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生きていたいです

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好きなことが見つけられていない人には働く資格はないのでしょうか?

昨日面接を受けてきました。
もう年齢も年齢で、決して若くはありません。転職回数も多く、早く安定しなくてはと思うのですが、好きな訳でもなく、したくもないことを何十年も続けなくてはいけない現実に憂鬱になります。

それでも、両親を安心させるため、お金を稼ぐため、老後のため、生きるため
その為に働かなくてはと常に考えて働いてきました。

ですが、面接で面接官から「転職回数や続かないことには何か理由があるのではないか?」
と問われ、楽しくないから飽きてしまうことが一番の理由だと思うと正直にお話ししました。

それから、好きなことや今までの仕事の中で一番楽しいこと等を聞かれたのですが、答えられませんでした。

嘘を綺麗に語っても良いかもしれませんが、自分にはそれができませんでした。

「これから先もこのように転職を繰り返して生きていくとどこも雇ってくれなくなってしまうよ?」と言われ、図星なため涙が溢れそうになりました。

全部わかってるんです。
好きなこともなくて、目標もないんです。
できることをしてきただけで、楽しくて働いてきたことなんてないんです。

この覚悟で働くのは本気で働いている人に失礼だってこともわかってるんです。

それでも無理して働かなくては、両親に申し訳ないんです。生きていけないんです。

好きでもない両親に怒られないように必死に生きてきました。怒られない選択肢を選んで必死に生きてきました。これは自分に失礼な生き方ですよね。自分は自分のために生きていないような気がします。

本気でなくては働いてはいけないのでしょうか?

好きな仕事なんてないから本気になんかなれないんです。

就職しようとすることが迷惑になるならどうすれば良いのでしょうか?

消えることができるなら消えたいですよ。

どうして普通に生きているだけなのに社会は心を抉るのでしょうか?

相手の言っていることはごもっともで、自分は情けない人間なのは理解しています。だからこそ、自分はどうすればいいのかわからなくなってしまいました。

自分は死んでいるよりも迷惑な気がします。死んでいるのに酸素を盗んでいる状態なのではないでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

感情が動くまで続ける

なるほど、幼いころから感情を抑えるようにされてきたのだと拝察します。
それは大変なことであり、ご苦労がしのばれます。

しかし、あなたは一つ勘違いをしているようです。
世の中の人が皆、『好きだから本気である』と思っていることです。
もちろん、運よくそういう道に出会う人もいるでしょう。
一目惚れの相手と縁を結んだ人などがそうです。

でも、多くの人は違います。
『本気だったから好きになった』のです。
人間、最初は誰もがうまくいきません。
上手くいかなければ辛いです。しんどいです。
挫折もします。現実を見せつけられもするでしょう。
それでも、折れず、続けた人間が少しずつうまくなり、『好き』と言えるのです。

仕事も、スポーツも、遊びですら同じです。
ボールの取れないキャッチボール
指が動かないギター
舌が回らないプレゼン
定石も知らない将棋
初心者は特殊な例を除き、楽しいと思うことすらできないのです。

仕方なくでも、無我夢中ででも、嫌々でも、誰かと一緒でも、なんでもいい。
初心者と言われるレベルを抜けて、初めて面白いところに到達するのです。

飽きたなどと言わず、一つを続けてみる。
そうでもしないと、いつまでたってもその虚しさはついて回りますよ。

追伸:
本気で面接を受けるかどうかですか
面接とは、企業側がその人を見極めるためにやるものであり、失礼だと感じたら採用しないだけです。
面接における“礼”とは志願者が有利になるために行うものであり、“本気”などその中の一つの方法でしかありません。

あなたは『楽しいことしかやらない』をやりたいんでしょう。
私が申しあげたのは『楽しいことを作る』方法ですから、やるやらないは自由です。

さらに追伸:
私の追伸が責めているように感じたのですね。
安心してください。
文章の通り、『自由である』と言っただけで責めておりませんし、あなたを嫌にもなっていませんよ。
だから謝る必要はありません。

時間を置いたら何かやる気になる時もあるかもしれません。
本気でなかろうと、別にそれでそれで生きていてダメなことはありませんから、のんびり生きることをお勧めしますよ。

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有り難し
おきもち

日蓮宗の僧侶、啓誠(けいじょう)と申します。 修行に失敗し、一度は腐り切ったり、同僚とぶつかったり、挫折挫折の仏道人生を歩んでおります。 だからこそわかる、答えられることがきっとあると思ってHasunohaに戻ってまいりました。 精一杯、皆様のお役に立てるよう頑張ります。

