仏壇を安置場所を何処にするか?
こんにちは。
初めて質問いたします。
先月の末に市外へと引っ越したのですが、
その物件と言うのが1LDKで、リビングが東南側に12帖とアイランドキッチンの横っちょに4帖ほどのダイニングスペースとなっているのですが、
今回、ご質問したいのは、
仏壇を置く位置についてなのです。
東南の方向には、掃き出し窓が2つ並んでいて、窓と窓の間に50cmほどの間隔が空いており、そこに、部屋を仕切るようなコンクリートの突起が50cmほど飛び出しております。
引越し業者の人から提案されて、その飛び出した壁の所へ安置したのですが、1週間が経とうとする今、何だか釈然としないような、何とも不吉な予感が込み上げてくるのです。
因みに仏壇は、
安置場所がリビングの端っこなので、東東北の方向を向いていることになりますが…。
そこで、ご質問なのですが。
もし仮に、仏壇を移動する場合、リビングならば西南側の壁の、ほぼ中央に安置するしか場所がなく、
そうなると仏壇は、まともに東北(表鬼門のほぼ中心線)を向いてしまうので避けたい所だし、
そうなると後は、寝室しかないのですが、しかし。
北北東に向けて安置するしか、場所的に余裕がなく、
しかも、足を向けて寝ることになってしまうので、これも絶対にダメだと思うんです。
やはり、先にお書きしているように、
リビングの西南側の、なるべく東南寄りに安置するのが得策なのでしょうか?
すみません。
ややこしい説明になってしまいまして…。
供養と言う点からのご意見を賜りたく、ご質問に上がりました。
よろしくご教授くだされば幸いに存じます。
何卒よろしくお願いします。
還暦過ぎてもなお、過去の古傷が疼き出し、心と頭とを熱くしてしまうことが、時としてあります。 そして不信感の塊でもありますし、それゆえ身につけた冷酷さも内側に秘めています。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
西を向いて拝むことは極楽浄土に向かってお参りすること。
お家の空間の問題もありますから、適所というのも悩むところでしょうが。
そもそも、お仏壇を安置するのは、「私」がわが身を振り返ったり、いのちの在り方を見つめていく、仏様と向き合う大切な空間・時間になっているものなのです。そのご縁は、亡き人が結んでくださったものでしょうから、日々の勤行を大切に手を合わせて生きることは、供養になるでしょう。
ですから、生活をする上で、あまりバタバタと人が移動するような場ではなく、落ち着いてご本尊に向き合える場所が大切です。
また、仏様の世界(浄土)は、西の方角にあります。お寺を見ても、西に向かって建てられてあると思います。私たちが、手を合わせるときに、西を向くようにね。彼岸を思ってみてください。春秋には、太陽が真東より昇り、真西に沈みます。古来より人々は、沈む夕日の彼方に、亡き人に想いを馳せながら、浄土へ歩ませていただく わが命の拠り所に手を合わせたのです。
西を向いて拝むことは極楽浄土に向かってお参りすることになるとされています。
方角よりも、毎日のおつとめを
こんにちは
仏壇の置き場所や向きについては、ここhasunohaでも何度か質問が入り、また私のお寺のお檀家さんからもよく聞かれる質問です。
生活動線の邪魔にならない場所がいいですよね。洗濯物を干したり食事を運んだりするときに、お仏壇にぶつかってしまうなど、お仏壇の物理的な存在が煩わしく感じるような場所ではご先祖様も落ち着かないでしょう。
お仏壇の向きについては、あまり気にすることはないでしょう。先に回答くださった浄土真宗のご寺院さまは、西向きが多いとの事ですね。私たち曹洞宗ですと、南向き(北に向かって拝む)が基本ですが、お寺によって向きは様々です。立地によって適した方角(道路に面するようにとか山を背にするようにとか)を向いています。その代わりに本堂がどちらを向いていても、本堂内ではご本尊様のある方向を「北」と呼ぶ決まりがあります。
あなたさまのお宅の場合も、そもそも建物が方角に対して斜め(東南向き)なので、真西や真北に向けて仏壇を置こうとしたら、部屋に対して斜めに置く事になり不便でしょう。拝む時、その方向が西なり北なりだと思って拝めば良いでしょう。「お仏壇に足を向ける」というのもそこまで気にする事はないです。もしかして寝るとき「北枕」になることを気にして結果として「お仏壇に足を向ける」ことになる、という事でしたら、「北枕」の事は気にしなくて良いです。実は「北枕」にすると磁力の流れに沿って寝ることになり体に良いという話もあります。
ご供養の点から、との質問ですが、ご供養の点から申し上げれば、方角よりも毎日のおつとめ(お仏壇の前に静かな気持ちで座り、お線香やお供物をする、おお経などのお唱えをする)をきちんとする方が大切だと思います。
位置や向きについては一度菩提のお寺さんにも相談してみるのも良いでしょう。
質問者からのお礼
ありがたいご助言を、心より感謝申し上げます。