人との距離感がわからない
医師に診断されたわけではありませんが、自分で調べ、自分が境界性パーソナリティー障害の可能性があるとわかりました。簡単に言うと気持ちのコントロールができず、俗にいうわがままです。
家族は知りません。わかったきっかけは友人と不仲になったことからです。
今年から大学に進学し、新生活が始まります。
そこで質問です。
友人の作り方、また人との距離感、気持ちのコントロールの仕方等アドバイスをいただきたいです。
気持ちのコントロールは例えば、些細なことでイライラしたり、悲しくなったりしたときのことです。
常に生理前後のような精神状態です。
読みにくい文ですみません
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やわらかなる容顔を意識すべし。
今晩は。
貴女のご質問の要点でもある、友人の作り方、人との距離感、浮き沈み激しい気持ちのコントロールの解決策は全て三つ目の気持ちのコントロールが鍵を握っているのだと思われます。
貴女自身もすでにおわかりの事と思いますが、ご友人と不仲になってしまわれたのも気持ちのコントロール、貴女のわがままなご性格が原因なのです…。
先ずはゆっくりでも良いですから気持ちのコントロールが出来るような心構えを身に付けていく事が大切なのではないでしょうか?
曹洞宗開祖 道元禅師様が残された言葉に次の様な言葉がございます。
「ただまさに 、やわらかなる容顔(ようがん)をもて 、一切にむかうべし」 つまり「いかなる場面においても、ただだただ柔和な態度で物事に接しなさい」と仰られています。
この言葉…頭では理解できても
実際行動に移すとなると、私達人間の心はコロコロ常に変化するから心と言うだけあってイライラしたり、悲しくなったり、嬉しくなったりと浮き沈みが激しく、常に柔和な優しい態度で物事に接するということは中々難しいものです。
それならどうすればいいのか…。
それは、自分の気持ちは思い通りにコントロールできないものなのだと「明らめること」要するにコントロールできない現実を直視し、ありのままの自分の心を受け入れるていくしかないのです。
そうした上で貴女のばらつきのある心、わがままな部分に留意しながらも常に柔和な優しい態度で物事に接することを心掛けていけば幾分か気持ちも安らかなものになって行くのでしょう。
そうすれば自然と貴女の人との関わり方も変化していくのではないでしょうか。
隆介 合掌
利他ということをこころがけてはどうでしょう
a0さん、ご質問ありがとうございます。
人間関係の上で自分の気持ちのコントロールができない。
ということのようですね。
ご自分で「わがまま」とも書いていらっしゃいますので、
そちらの方がわかりやすいかと思います。
「わがまま」を使いますね。
仏教では利他行というのを大事にします。
親鸞聖人は『自利利他円満』とおっしゃいました。
わがままとは人のことを考えずに自分を押し通すことです。
人間なら、たいていは真っ先に自分のことを考えます。
「利他」とは、他人のことを考えるといったら良いでしょうか。
どうしても最初に自分の利益を考えてしまいますが、
何かをするとき、他の人の利益も考えてみましょう。
(「利益」としましたが、金銭的なものばかりではありません。
「自分のため」「人のため」くらいで良いと思います。)
夏目漱石は「利他的個人主義」という言葉を使いました。
普通に使われる「個人主義」とは少し違う意味なのですが、
自分を活かすためには「他人のため」も考えなくてはいけない。
というくらいの理解でも良いかと思います。
自分を活かすためには他人も活かすことが必要です。
心の中に「自分」だけではなく「他人」もおいてみてください。