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仕事を辞めたい

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仕事を辞めたいです。
20代女です。去年入社した会社を辞めたいです。
金融機関なのですが、私が入った支店は県内でも特に大きいところでお客様が多く、1人に回ってくる仕事量もとても多いです。去年は同期と仕事がとてもできる先輩がいて3人で回していたのですが部署異動で2人が今年から違うところに配属になってしまい、私と新卒の女の子2人で4月から窓口業務を行っています。臨時の方は数名いらっしゃいますが、みんな定時には帰ってしまうので内部の大きめの仕事や備品の管理、通帳、伝票の補充、粗品の注文などの中の仕事は実質私がすべてとりまとめなければならず、残業時間は45時間をオーバーしてしまうので毎日帰った体でタイムカードをつけて21時、22時頃まで仕事をするのが普通になってきています。
明らかに1人ではできない量で初めてやる仕事を1週間以内に、などの期限を設けられることが多くキツイです。部長などは「わからなければ先輩に聞いて」とばかり言って別の部署に移動した先輩に全部委ねようとします。先輩だって自分の仕事があるのに、仕事が終わってからタダ働きで私の仕事を手伝ってくれていてとても申し訳なく、居心地が悪いです。別の部署の人達も私が先輩に頼りまくっているのできっといい顔をしていないと思います。
元々別の業界志望で就職活動をしていましたが、上手いこといかず両親の考えとしても浪人はやめて欲しいと言われたので内定を頂いたこちらに就職しました。入りたかった企業は難しい試験が多いので、入社してからも帰宅した後や休みの日にそちらの方面の勉強をずっと続けていたのですがこう残業が多いと疲れてしまって思うように物事が進みません。
一言「辞める」といえば済む話なのですが、バイトでもあるまいし仕事はそんなにポンポン辞めるものでは無いと思って踏ん切りがつかずにいます。加えて私がもし辞めると新人の子に全て降りかかるのが可哀想だとも思ってしまいます。
無責任でしょうか?私が辛抱が足りないのでしょうか?石の上にも3年と言いますが、もう限界です。
長々とすみません。ご意見よろしくお願いします。

2022年5月13日 9:15

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

よくよく検討なさって下さい

拝読させて頂きました。
あなたがお仕事を辞めたいと思っておられることを読ませて頂きました。
あなたがそう思われるのは仕事の量が多くてとても辛く疲れ果てておられること、そしてそもそも別の業界の仕事をしたいからかと想像します。ただいざ辞めたいと思っても残された方々のことを思うとなかなか辞められないと思ってしまうのですね。あなたのそのお気持ちお察しします。
ひとまず一息ついてみて心を落ち着けてみて下さいね。それからゆっくりとあなたの心やお気持ちにお向き合いなさってみて下さい。あなたのこれからの人生や未来についてゆっくりとお向き合いなさってみて下さい。
確かに石の上にも三年という言葉がありますけども、それは自分が志を持って歩み始めたことについてですし、自分が間違いないと選択した道についてだと私は思います。いかがでしょうか?
あなたが歩んでいきたい未来や道もあるかとも思います、そしてあなたが社会に出て自力で生きていく道としてもあると思います。生活面でも経済的な条件もじっくりと鑑みてあなた自身のこととしてよく検討なさってみましょう。
或いはあなたが今の仕事を辞めてあなたがやりたい仕事があるならば再度その業界や人や仕事について情報を集めて経験者の方々からもお話しを聴いてみましょう。
どんな業界でも仕事でも甘くはありません。あなたが本当にやっていきたいところやことなのかをじっくりと検討なさってみましょう。
やはりそう検討なさってその業界や道に行きたいならばあなた自身でしっかりとご判断なさって下さい。その場合には今の仕事についてはしっかりと線引きしましょう。会社組織ですからあなたが退職なさったとしても必ず仕事は回っていきますからね。会社とはそういうものです、どうか安心なさって下さい。
あなたがしっかりとご自分にお向き合いなさり、じっくりと検討なさってあなたの未来をあなたの歩む道を選択なさり、あなたがこれからの未来を心から充実なさって生きていかれ人としてお健やかに成長なさっていかれます様に切に祈っています。

2022年5月13日 12:18
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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ブラック企業の状況を、放置しないことが大切。

サービス残業は、明確な労働基準法違反です。
雇用者である会社は、労働基準法を順守する責任がありますし、ご相談者さまの状況を改善する義務があります。

36協定で定められている月の残業時間45hを超えて、毎日22時、23時までの残業が常態化しているということは、過労死ラインと言われている月100hオーバーになっていると思われます。

これは違法行為です。

この状況では、心と身体への負担が過度に蓄積し、正常な判断ができなくなるほどまでに追い詰められて、心の病気などへの危険性が極めて高くなってしまいます。

このブラック企業の状況において、何よりも最も大切なことは、
「ご相談者さま自身を守ること」です。

タイムカード、実際の勤務時間などを記録して、労働基準監督署に相談、通報すれば、労働基準監督署が会社に調査に入り、是正勧告などの対応をするはずです。
金融機関であれば、社会的責任について放置することなく、状況改善をすると思います。

通報することで、もしかしたら、その会社に居づらくなるような雰囲気ができてしまうかもしれませんが、そうなってしまったら、それはその会社の限界です。見限って、ご相談者さまは、ご自身の夢を追う道を選ばれることも一つです。

何より、ブラック企業の状況は、放置しないことが大切です。
誰かが我慢をしてしまうと、他の人にも同様のことが求められてしまうことがまかり通ってしまい、よりさまざまな被害の拡大を引き起こすことにつながります。

あるいは労働組合に相談するということも選択肢のひとつですが、すぐにでも労働基準監督署に駆け込む必要があると思います。

残業過多については、よほどの明らかな故意、怠慢などの問題がない限り、労働者には一切の責任はありません。雇用者側に全ての管理責任があります。

何より、ご相談者さまが、ご自身を守られる行動をとられることが大切だと思います。

2022年5月14日 11:05
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有り難し
おきもち

1971年生。岐阜大学教育学部卒業。医療法人に就職し、医療事務、経理、総務...
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