仏がいる意味ってなんですか?
元気だった母が今年1月突然急性クモ膜下で亡くなりました。
まさか自分がそんな経験をするなんて思ってませんでしたから、いまだによく理解できてません。
信仰心もあり、ちゃんとお参りもしてたし、母は人の悪口も言わないとても心優しい人でした。
それなのに、極悪人は生きていて、母がいきなり死ぬ。
神も仏も無いなと思い、持っていたお守りや信仰心も全て捨てました。
なぜ仏がどうこうとか言ってるんでしょうか?仏がいるなら、なぜこんな酷い事が簡単に起きるのでしょうか?
あの日から私の生活は変わり、仕事も行けてなくてお金も無く、お金が無いから夫婦仲も悪くなり、元々手のかかる次男を育てるのも嫌な気持ちになり、自殺したいなぁとか考えることもすくなくないです。
こんな状況にしてでも、仏がいるとか、そんなことを言う人たちの意味がわかりません。
仏がいるなら、今は母の命や私ら残された家族の幸せな時間を奪った仏が心の底から憎いです。
あれから父は寂しそうで見ていられず、県外の妹も辛そうです。
本当に仏が憎い。
亡くなった母が側で見守るとか、そんなことも生きてる人間の戯言だと最近は思っています。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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仏(仏陀)は真理に目覚めた者
仏とは仏陀(ブッダ)のことであり、「真理に目覚めた者」という意味です。
2600年前にインドに実在したお釈迦様という人物のニックネームの一つがブッダです。
また、仏教徒は、お釈迦様以外にも過去に仏がいたに違いないとか、他の宇宙にも仏がいるに違いないと信仰しています。
西方極楽浄土の阿弥陀仏が有名です。
で、お釈迦様が35歳で真理を悟ってブッダに成られた(成仏された)あと、80歳で亡くなるまで説かれた、悩み苦しみを消したり軽減するテクニック等の教えが仏教です。
たとえば、幼い子供を亡くしたお母さんが悲しみに狂わんばかりになっていたとき、その女性はお釈迦様の教示により、どこの家にも死人は出るのが普通なのだという自然現象をありのままに受け入れて心が平安になるに至りました。
仏教は人を死ななくする教えではなく、人が死ぬのも自然現象だ、寿命に個人差があるのも自然現象だと悟らせてくれる教えだと言えます。
また仏教には、誰でも来世で極楽浄土に生まれかわる方法があるよ、それは南無阿弥陀仏と念仏を称(とな)える簡単な方法だよと経典に書かれているように、悟らなくても救済される教えもあります。
また、私達も極楽浄土などで真理を悟って成仏すれば、煩悩(悩み苦しみの原因)が消えるので、お釈迦様のように何があっても平気へっちゃらな性格の仏様になれます。
亡くなられたお母様が成仏なさいますよう、お祈り申し上げます。
南無阿弥陀仏