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母の突然死

回答数回答 3
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始めまして、お世話になります。乱文をお許し下さい。
先月母を急性大動脈解離で亡くしました。
私は10年前に3人の子供を連れて離婚し、遠方から実家のそばに戻り暮らしております。
職場も近いため、毎日実家で母が昼食を作ってくれておりました。
母が亡くなった日も、休憩時間に実家へ向かおうとした矢先に父から電話があり、母の具合が悪く救急車を呼んだのですぐに来て、と連絡があり駆けつけると喉が苦しい、めまいがする、と母が言った矢先、横になり救急隊の方が到着した時には、深い呼吸になっており血圧も図れない状態でした。
たった25分程の間に母は亡くなりました。その日も昼食の準備の途中で、まな板には野菜が切ってありました。
今も思い出し涙が出ます。
毎日毎日、母より苦しんで亡くなった方や、若くして亡くなった方の話などを聞いたり、ネットで検索してみたりして自分の気持ちを安らげようとしてしまいます。自分より辛い思いをしている人が沢山いるんだと、言い聞かせようとしている自分が情けないです。
日に日に悲しみ寂しさが増し、どうしようもありません。
時間が経つと受け入れられるものでしょうか?
いつまでこの悲しみが続くのでしょうか?
いつもいつもそばで応援してくれ、末っ子の面倒を見てくれていた優しい母にもう一度会いたい、ありがとうと言いたい、この思いで胸が一杯です。
一人残された父の事も心配です。
お坊様、人間の命とは、こんなにはかないものなのですか?
天国で母に会えますか?


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

必ず会えますよ。今も、あなたの中で生きています。

あなたのご相談を読んで、お恥ずしながら私も涙がでてしまいました。せめて、お孫さんの手がかからなくなるまでは、頑張らないとという、お母さまの想いは途中で打ち砕かれたんだから、あなた以上にお母さんのご無念が私を打ってきました。また涙が溢れてきてしまいました。私も辛いです。
でもね、人間、というか魂は生まれ変わりするんです。この世に今回はこういう課題とこういう課題を持って生きてみようかと、自分で決めて生まれます。親や兄弟、友達も然りです。あの親の元で生まれたい、あの子を自分の子どもにしよう。お互いの気持ちが合致して、親子になったんです。お互いに違う因縁を抱えてね。因縁は人のものを受け継ぐことはありませんよ。自分の作ったものを自分で背負うんです。お母さんは娘であるあなたをサポートするぞと生まれてこられて、ある程度果たしたから、極楽浄土に帰られたんですよ。一から10まで甘えさせたらあなたのためにならないからね。あとは自分でやりなさいとね。仏さまの思し召しですよ。受け止めるしかありませんよ。あと50年か何年かはわかりませんかわ、お浄土では必ず会えますよ。私が保証します。会うないはずがありませんよ。ひょっとすると、お迎えは阿弥陀さまのお使いで、お母さまが来られるかもしれませんね。あなたの寿命が尽きるまで、しっかりと生きて生き抜いて、清々しい気持ちでお母さまとお会いになってくださいね。辛いとき、悲しいとき、寂しいときは、お母さまに語りかけてください。必ず聴いていて、助けてくださいますよ。お母さんなんだから。
皆さまのお幸せを心から祈っていますよ。どうかお幸せに、もっとお幸せに!お幸せに。
追伸
お言葉ありがとうございます。そこまで言っていただくと、愚僧ですが、僧侶冥利に尽きます。ありがとうございます。お母さまはもちろんのこと、ご家族の皆さまのお幸せを心よりお祈り申し上げます。

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個別相談可能
浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向きに楽しく愉快に生きていくためのヒントを自分自身も考え続けながら、また少しでも皆さんのお役に立てればと考えています。できるだけ、わかりやすく簡単にお答えしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。現在も整骨院をやっていますが、医療福祉関係の仕事に長年従事してきました。他に、知的障がい者施設の仕事に関わらせていただいています。また、イジメや引きこもりなど子どもたちのために何かできることがないか、現在模索中です。フリースクールをお寺で開講予定しています。仏教特に浄土学は死ぬまで研鑽だと思っていますが、居眠り専門なのが、課題です。

三年たてば楽になる

悲しみを乗り越えるにはまだ早い。
お母様に会いたければご自身を見なさい。
お母様の一部をいただいて我が身が生まれたのです。あなたはお母様そのものです。ご自身を大切に生きればお母様を失うことはありません。

