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10年以上憎しみを捨てられない

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有り難し有り難し 6

久しぶりに投稿いたします。以前から何度も方丈様方に相談をしておりました、大学時代の同級生のことです。

3年ほど前、どうしても会いたくない、トラウマのようになっている、「もう関わらないでほしい」と言われている同級生がいる。その同級生が友人の結婚式に来ることについて相談をしました。
大変温かいお言葉をいただきました。本当にありがとうございました。
結局友人の結婚式は仕事が忙しいことを理由にお断りをしました。友人に結局、「どうしても同級生と会いたくない」ということをお伝えすることはできませんでした。嘘をついて結婚式を欠席するという不義理も働いてしまいました。

そんな中、今度はまた別の友人が結婚式を挙げることとなりました。その方は年上であることもあり、正直に「会いたくない人がいる。会うのを医者にも止められている」とお伝えし、欠席のご連絡をいたしました。そのことに関して特に返信はありませんでした。代わりに来月の結婚式に合わせて電報をお送りしています。
自分はこの先、このようにかの同級生と共通の友人の結婚式にはもう出られないんだろうなと思うと寂しいです。

様々な勉強をし、仕事をする中で、学生の頃その同級生に対して自分も攻撃的になってしまったこと、体調不良に託けて中傷してしまったことをとても悔やんでおります。今もSNSで同級生にブロックされていると分かるたび、自分がしたことへの大きな罪悪感と、それでも10代のうちに彼女にされたことの怒りが蘇り、夜に眠れなくなってしまいます。

どうしてもこのことは友人に話すことができず、何年も家族やお医者様やこちらで方丈様に話すことでしか吐き出すことができませんでした。

この先私は、主治医とも相談しつつ
①その同級生が許すなら思い切って会ってみて謝罪をする。そして、その同級生にされたなにが辛かったのか話して解決する
②その同級生の共通の友人達に、「実は10年〜6年前にこんなことがあり、どうしてもそれが許せずにここまできてしまった」ことを話す
③今まで通り友人達に何も言わず、同級生のことを可能な限り話題にしないようにして友人付き合いをする
のどれをしたら良いか、いよいよ悩んできました。どの選択肢を取るべきか、ご相談に参りました。
方丈様、仏様のお力を借りつつ、どうかこのことに生涯かけて向き合えたら幸いと思います。どうかよろしくお願いします。

2022年6月22日 6:28

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたの心を優先なさって下さいね

拝読させて頂きました。
あなたがその方のことで長いことお悩みなさり苦しんでおられることを読ませて頂きました。あなたの詳細なお気持ちはわからないですけれども、そのお気持ちを心よりお察しします。
ご質問の内容ですが、あなたのその時その時の心のありよりによって対応も変わってくると思います。あなたの心の負担があまりなくなって落ち着いてお向き合いなさることができるのであるならば、落ち着いて過去のこととしてお話しなさり、あなたのお気持ちをお話しなさってもいいのではないかと思います。逆にあなたの心がやはりとても負担になって精神的にもお辛いならばあえてお向き合いなさってお話しなさることではないかと思います。
仮に何かのタイミングで会うことがあったとしてもあなたの心の状況次第でお話しすることもあるかもしれませんし、挨拶程度なさることもあるかもしれませんし、殆ど無視することもありだと思います。
無理にこうしなければならないとか、こう言わなければならない等自分に強制なさる必要はないかと思います。
先ずはあなたが心穏やかに毎日をお過ごしなさっていくことを優先なさって下さいね。
生きている中ではその様にいろいろな方々とのことはあるのです。それはやむを得ないことですからね。
あなたがこれからの未来を心穏やかにご縁ある方々と仲良く健やかに生き抜いていかれます様にと切に祈っております。

2022年6月23日 7:43
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

方丈様
温かいお言葉を本当にありがとうございました。
『無理にこうしなければならないとか、こう言わなければならない等自分に強制なさる必要はないかと思います。』
とても報われました。
同級生とは共通の友人が多く「同級生を憎んでいることは言ってはいけない」「みんなで仲良くできなかった自分は生きる価値がない」と思って、自分に強制してきたのだと思います。
長い長い間、その同級生にされたこと以外の不満や不安も、その同級生一人のせいにしてきたこともありました。どの苦しみが何を起因にしているのかすら分からなくなっておりました。
まずは自分が毎日を穏やかに過ごせるよう過ごしたいと思います。
本当にありがとうございました。栃木に出かけた時は是非方丈様のお寺に寄らせてください。

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