hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

主人を信じる自分の気の持ち方

回答数回答 3
有り難し有り難し 36

私は 高校生と中学生の息子がいる働く主婦です。
結婚して19年になります。
主人は厳しい人ではありますか、
家庭のこと、子供の面倒をよく見てくれ、家族でキャンプ、スキーに毎年行き、
恵まれた環境だと思ってます。
がしかし、昨夜、主人が飲酒運転していることが分かりました。
最近健康のため夜中に散歩やドライブに出ることがあり、
それらが終わってからビールは飲んでおり、
コロナ前、会社で飲み会があっても寝袋持参して、車の中で夏でも冬でも寝て、
次の日酔いが覚めてから帰ってきてました。
子供が生まれる前は、私が車で迎えに行ったりもしていたので、昨夜は飲酒運転してることがわかった時はまさかと信じられない気持ちと、怒りと、帰ってくるまで不安で押しつぶされそうでした。
私の運転に厳しく、マナーにも厳しい人がまさか、、
寝ていると思っていた私がリビングにいて、帰ってきた主人は?という感じでしたが私は主人に怒鳴りました。
「何してるの!何で飲んだのに運転してるの!1番やっちゃいけないことだよ」と。
主人はいつも飲む前に散歩に行っていて、昨日はたまたま飲んでから散歩に行き、そしてドライブにも行き、飲んだことをすっかり忘れてしまっていたと、、
私は「一瞬で全てをなくすんだよ!子供たちの人生も台無しになるんだよ!」と怒鳴りました。
喧嘩しても謝ったことがない主人が「ごめんなさい、二度としない」と言いました。私は「二度としないなんて当たり前だ」と言いました。
私は裏切られたことがショックでした。
そしても取り締まりで見つかっていたらと思うと怖くて仕方なかっです。
見つからなかったら良い問題ではない。
主人の二度としないということを信じようと思いたいのに、胸の中がざわつきます。これからどう主人と向き合えばよいかおしえてください。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

責めるだけではなくやさしく心理誘導も一家の安全運転

人間は選択をする。
なぜかそっちを優先する。飲酒運転が悪いと思っていながらもそれを選択する。
世の中もそうでしょう。
いじめはいけない、犯罪はいけない、わかっていながらそれをしてしまうのはなぜ?きれいごとではない。だからこそ、絶対にさせないためには責めるだけではダメです。価値をわかってもらうこと。
それをすることで何を失うかではピンと来ない。あなたにとって失われて困ることを感情的になって怒るだけでは正義の剣となってしまう。下手すると反発してあんなふうにキツく言われたら逆に「オスナヨ心理」でやってしまう可能性も生ずるのが人間の心理だとあなたもわかるはずです。モヤモヤする正体も何か自分がやっていることが完全に正しいのかどうかの引っかかりもあるのでは?
相手を責めて地元のヤクザ、ヤンキー、不良、グレた子供が素直に言うことを聞くでしょうか?同じです。だから、共に向かう。ともいき。ともゆき。供養。同じ良いことをshare。わかちあい。一方が正義過ぎて一方が悪者過ぎない。責められっぱなしでは居場所がない。正義で相手を切りつけたら血はでるは出る。
だったら、賢い監督や指導者の本を買って「どうすることが人を指導するうえでは適切なのか?」をこの現代の人間世界の人間心理、男性心理、夫の心理、父親の心理、酒好き人間のうっかり心理をも弁えてあなたがあなたや家族が路頭に迷うことはあなたも傷つけられるのが嫌なように、ご主人だって「この飲酒運転野郎が!(# ゚Д゚)この〇〇ーー!👣」といわんばかりに言われたら逆効果。相手を傷つけないように諭すのが夫婦の無血開城というものです。
お酒を飲む前に(飲むと感情論でケンカになるので)ちゃんと冷静に話し合って、愛するご主人の為にも、本日までさほど世間を騒がすような大事件を起こすことも無く(あったとしてもそこを容赦の精神で)何事も無く過ごしてこれた事を互いに称賛・褒め合って・讃え合って・感謝の心で・愛情込めて・優しく・上手に・銀座の高級ホステスもドン引きレベルで・バレーボール以上のナイストスで・ほめ殺し金メダル選手権代表の勢いで家族を守り、ご主人を二度と飲酒運転をしたくてもできないようにあなたが飲酒の前の儀式として「それでは鍵を預からせていただきます。我が愛する旦那様💑そして我が家庭の偉大なる大柱の旦那様⤴」と持ち上げながら鍵を預かればゴールド免許です✨

{{count}}
有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

信頼とは期待を押し付けることではない

まず大前提として、飲酒運転はいけません。
その中で、事故をせず、誰も傷つけずにお戻りになったことを喜びましょう。

ただ、その前提の中でも、人とは過ちを犯すものです。
『魔が差す』という言葉がありますが、人間には本当にミスがありうるのです。
19年の結婚生活の中でたった一度のミスであるなら、旦那さんがどういう風にミスと向き合ってきたかを見たほうがよいでしょう。

もちろんのこと、旦那さんの行動が常習的であればそれは相当な裏切りでしょう。
でも、たった一度のミスかも知れない。
ルーティーンが狂ったことで本当に忘れてしまったのかもしれない。
少しくらい大丈夫だと油断したのかもしれない。
ミスに向き合える人ならまだまだ信頼に足る人だと思いますよ。

{{count}}
有り難し
おきもち

日蓮宗の僧侶、啓誠(けいじょう)と申します。 修行に失敗し、一度は腐り切ったり、同僚とぶつかったり、挫折挫折の仏道人生を歩んでおります。 だからこそわかる、答えられることがきっとあると思ってHasunohaに戻ってまいりました。 精一杯、皆様のお役に立てるよう頑張ります。

北風と太陽

二度と、、
ということを守るのは酷ですね。
これまでを評価せず、打ち消し、いつダメになるかを待つようなものです。

それより、
今日も守ってくれてありがとう。
を毎日対話できる関係の方が、夫婦らしいかなと思います。

お酒を飲むことよりも、飲酒を責めることよりも大切なことがある。

{{count}}
有り難し
おきもち

hasunohaに出会えた私は幸せ者です。カニとおろし蕎麦と水ようかんが美味しい地方の町のお寺にいます。人混みは苦手、都会のイルミネーションやサイネージはまぶしすぎる。だけど、ここhasunohaでの対話があるから孤独じゃない。ありがとう。
社会福祉士、公認心理師として社会では働いてます。事業や組織を背負うと言えないこともあるけど、仏教を背負うと語る内容も変わります。悩みがなくても話してみたいときは相談ください

質問者からのお礼

お三方からご回答いただきまして本当にありがとうございます。
そんな考え方もあるんだと心救われた反面、やはり、警察に捕まっていた時のその後の生活を想像すると怖く、これでよかったと思えない自分がいて、主人の行動一つ一つに疑心暗鬼になってしまっています。
主人には平生を装った態度をとってはいますが、主人には信じるからと伝えながら信じることができていない自分がいて、今は、自分の心との葛藤のほうが大きいです。
「そんなことはしない」と信じ切っていたから、ショックだったのです。
本当に主人は反省しているのか?そんな様子も見えないので余計に疑ってしまいます。
それでもそんな気持ちを抱えていたら、きっと主人は察するでしょう。
自分が信じてもらえてないと思えば逆のことをしてしまいそうですね。
今は自分の気持ちと同向き合うかが課題になっています。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