友人の死、悲しい必然の乗り越え方
先日友人が18歳という若さで亡くなりました。
通夜に参列しましたが詳細が語られる事はなかったです。
大学の同級生でした。短い時間ながらもトランプで遊んだり一緒に帰ることがありました。
彼女は才色兼備そのもので、殆どの学生が2年次か3年次に留学するのに対して1年次が終わり次第留学する事になっていた程です。その留学を目前にして亡くなってしまいました。
落ち着いた人柄で今思えば達観したような優しい子でした。
その子が亡くなったと聞いてとてもショックを受けました。
今は悲しさと共に、その子が亡くなった因果、縁起について考えさせられてしまいます。なぜそうなってしまったのかと。
考える余り自分が原因だったのではないかとさえ思ってしまいます。
彼女の気に入っていた曲の歌詞が、好きな人と別れるのが辛い、因縁だから一緒にはなれない、自分以外と幸せになるのは耐えられないという内容です。
彼女には彼氏がいると聞いていたので一線を引いた友人関係でしたが、友人として大好きでした。
彼女は誰にでも好意的な素晴らしい人格だったので、自分に向けられていた好意がもしかしたら愛欲だったのではないか、それを私は拒絶していたのではないかと考えてしまいます。
実際にそのような事を言われた訳ではないので、彼女にしか真相は分かりません。
しかし、それ程しか彼女が亡くなった原因が無いように思えてしまいます。
分からない事を考えるのは無用であると分かっていても、考えさせられてしまいます。
自分に原因があるにしろないにしろ、彼女が亡くなる必要は絶対に無かったと思います。あまりにも無念です。
葛藤を経て、私は彼女の分も勉学に励むと決意しましたが、悲しみと自責の念が残っています。
どの様にすれば悲しい必然を受け入れることができるでしょうか。
通夜の場では導師様も苦悶しながら万事無常であるとおっしゃられました。
分かっていても、受け入れられません。
ただ悲しいだけなのだと思いますが。
お力添えを戴ければ幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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悩みながらも、今いる人達と支えに手を伸ばしながら、生きていく
親しい人の突然の死は、関係者には当然受け入れられるはずもなく、時間が止まったかのようになってしまいますね。
なぜ、どうして、何も分からない自分が無力のように思えて。また、わかっていたとしたら、自分に何が出来たのだろうか、救ってあげられたのか、それを本人は求めていたのだろうか、余計に苦しめ追い込みようなことにはならなかっただろうか。いろいろ考えると、あれだけ交友関係があっても、誰も知る得ぬ 本人にしかわからない苦悩があったのでしょうね。
それでも親しかったならば、何か力になりたかったという気持ちが残りますね。
死に対しても、自分に対しても、悔しいですね。
気持ちは、行きつ戻りつつします。答えが出なくても、自分に答えを出したり、問い続けたり、どこかで気持ちの落とし所を探すのだと思います。辛くても、忘れたくないと、その辛さのまま生きることを選ぶ人もいれば、気持ちを閉じ込める人もいらっしゃる。
そこに正解はなく、そうでしか自分が立っていられないから、というのもあるでしょうね。
また、誰かに打ち明けたり、悲しみを共有することも、乗り越える一つなのかもしれません。
私はグリーフケアをしていますが、皆さん同じ人はいません。皆 悩みながらも、今いる人達と支えに手を伸ばしながら、それでも生きていらっしゃる。
私自身のグリーフもまだ解決していません。きっと答えも出ないままなのだと感じています。ですが、私には信仰があった。なぜ死ななければならなかったのか、私は何も出来なかった、とばかりに捉われる気持ちから、いつの日か必ず浄土でお遇いしましょうと、お念仏で繋がる生き方になりました。それが私にはしっくりくるのです。誰も責めず、ただ、遇えることを想う私でいたいのだと思います。
彼女やあなたの苦悩を思うと、こうして聞かせてもらうことしかできませんが。受け入れられなくてもいい、それも今のあなたの素直な感情ですもの。大切になさってくださいね。
それでも、こうして懸命に生き抜いた彼女を知ることが出来ました。誰かの命を想うあなたにも。
これ以上、苦しまずに済むように、私もここから静かに想い 手を合わせたいと思います。
合掌
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
いずれ、どの様な形であれ気持ちの落とし所がある。
いずれ、会えるというお言葉に希望を感じ、心が軽くなりました。
気持ちの先が見えない不安や恐怖があったと思います。
もしかしたら彼女や多くの人々も先の見えなさに苦しんでいるのかもしれないと思いました。特にこのご時世ですし。
万事無常という言葉は過去に起こったことに対して用いられる事が多いですが、未来に対しても同じ事が言えるなと思えました。やがて状況は必ず変わる。
この悲しさもいずれ落とし所が着くでしょう。
気付きを戴きました。
ありがとうございました。