直葬で戒名付けず仮位牌が無い場合
父が亡くなり、親戚が全て地方のため直葬で送りました。何も知らずの初めての経験かつ1人での対応、安い業者のおかけで適当な説明で中途半端な終え方をしてしまいました。
火葬当日は読経、戒名、仮位牌無かったので、翌日に知人のつてでお経のみ自宅安置の状態で読んで貰いました。
以上の経緯での質問ですが俗名で本位牌を作る意味はありますか?また、その場合開眼供養はどうなるのでしょうか?
遺骨は永代供養となりますが、手持ち供養で位牌を作りたいと思っています。
宜しくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
戒名は仏弟子となった名前
お父様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
戒名と血脈は仏弟子になられたとき、その方の生涯の生き様に追贈されるものですから、菩提寺などで付けて頂き、荼毘に伏せたあとになったとしても、本来はきちんとお葬式で引導を渡して頂くことが望ましいと思います。また、ご自宅のお仏壇では出来る限りでですが、お水、お茶やお花、お線香、お灯明など五供養をお供えして頂くのが良いかと思います。
お釈迦様の教えに、「よりよい生き方をもって回向とせよ」とあります。お父様が喜ばれる生き方をしていただければ、先の五供養に勝る供養となります。お経にはその生き方が書いてありますので、般若心経などのお経を読んでさしあげてください。また、コロナ禍で親戚が集まることも難しいと思いますが、一周忌、三回忌と出来る形で集まり、法要を行い、お父様の思い出を語れる場を作れたらいいですね。
個別にご相談なさってみてはいかがでしょうか?
拝読させて頂きました。
お父様がお亡くなりになられたことを心よりお悔やみ申し上げます。そしてお父様が必ず心安らかになります様にと心を込めてお祈りさせて頂きます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
お父様は必ず仏様に導かれ、親しい方々やご先祖様方がお父様を優しくお迎えなさって下さいます。お父様は仏様のもとにて一切の迷いや苦しみからも救われて心から清らかに円満になり、安らかにご成仏なさっていかれるでしょう。そしてこれからもあなたやご家族の皆様や親しい方々を優しくお見守りなさって下さるでしょう。
ご質問の内容について今までの詳細な経緯がわからないのですが、
永代供養をお願いなさるお寺様がおありになるのでしょか?その場合にはそのお寺様から仏弟子として名であるお戒名を授与頂いても宜しいのではないかと思います。
ですからこれからのご供養やお位牌についてはそのお寺様からご指導頂ければ宜しいのではないかと思います。
永代供養がお寺等ではない霊園の場合には、ご縁のあるお寺様やご近所のお寺様にお話なさってみてお戒名をつけて頂き、これからのご法事にて授与頂ければよいのではないかと思います。
俗名での本位牌をお作りなさるということについては今後本当にお戒名を頂くことがないのかどうかご検討頂く必要があります。
本位牌は漆塗りの位牌ですからお坊さんから開眼供養つまり魂入れをして頂きご供養頂きます。ですから簡単に作ってしまって後からやはりお戒名を授与して頂きたいという場合には魂抜きをしなければなりません。つまりせっかく作った本位牌を作り直さなければなりません、つまり無駄になってしまい処分しなければなりませんので倍の手間の費用も掛かります。
本当に俗名で良いのかどうかをしっかりとお考え頂く必要があります。
詳細については様々なパターンがありますからお寺様やお坊さんに聞けないならば例えばここでオンライン相談を個別になさってみたりして参考になさってみてはいかがでしょうか?
いずれにせよお父様のご供養をこれから心を込めて可能な範囲にてなさって下さいね。これからもお父様はあなたやご家族の皆様をお見守りなさって下さいますからね。至心合掌