していくというものではありません。本来は、それぞれが大事に手を合わせて生きていけたらいいのですけれどね。そうすれば、自然と親の姿を見て、子に継承されていく。
お父さまも三男という理由で、仏事を疎かにしてこられたのであれば、あなたが知らないのも無理はありません。
しかし、先祖のためだけに手を合わせるのではなく、自分の命の行方を考える大切な時間になりますし、今を生きる支え(拠り所)になっていくものが信仰です。
あなたも、ハスノハに繋がったのを機縁として、仏法にも耳を傾けてくださると、先祖も安心してくださるのではないかしら。
先祖代々の宗旨は、何宗でしょうね。
また、そこには拘らず、自分が頼れる教えに出遇われるのもいいですね。
お寺参りもして、法座にも参加してみたい、法話を聞きたいと思ってもくださるのなら、お住まいの近くにあるお寺にご縁を結ばれるのもいいですね。また住職との相性もありますし、お寺を調べたり訪ねて行かれるのもいいですね。
姉弟でどちらかがしていけばいいより、自分が大事にしていくという想いを大切に。
供養の方法としては、ご本尊を安置なさることです。亡き人だけでなく、お救いくださる仏様がいてくださってこそですから。手を合わせる先に、ご本尊(仏様)がいらっしゃらないとね。そして、仏具を揃え御供(仏飯、仏花、蝋燭、香炉)を。丁寧に手を合わせ、お念仏を。細かな作法は、宗旨により違いますので、お尋ねくださいね。
質問者からのお礼
中田三恵様
ご丁寧な回答をありがとうございます。
拝読しました。
父方の宗派は、曹洞宗だそうです(父の兄のお嫁さんに聞いた情報で、合っていると思いますが、確かにそうか調べる術がわかりません)
姉弟でどちらかがではなく、自分が大事にしていくというお言葉にとても救われました。本当にそう思います。
こんな年齢になるまで、大して気にもせずにきてしまいましたが、今からできることを整えていこうと思っています。
貴重なお時間を割いて、ご回答くださり、本当にありがとうございます。
このご縁に感謝申し上げます。