許しの心を持つには?
いつもお世話になっております。私は発達障害を持っており訓練に
通っていましたが、仲間たちに対して激しい嫌悪感を抱き、それに
より粗暴な振る舞いをしてしまい、訓練がストップになりました。
距離感がわからず異性でありながら接近してきたり、空気を
読むことが難しく、それにより礼儀作法がわからなかったりする
仲間たち…「わからない人たち」に対し、憎しみや怒り、一緒に
されている悔しさを抱き、皮肉な振る舞いに出たり、近づいてきた
男性メンバーに対し乱暴を働いたりなどをしました。脳の障害を
持っている人が、見るだけでも大嫌いになりました。
しかし、長い休みの間、考えて思いつきました。
「私も彼らも、『できないから、できるようになるために』訓練
している。『できなくて、当然。これからできるようになる』の
だから」
この考えのきっかけは、動画投稿サイトに出ている、1本の動画
でした。私の好きな投稿者さんが、てんかんを患っていることを
告白したのです。
私はこちらの方を尊敬しているので、どうかお守りくださいと
神社やお寺に願を掛けに行きました。私は自分のための願掛けは
嫌いですが、人のための願掛けはやります。
帰りの駅のホームで、知的障害の女性を連れたお婆様が来て、私の
隣のベンチに座りました。私は、自分の行動に驚きました。お婆様が、
日が当たって暑い、と独り言を言ったのを聞き、自分の席(涼しくて
日陰)を譲ろうとしたのです。辞退されてしまいましたが。
その後、知的障害の女性に手を振ることまでできたのです。
この一件以来、街で「そういう人」を見ても、何も感じなくなり
ました。私の尊敬する方が、てんかんを持っている。てんかんも、
精神・発達・知的障害も、脳の障害。病は違えど、投稿者さんの
告白が発端になり、無条件に大嫌いだった「そういう人たち」
に対し、嫌悪感がなくなった。
しかし、お医者さんや支援者さんたちは、
「考えが変わったのはいい事だけど、現段階で同じ環境に曝露すると、
病状が再発する恐れがある」
として、次の行動には慎重です。誰かの「わからない」行動により、
また爆発する危険があるからです。
訓練に復帰するなどして、「わからない」人たちを見ても、怒らず、
許しの気持ちを持つには、どうすればよいでしょうか?
先生方のご高見、拝聴したく存じます。
発達障害があるが、他の患者が苦手、健常者さんに負担を強いる障害者が許せない、 医師の悪口を言う僧侶が許せない、選挙で体調崩す、医師を顎で使ったり「薬減らせ」とごねる患者に辟易 #薬は悪くない
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
なぜそのような行動になるのかが少しでも理解できたら
本当はトラブルを起こしたくないのに、気持ちが抑えられなかったのね。あなたも、しんどかったわね。
穏やかな人や優しい人でも、イライラしたり腹が立っている時ってあるものです。そんな時ほど、気持ちに余裕がなかったり、自分が疲れている時(調子がよくない)にはね、感情的になったり攻撃的になってしまうものです。
ただ、実際に行動に出してしまうと、互いに傷つけ 傷ついて後悔しちゃうよね。それは、イライラしている段階で気づくので、そんな段階のときに、その場から離れたり、周りの人(職員)に愚痴ったりしながら、ぶつけそうな気持ちを受け止めて(聞いて)もらったらいいよ。そうやって上手くブレーキをかけていけたらね。
また、尊敬する人には、嫌悪感がないということ。それは、その人の良さをちゃんと知っているからだよね。また行動を予測できるからだと思うわ。
あなたの嫌悪感は、誰かの「わからない」行動だよね。何が起きるかわからなかったら、まずは自分を守ろうとするから、あなたの行動は自然な反射反応でもある。だから、どちらが良い悪いってことでもないよね。
周りの職員の方々が、「こんな時にこういう行動に出てしまうんだよ」ときちんと説明をしたり、警戒や嫌悪感がある人をフォローしてあげてほしいなって思うのよね。
許しの気持ちを持つというよりは、出来るだけ離れながら互いに安心できる距離を保つことができたらいいよね。そして、なぜそのような行動になるのかが少しでも理解できたら、相手のこともわかってあげられる気持ちの余裕が持てるんじゃないかなと思うよ。
質問者からのお礼
【中田 三恵 先生】
お返事いただき、ありがとうございます。
ここで言う「わからない」とは、「礼儀作法をわきまえない」
という意味だったのですが…伝わりにくく、申し訳ありません。
説明は、ありました。それを私が、頑固になって聞かなかった
だけです。
「ロータスさんに性被害を加えようなどと考えているわけではなく、
単純にテンションが上がって体が動いて、その先に偶然ロータス
さんがいたんだよ」
「他の人にもそうしているよ。もちろん、男女関係なく」
などとフォローしてくれました。それでも、当時の私は、
「職員の言っている事は嘘だ。職員たちは私を他のメンバー
よりも蔑ろにしていて、私を支援する気がない。金を取る
ことしか、考えていない」
と、危険で無明の象徴、陰謀論にどっぷりはまっていました。
よく、反社や新興宗教に入らなかったなと思います。