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供養について

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4月2日に大好きなおばあちゃんが亡くなりました。
4日に告別式を行い、小さくなったおばあちゃんとまだ墓に入れていない(墓がない)おじいちゃんが仏壇の所にいます。
好きだったものを供えたり、毎日声かけして、手をあわせたりしているのですがつい最近、四十九日までは線香や蝋燭を絶やさないことに気づきました。
今からやりはじめているのですが大丈夫なのでしょうか…
ちなみにおじいちゃん、おばあちゃんは真宗大谷派です。
これから四十九日になるまで私は何をしたらいいかも分かりません。
何かアドバイスややったことがいいよっていうことがあれば教えてください。
少しでもおじいちゃんとおばあちゃんが幸せになることを祈っています。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

全然問題ありませんよ。

浄土真宗の僧侶です。
四十九日は、仏教で人が死んでから次の生を受けるまで、生というのはお浄土という極楽天国にいくのか、地獄に落ちるのか、亡くなった方の待機期間みたいなものですね。中間にいるため中陰ともいいますよ。その間にしっかり供養したらいい世界に生まれ変わるのでお線香や灯明を絶やさないようにしないさいと、言われるのです。
浄土真宗では、故人は臨終と同時に阿弥陀さまのお救いで極楽浄土に生まれ替えさせていただく教えですよ。ですから、浄土真宗では、四十九日の中陰期間は、亡くなった方を偲び、亡くなった方を思い出して有難く、懐かしく考えることで、命のはかなさや切なさ、生と死でしね。人間だけでなく、生きとし生けるものすべてに対して考える期間として考えていますよ。ですから、お花やお灯明やお線香を備えたかどうかよりも、おばあちゃんの言葉、笑顔、愛情や優しさ、思いやり、おばあちゃんが生きていたことを、懐かしく暖かく、有難く感じでください。それが何よりの供養だとおもいまよ。
また、極楽浄土で再会できますからね。あなたはお孫さんとして精一杯いきていましょう!それもまた供養ですよ。
お元気で頑張ってくださいね。いいお孫さんを持っておじいちゃんもおばあちゃんも喜んでいますよ。
よろしくお願いします。

追伸

有難い話を聞かせてくれて、ほんとうにありがとう!ありがとうございました。涙がでてきました。いいお話ですね。おじいちゃん、おばあちゃん、喜んでますよ。最後は幸せでした。
ありがとうございます。

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おきもち

浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向...
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あなたのお祈りの心は、すべて届いています。

おじいちゃんにも、おばあちゃんにも届いています。
たとえ、線香やロウソクが、途中で途切れてしまっても、気付いた時に「おばあちゃん、ごめんね」と誤れば、許してくださると思います。
きっと生前、そのように「悪い」と思った事を謝ったときにも、おばあちゃんは許してくださったのではないですか?
だとしたら、あなたが、おばあちゃんの為を思って、好きだったものを供えたり、声かけをしたり、手を合わせているのも、すべて見ているおじいちゃん、おばあちゃんが、少しくらい線香を絶やしてしまったからといって、怒る訳がないじゃないですか。

何か、必ずしなければならない事がある訳ではありません。
今まで通り、供養の気持ちを持ちながら、あなたが毎日を幸せに過ごしていくことを、
おじいちゃんも、おばあちゃんも望んでいると思います。

49日までも50日以降も、亡くなったおふたりに、恥じることのない人生を送り、
自分自身が、浄土に旅立つときに、堂々とふたりに会えるように頑張りましょう。

そうしたらきっと、ふたりもその時、笑顔で「頑張ったね」と迎えてくださると思います。

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おきもち

佐山拓郎
浄土宗の佐山と申します。 浄土宗教師の資格を得たあと、10年間のサラリー...
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火の元には気をつけましょう

おじい様、おばあ様を慕う気持ちが伝わってきました。
真宗ではお線香、お蝋燭を絶やしてはいけないということはありません。
24時間ずっと蝋燭の側につきっきりというのも大変です。、もし少し目を放した隙に火事にでもなったらもっと大変です。
お線香、お蝋燭は自分が手を合わせるときにつけていただければそれで結構です。
これから貴女が49日までにできること、そうですね、今までと変わらず毎日手を合わせてください。
それが一番いいです。

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おきもち

質問者からのお礼

沢山のお返事ありがとうございました!
私にとっておじいちゃん、おばあちゃんは育ての親になります。
実の両親が私より妹が可愛がっていたのをおばあちゃんが見ていて「死ぬまで面倒をみる!」と言って、私をここまで育ててくれました。
おじいちゃんも始めは反対していたみたいですが、なかなか歩こうとしない私を歩かせるために試行錯誤していたそうです。
いつからか気づいた時からおじいちゃんとおばあちゃんに育てられているのが当たり前になってました。
私が16になった頃、おじいちゃんは風邪を拗らせ肺炎になり、病室で誰にも見られることなく亡くなっていました。
でも、おじいちゃんは「私が16になるまで死なないからね。」と約束してくれて、その約束を守ってくれました。
ただ、誰にも見られず亡くなったおじいちゃんが可哀想でせめておばあちゃんが死ぬ時は……と思ってました。
25になっていた4月2日。
夢で仏壇の前におじいちゃんが出てきて「今日は病院に行きなさい。」と言ってきて、行ってみたのです。
おばあちゃんは二ヶ月前に心臓が止まり、意識不明でした。
なにゆえいつも出てこないおじいちゃんが出てきたのか……と思ってました。
意識不明なおばあちゃんは熱を出していて苦しそうでしたが、私が手を握るとちょっと動かしてくれました……それが最期でした。
見たくない光景を見てしまいましたが、おじいちゃんが出てきていなかったらおばあちゃんの最期を見届けることができませんでした。
おじいちゃんにも感謝ですし、死ぬまで面倒を見てくれたおばあちゃんにも感謝です。
愛しています!
これからはおじいちゃん、おばあちゃんのために沢山お話して手を合わせて、微力なれど恩返ししていこうと思います!
相談できてスッキリしました!
本当にありがとうございました!

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深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

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