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人間が嫌いすぎる

回答数回答 2
有り難し有り難し 24

私は昔から人間が嫌いでしたが、最近拍車がかかってきました。人間は何らかの方法で滅べばいいと思ってましたし、今も間違ってるとは思いません。

動物は基本的に残酷だと思いますが、人間は常軌を逸している思います。
動物を食べるためではなく、娯楽、利益、のために利用できるだけ利用して痛めつけて殺します。
そんな物も捨てられることはざらです。

自分の意にそぐわない人や動物に酷い扱いをして、のうのうと生きてる人で溢れてます。

人間が死んだ○○さんが天国で待ってるとかなぜ人間が天国にいけると思ってるのか、、、、
人間は皆地獄行きに決まってます。

せめてもの罪滅ぼしとして私は人や動物のためになにかしたいと思っています。動物保護活動や、ボランティア、寄付など、、、

正直、生きてるのが辛いです。私も同じ人間なので。なにか生きる心構えなど教えていただけないでしょうか?

2022年1月19日 23:44

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

素晴らしい考えです。お釈迦様の「殺生するな!」に通じます。

あなたは、「純粋」ですね。小生も、貴女位の時「人間って、罪深いな~。死んだら地獄に堕ちるやろな~」って考えていました。真面目に「人生=生き方」を考えている人は、みんな、大なり小なりそのような「時期」を経験します。
さはさりながら、生まれた以上「死ぬ=自殺」する「勇気!?」もありませんし、第一、生んでくれた親を悲しませることもしたくないし・・・等と思い、「考えること」を止めます・・・💦。
逆に言えば、「そういう事」に目をつぶって、「生きることの意味」が分からないままアクセク働くようになることを「大人に成る(成人)」というのかもしれません。
貴女もいつか「そうなる」かもしれません。
ところで、「大人に成る」とよく似た言い方ですが「仏に成る(成仏)」という言葉があります。人生の究極的な目標は「仏に成る」ことです(決して死ぬことではありませんよ・・・😅)。
「仏」とは100%「利他行;りたぎょう=他のため(人間であれ、動植物であれ)に尽くす(利益を与える)行為」する人のことです。中々、100%は難しいですが・・・。ちなみに、ボランティアも「利他行」の一種です。
という事で、今の貴女のお気持ちをズウ~と持ち続け、少しでも100%に近付く様、努力して下さい。キット「生きることの本当の意味」が解るはずです。
なお、案外、やさしいようで、「利他行」って難しいもんですよ。ですから、簡単なことでも、まず一つ一つ実行してください。例えば、食事の前「頂きます」という事でも・・・。「頂きます」とは、動植物の「いのち」を頂いているのですから・・・。お魚さん、牛さん、豚さん、あなたの「いのち」を頂きます。赦して下さい」という気持ちを込めて・・・。合掌 南旡阿弥陀仏

2022年1月20日 12:05
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有り難し
おきもち

衆善奉行・ 自浄其意

拝読させて頂きました。
あなたがその様に思われるのももっともです。私達人間はとても罪深い存在です。己の欲の為に他をおとしめ傷つけ命をも奪います。
ですからその罪深さにより誰でも地獄行きです。
仏教では思った瞬間でも罪となります。
独り占めしたい・自分だけ楽したい・あいつが憎い・あいつのものを自分のものにしたい・あいつなんていなくなってほしい・あいつに仕返ししてやりたい・あいとをおとしめて痛めつけてやりたい・あいつのことを殺してやりたい等々…誰の心の中でもその様な悪意がよぎる時があるでしょうし、心の中に湧き上がってくる時もあるでしょうし、もしかしたらその様な愚かな思いに私達の心は支配されているかもしれません。
あなたがおっしゃるようにその様な悪意を持った私達は地獄行きです。
だからこそその様な愚かな私達を仏様は善き方へとお導きなさって下さるのです。そして私達の生命終わる時には必ず仏様がお導きなさって下さり、既に仏様に導かれた多くのご先祖様がお迎え下さり、仏様のお浄土へと生まれることができるのです。そして一切の迷いや苦しみや痛みからも救われていき、悪意も悪言も悪業も罪も消え去り、心清らかに円満になりご成仏させて頂くことができるのです。
仏教の教えは八万四千の法門ありと言われていますが、その基本的にな教えとして『七仏通誡偈(しちぶつつうかいげ)』という短いお経があります。
諸悪莫作(しょあくまくさ)
衆善奉行(しゅぜんぶぎょう)
自浄其意(じじょうごい)
是諸仏教(ぜしょぶっきょう)
意味は
あらゆる悪をせずに
多くの善を進んで行い
自らの心を浄めよう
これがあるゆる仏様の教えです
私達が目指す道はこれです。
あなたが「せめてもの罪滅ぼし」とおっしゃっている通りその為に上記のことを生きている間もそして亡くなった後も心がけて実行していけば善いのです。
その様な教えに巡り合うことができたことは本当にかけがえのない尊いことですからね。どうかこの世に生を受けたことを改めに見つめ直してみてこれからの人生で心がけあなたの身の回りの方や大切なものにあなたの心を施していきましょう。それがあなたの生きる意味でもあると私は思います。
あなたがこれからの未来を大切な方やものと一緒に心から豊かに幸せに生き抜いていかれます様心より祈っております。そしてあなたを心より応援しています。

2022年1月20日 17:28
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

おふたりともありがとうございました。
私は生き物の命を頂いてるということを重く受け止め、感謝の気持ちを忘れないようにします。
人間の糧となった全ての生き物が天国で安らかに眠ることを祈ります。

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