サークル内恋愛について
こんにちは。大学生の女です。恋愛についての相談をさせていただきたいです。
私はもともとサークル内恋愛をしていました。ただその彼とは、恋愛への温度差が原因でなかなか上手くいかず、しばらく付き合った後私から別れを告げました。
悩みというのは、その後私に同じサークル内で別の好きな人が出来てしまったことが始まりです。元彼と別れる1、2ヶ月前くらいから徐々に距離を置いていたのですが、その間に元々友達としてとても仲の良かった人が気になり始めてしまいました。
同じサークル内で2人目というのは、元彼にも好きな人にもサークルの仲間にも、みんなに気を使わせてしまって申し訳ないという気持ちと、私も彼もこれからあまりサークルに顔を出せなくなるので、想いを伝えるなら今が最後のチャンスだ、という気持ちとでとても悩み、より後悔が少ない方はどちらかと考えた時、私は想いを伝える方を選択しました。
その結果、幸いにもお付き合いすることは出来たのですが、別れた時期と付き合い始めた時期が近いということもあるのか、申し訳ないという罪悪感がずっと消えずうじうじ悩んでおります。自分で悩み決断したことなのですから、すっぱり前を向かなければと思うのですが上手くいきません。こんな調子では、せっかく付き合ってくれた彼にも申し訳ないです。どのように気持ちの整理をすればよいのか、アドバイスを頂きたいです。
長文失礼いたしました。何かお言葉をいただけると嬉しいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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一歩踏み出せた貴女ならきっと大丈夫
ゆきこさん、こんにちは。
初めまして、沙門 亮鷹と申します。
まずは想いを伝えることに踏み切った貴女の勇気と行動力に拍手を送らせていただきたいと思います。
文面から拝察するに決断するまで、おそらく貴女はたくさん考え悩まれたのだと思います。
でも、貴女は想いを伝えました。その行動力は素晴らしいものです。
そして、想いが伝わりお付き合いされることとなった。これもまた素晴らしいことです。
少し話は逸れますが、真言宗の宗祖、弘法大師空海様の「般若心経秘鍵」という著作に「迷悟われに在れば、発心すれば則ち到る。」と書かれています。
「迷いも悟りも自分の中にあるのだから仏の修行をすると決意をすれば必ず悟りの境地に近づける」
という意味です。
わかりやすく言うと、一歩踏み出すことの大切さ、仏様と自分を信じて前向きに進むことの大切さを説かれています。
さて、本題の
>別れた時期と付き合い始めた時期が近いということもあるのか、申し訳ないという罪悪感がずっと消えない
とのことですが、お付き合いの時期が重なっていた(二股していた)わけでもないですし、申し訳ないと思う必要はありません。元彼と別れてから今の彼とお付き合いを始めたことは貴女の誠実さの証です。何より、ご縁によって導かれた結果です。
きっと貴女は想像力豊かで優しい方なんでしょう。
でも今貴女が感じておられる罪悪感は勘違いです。
貴女の行動力から拝察するに本来十分前向きな人です。ですので、何も気にせず自分の選択を信じて、今の彼とのご縁を大切に楽しい時間を共有してください。
そしてそれが、貴女や今の彼氏はもちろん、前の彼氏やサークルの仲間とのご縁を大切にすることにも繋がります。
「大丈夫、貴女は悩みながらも前向きな選択をし行動できたのだから!」
これからも時に悩みながらも前向きな選択ができますように、ささやかながらご祈念いたしまして回答とさせていただきます(^人^)合掌
気持ちよりも、絡まった人間関係を整理できたら良いですね。
有り体に言っても、「サークル内恋愛で離れたりくっついたり」ということですね。
想像するに、それは大変に気まずいでしょうね。
その気まずさを生み出す渦の、まさに中心にいるのですから、あなたが感じる気まずさは、現状の人間関係が続く限り消えないと思います。
罪悪感を感じているということですが、あなたが感じているのは周囲への罪悪感ではなく、振った相手からも、新しい彼氏からも、サークルのみんなからも、なるべく悪い人とは思われたくないと心のどこかで思ってしまっている(かもしれない)自分自身に対する嫌悪感ややりきれなさ、悔しさのようなものなのではないでしょうか。
「好き」という感情や「もう好きではない」という感情を人間が自分の意思でコントロールすることは出来ません。ですから、感情の面ではあなたは悪くありません。ただ、「別の人と付き合うために振った」?という感情のままの行動という面では、悪くないとは言い切れません。
ですから、あなたの感情についてはあなたに罪がないように、周囲の人がはたからあなたの行動を見てあまり好ましく思わないという感情を持つことについても、周囲に罪はありません。
また、自分ひとりだけに関係することなら、「自分の思いと決断ですっぱり」で良いと思います。が、なにぶん相手がいることです。そうもいかない。というか、渦の中心のあなただけ先に「すっぱり」したらかえって酷いです。わたしは、相談をくださったあなたのことも心配ですが、いや正直に言えば、あなたよりも、あなたの振った元彼の方が心配です。
とはいえ、後に尾を引く負の感情が一切ない恋愛の終わりなんてほぼあり得ません。むしろ「ない」と言って良い。「あなたの心の中に傷ひとつも残せないで愛と呼べるはずもない」と『19:00の街』にもあります。『ダンデライオン』という歌もある。元彼には強くなってほしい。
感情に向かい合って、引きずるべきものは引きずれば良いと思います。感情を整理したくなる気持ちは理解できますが、無理に整理できるものではありません。思い通りに整理がつかないものがこの世界にはあります。
仏教では「一切皆苦」、すべては苦であると説きます。「苦」は「くるしみ」ではなく「思い通りにならない」という意味です。自分の恋愛の感情に向き合って仏教の真理の一つ「一切皆苦」に触れられたゆきこさんは幸いです。