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おきもち

「平等」という嘘を信じるな。 仏はこの世が不平等であり辛苦から絶対に逃れることの出来ない世界であるという。絶対に逃れることが出来ないにも関わらず、「平等」によって或いは「楽」によって人間が救われるというのは矛盾である。 不平等で辛苦極まりないこの世をあきらめ死後に救いを求めるのも人間否定そのものでお話にならない。 平等というのは自分が助かりたいという思いから生まれた自己優先の魔界の教えである。仏教はそうではない。 人を助けることを優先にすれば自分も救われるという考えだ。 人のために活きることで不平等が不平等でなくなり、辛苦が辛苦とも感じなくなるのである。 世のため人のために働いてみる。 「有り難う」 その言葉で、人はそれまでの苦労が苦でなくなるのである。 これが仏教の真の教えである。 生温い癒やしなどまったく意味がない。 積極的に人生を切り開くための教えに耳を傾けるべきである。 お寺やこのようなサイトの利用は一回にとどめなければならない。何度も相談するということは、まったく良くない傾向である。 お坊さんから聴く「仏の教え」によって生きる力を得て、二度とお寺に相談する必要がない幸せな人生を手に入れて欲しい。 本来ならば実際にお寺に足を運び相談すべきである。ここでご縁のあったお寺さんに必ず足を運ぶべき。それが億劫ならばその程度の悩みだということ。本当に切羽詰まっている人は必ずお寺に足を運ぶ。 その観点からご自身の悩みがどの程度のものなのかを推し量ってみることも有効であろう。 それと仏の教えが必要のない質問は無視する。なんでも応えてくれると思ったら大間違いだ。

また会えますよ

心からお悔やみ申し上げます。
突然のことでさぞ悲しかったことでしょう。
今は泣いてもいいです。
存分に泣いてください。

浄土教的には、
人は命が尽きると極楽浄土に行きます。
お母さんもそうです。
ですから、少し先のことになりますが、いつかは、あなたも極楽浄土でお母さんとまた会えるのです。
それまでは、お母さんは極楽浄土からあなた達を見守ってくれています。
泣いた後は、どうか元気を出して、見守っているお母さんを安心させてあげてください。
ご家族同士で励ましあって、悲しみを乗り越えてください。

また、手を合わせて位牌やお墓に話し掛けてくだされば、きっとその声を聞いてくれますよ。

人の命は本当に儚いものです。
ご家族と現世で共に過ごす時間を、これからも大切にしてくださいね。

合掌
南無阿弥陀仏

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おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答していますが、無知未熟ゆえに質問を読ませていただくことしかできないことも多々ありますがお許しください。 回答は私個人の意見や解釈もあり、場合によっては浄土宗の教義とは少し異なることもあるということをご了承ください。 また、寺の紹介ページに電話相談についても紹介していますのでどなたでも気兼ねなくご利用ください。 ハスノハのお坊さんがもっと増えますように。 合掌 南無阿弥陀仏

質問者からのお礼

聖章様、暖かいお言葉ありがとうございます。
涙が溢れます。
母に又会える、とおっしゃって頂き心が救われます。何度も何度も読み返しております。
父、子供達の為にも以前の明るい私はに戻れるように、そして母にのように優しく暖かい人間になれるように一生懸命生きて行きます。
ありがとうございます。

常在様、ありがとうございます。
母の一部を頂いて私がいる、確かにそうだ!と気づきました。
子供達もそうですね、母から繋がっているんですね。
母に感謝です。
少し元気が出ました。ありがとうございました。

三浦様 ありがとうございます。
今朝、出社前にご回答を読み涙が出ました。読み返したかったのですが、泣き顔での出社になるのでやめました。
父にこの話をして泣き、今も読み返し泣いております。
三浦様のお言葉に本当に本当に、救われました。
母が極楽浄土にいるなんて素晴らしい、母は幸せなんだ、と思えました。
母以上の年齢まで生きていたいです。
頂いたお言葉を一生の私の宝にします。プリントアウトして、お財布に入れておきます。私の生きる支えです。
感謝の言葉が見つかりません。ありがたいです。
何度も何度も読み返しております。感謝です。
乱文お許し下さい。ありがとうございました。

三浦様 、追伸ありがとうございます。
何度もお返事を読み返しているうちに、昨日とは違う自分がいることに気付きました。
最初は泣いてばかりいましたが、お言葉を読み返しているうちに嬉しい気持ちになり生きる勇気、母との楽しかった思い出、
母を笑わせるのが大好きで冗談ばかり言っていた事を思い出します。
あっ、やっぱり涙が出ます。すみません…
でも、今日は父と楽しく母の話をしながら食事しました。ありがたいです。少しずつ変化している自分がいます。
感謝、感謝です。ホームページ拝見させて頂きました。近ければお伺いしたいです。
又、心が折れそうな時はご教示下さい。ありがとうございました。

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