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供養と四十九日の考え方について 

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先日、母が急死しました。私は近くで暮らす娘です。近々仕事を辞め、その後は年老いた両親に寄り添っていこうと思っていた矢先のことでした。
母の葬儀の後、私はコロナに感染。退職の日が迫り後任への引継ぎもあり、母が亡くなってからの1か月は自宅療養と引継ぎにすべての時間を割き、ろくな供養もできぬまま過ごしました。やっと退職となった翌日、今度は父の体調が急変。手術をして今も入院中です。
私が療養と仕事に専念し父では準備が進まなかったこと、コロナ禍で墓石の準備が整わない事情、急な別れだったからこそ父不在ではかわいそうとの思いなどから四十九日の法要は延期。墓の完成と父の退院を待って法要や納骨を行おうと考えています。いたしかたなかったとはいえ実の娘から充分な供養を受けなかった母、四十九日の法要を勝手に延期された母は成仏できないでしょうか。今になって毎朝水やお茶や炊き立てのご飯を備えたところで四十九日までにできていなかった罪滅ぼしにはならないでしょうか。「申し訳なかったね、今からでも供養させて」と手を合わせるのは身勝手でしょうか。
また妊娠中の娘から「安産祈願へ一緒に行こう。そのあとあちらのご両親とお食事でも」とお誘いを受けています。四十九日…日数は過ぎていますが、実際に法要や納骨はまだなので、事情を話し、ご遠慮した方がいいのでしょうか。

2022年3月18日 17:03

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

こんにちは。お悔やみを申し上げます。

 法要は本来、正当日(当たり日。四十九日法要なら49日目)より前に行うものですが、コロナやお父様のご事情などの延期ですのでやむを得ないでしょう。とは言っても伸ばし伸ばしにならないようにしたいものです。例えばお父様のご様子によっては、お父様を除いたご親戚で、百ヶ日に法要を行い、納骨はお盆や一周忌などのタイミングで行うなど柔軟に考えても良いでしょう。菩提のお寺さんに相談してみましょう。安産祈願についてはあなたに行きたい気持ちがあれば行っても問題ないでしょう。

2022年3月18日 19:26
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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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質問者からのお礼

早速お寺や親戚に相談してみようと思います。相談をさせていただいて気持ちがすっきりしましたし、今自分が何をすべきか見えてきました。ありがとうございました。

「供養全般」問答一覧

深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

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