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厄年

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有り難し有り難し 28

今年で旦那が42歳になります。本厄です。旦那の親から先日、本厄の厄落としのためにと10万円送られてきました。厄払いや厄落としのために周りの人たちに丸いものを送るようにと。私は自分の厄年は、長男の出産のため、厄落としはしませんでしたし、お金をいただいものは、出産返しにかわりました。旦那は、私を信用してくれておらず、使い込んだと言います。私は、緊急をようさない限りは、お祝いのお金は使わないようにしています。この度の10万円も、私が使い込むと思われていてかなりショックです。旦那は私以外の家族には優しいです。子どものためにはまだ離婚はしていません。厄年ってそんなに根積めて考えるものですか?私が悪く言われないといけないのでしょうか?

2022年6月5日 18:37

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

身体や心、環境を見直していこうという適齢期にあるということ。

厄といっても気にすることないのですけれどね。厄年だから何か起こる、そのために祓わなければというのは、実際には歳のせいでもなく、年齢的に今までのような無理をしては 今後に影響してきますよ〜身体や心、環境を見直していきましょうという適齢期にあるということなのです。
ですから、厄払いをしたって、本人が自分を顧みなかったら、いろんなところに不調が出ますし、それは厄年に限りません。丸いものを送るというのも、私は初めて聞きました。地域の習慣や信仰により、バラバラなんですよ。お餅をまいたりすり地域もあるみたいですが、することに意味があるというよりも、自分や周りを気にかけて生きましょうという心得なのですよね。
私もとっくに過ぎましたが、もちろん何もしていませんし、何も起きていません。日々を大切に過ごしています。そういうもんですよ。

10万をどのように使うかですが、夫の親が息子(あなたの夫)のためにしたことですから、夫さんが好きにしたらいいのかもしれませんが。結局、親心は夫さんには届いていないようですし、臨時収入にしか思っていないのでしょうね。あなたが使い込むというより、親が自分にくれたものと思っているのではないでしょうか。

夫さんに、「あなたからお母さんに、連絡をいれておきなさいよ」と投げてしまったらどうですかね。

悪く言われたのは、夫があなたに言ったの?勝手な人だよね。今回のことでも、信用できなくなりましたよね。

もう放っておいたらどうかしら。あなたは、しっかりヘソクリをして、もしもの時に備えましょう。このまま夫に尽くすだけの妻なんて、やってられないですよね。

2022年6月6日 0:27
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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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そのお金で丸いものを買いましょう

こんにちは。

 あなたの気持ちに沿わない回答になるかとは思いますが

 厄年については、過去にもたくさんの問答があるので確認していただければ良いですが、体力的に無理が利かなくなってくる年頃であり、外から何か悪いものがやってくるものではありません。また「役年」ともいわれ、地域で何らかの役割が回ってくる年齢ともいわれます。あなた自身も厄年に出産をされたとのことで、あなたに「母親」という役割が増えた年齢と重なります。
 厄年に丸餅などを配る習俗があるというのも聞いたことがあります。厄年自体は迷信的な要素があり過度に恐れる必要はありませんが、習俗は大切に守りたいものです。このたび義両親から丸いものを送るようにとお金をいただいたのも、あなたやあなたの夫さんに何か悪い事が起こらないようにという気持ちが込められているものだと思います。あなたもお子様に雛飾りや兜飾りなどをしたり、してもらったりしたと思います。言ってしまえば飾っても飾らなくても同じでしょうが、やはり親としては子供の健康などを願い飾るもの、飾らずにはいられないものだと思います。それと同じで、あなた自身はもしかしたら無意味と考えているかもしれません(それについて否定はしません)が、義両親さまの想いに沿うような使い方をするのが良いと思います。

2022年6月6日 10:43
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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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質問者からのお礼

大変ためになりました。ありがとうございます。

「仏教全般」問答一覧

良い人・優しい人が損する理由

YouTubeのオススメに「良い人・優しい人が損する理由はこれです」みたいな動画があったので、とりあえず観てみました。その動画には「ブッダの教え」というサブタイトルが付けられていました。 優しさと思いやりが、いいように利用され苦しむ主人公の話でした。 その後、主人公が見つけた答えは、 ①「自己尊重と他者への尊重のバランス(自分自身と他人の間に健全な境界線を引く)」 ②「自分の気持ちや考えを尊重してもらえない関係は健康的ではないと理解しそのような関係とは距離を置く」 ③「支援や協力が真に価値を持つ場合にのみそれらを提供するようにする」 というものでした。 私にはとても良い話に感じましたが「我を無くす」から遠のいてるようにも見えて、この話をどこまで鵜呑みにしていいのか迷っています。 「ブッダの教え」とありますが、この動画に出てくる登場人物名や逸話をネットで検索してもそれらしいソースが見つかりませんでした。 (生きにくさを抱えた現代人向けの創作?) ここでお坊様方にお聞きしたいのは①②③は仏教的に見て、実行しても大丈夫な内容でしょうか。 またお坊様方の考えなどもお聞かせ頂けたらと思います。 よろしくお願いします。 補足です。 私は優しさ・善良さとは程遠い人間ですが、周りではよく聞く話だったので、このテーマに関心がありました。

有り難し有り難し 9
回答数回答 1

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