全ては味わうことですよ。

辛い胸の内をご相談頂きありがとうございます

例え話しなんですが、、、
母親がお乳だけから離乳食に切り替わる時期の赤ちゃんに、離乳食を作る時、、、
赤ちゃんが自分でちゃんと味わうように工夫します

そうでないと、赤ちゃんは離乳食を食べることすら拒否しますから
ミルクばかりを飲んできた赤ちゃんにとって、離乳食は最初は食べ物には見えません

でも、それはとても大切なことで変ものや毒があるものを食べないための本能です
だから、嫌という感性も大事なんですよ

だから、お母さんは赤ちゃんが食べやすい大きさやトロミや味を工夫するのです。、、、だって赤ちゃんは自分では工夫も出来ないし、何もわかりませんから、、、

でね、離乳食が食べられるってわかると赤ちゃんは食べるという事を覚えはじめて、味わうという素晴らしい能力に気付きます

しょっぱいもの、酸っぱいもの、甘いもの、渋いもの、そしてそれらが合わさった複雑なもの、、、

味わうことで、赤ちゃんは自分がどんなものが好きなのかが分かっていくのです

人生も仕事も、しっかりと味わってみないと、自分にとってどうであるかなんてわからないものだと私は思っています

形だけや、対人関係や、仕事の種類やらだけで見ていると、その仕事の本来の味がわかりません

仕事は誰かが離乳食のように工夫はしてはくれませんから、貴方がご自分で、少し工夫をしてみてはいかがでしょうか?

小さなこと、一つひとつ、自分はそこに何か楽しいと感じる味は無いかなって…可能なら赤ちゃんのようにワクワクとして…感じとってみてはいかがでしょうか?

多分貴方は味わうのが苦手なのかもしれませんね。

ちょっとずつ、ちょっとずつ、
味わうことを初めてみませんか?

味わえたら、自分の好みや仕事のやりがいに気がつくかもしれませんよ

人生は本当に味わい深いものです

貴方は年齢もお若いですし、
まだまだ、これからですよ

合掌

追記、もし、責めるような文章に感じたのならごめんなさい。

自分は自分 無理をして変えようとしなくても、必ず自分が生かされる時が来るものです
 
他人にとっての理想的な誰かになる必要はないと思います
人間は例外なく皆それぞれ迷惑をかけ合ってトラウマをかかえて生きています だから生きていてくださいね。必ず生きてて良かったと思える時が来ると思います

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有り難し
おきもち

個別相談可能
仏道に入門して40年が経ちました。 死ぬまで修行を続けるのがお坊さんだと思っております。 法昌という法名で、和歌山県の高野山の西禅院が所属寺院ですが、 普段は東京都町田市のマンションで手作りの密壇でひたすら修行を続けている  はぐれ行者です。 伝法灌頂も中院流の一流伝授も授了させていただいております。 娘を持つ母であり、一家の主婦でもあり、親の介護もあったりします。 エッセイや文章、そして漫画家として漫画も描いております。 イーハトーブクリニック萩原医師の指導をいただきヒプノセラピスト(催眠療法士)でもあります。 基本的に隣のおばちゃん的な、でも変わった尼僧です。
ご相談可能な時間はその日ごとに違うので、いくつかご都合を書いてくださいね。 人生で悩んだ時に、最善の答えを与えてくださるご神仏と、あなたは心の奥で必ず繋がっています。ご自身の心の中からご神仏のお答えが受けられるようにアドバイスをさせて頂きます。 ◆著書:「神さま仏さまがこっそり教えてくれたこと」「迷いをすっきり消す方法」「幸せを呼ぶ仏像巡り」

質問者からのお礼

わかっていても続けるのが辛くなってしまうのは、どうすればいいでしょうか?

それと、本気ではないのに面接を受けるのは失礼になりませんか?

自分が行動を起こすことで迷惑をかけてしまうと辛くなります。

楽しいことしかやりたくないのは事実ですが、どうして責めるような言い方をされるのでしょうか?
それは人から責められることなのでしょうか?

責めたわけではないんですって答えるのですか?

何か嫌なことを言ってしまっていたとしたら謝ります。ごめんなさい。
質問をしてしまいごめんなさい。もうしないので安心してください。

楽しいことを作るのも、何かを頑張るのももう疲れました。
それは何度も試してきたのです。
もしかしたらここで苦しみが解放されるかもしれないと思っている甘えた自分がいました。

壁にぶつかったら諦めて引き返すような、転んだらそのまま空を眺めているのが好きな、最底辺で努力もできない人間なんです。
わかっているから辛いんです。
それをわかっていて変えることもできない救えない人間です。
質問をしてしまい申し訳ありませんでした。

ありがたいお言葉に
決心ができたような気がします。
ありがとうございました。

自分はこの世界で生きていていいと背中を押してもらいたかったのだと思います。完全に甘えていました。
この世界は自分には厳しかったです。

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