少数派の苦しみ
こんにちは。
私は発達障害の傾向があり、人の目を見て話すのが苦手だったり会話の受け答えがペースが速すぎて脳が混乱したりします。
自分の世界を乱すのが苦手です
なので外出して店員の人と会計のやりとりなどで、変わった人だとか困惑されたり拒絶されたりします。美容院でもどこでもです。
一度や二度の話ではなく、出るたび、ほぼ毎回です。私は外の世界へ行くと往々にして差別されることがあります。
脳が混乱するのは自分ではどうしようもなく、感覚も過敏でいつも怯えながら生きてきました。結果的に家しか居場所がないのだと感じて引きこもりがちになり、外であう目に耐えられず、現実逃避をしてきました。ゲームに音楽に眠ることに…とにかくこの世が嫌でした。
鬱になることもあるし、学生の頃は引きこもりみたいになることもありました。
私にはまともな仕事もできず、結婚もむつかしいでしょう。
私はこの世界の名前のない差別に、理不尽に怒りを感じています。
この世界は平等ではないし、酷い所です。
私はこのように度々差別されるのなら、必要最低限の買い物しかせず、穴蔵にこもるように身を潜めて生きようかとも考えています。
私には身を守る以外に何が出来るのかわかりません。
お坊さんは人の苦しみをよく見る機会の多い方なのではないかと思うのですが
私のように少数派で肩身が狭い思いをして生きる人間に、何か良い知恵はないでしょうか。
差別や無理解ということによくぶつかってしまう私に言葉を送って頂けたらと思います。
よろしくお願いします。
人と比べる 時々感情が吹き出してきても、我慢して平静を装い続ける、見栄を張ってしまう 人を信用できない 後ろ向きになってしまう
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
安心感や落ち着きが大切です。
ハル 様 相談ありがとうございます。
大切なのは、家にいてもどこに居ても、安心感や安全感、落ち着きが感じられるかどうかだと思います。
脳の混乱が解消するのは、落ち着き、癒し、安心が感じられることによって、「自分のペースで考えられてるな」と意識できるようになることだと思います。
とはいえ、今の苦しく辛い状況に、落ち着きや安心、癒しをもたらすものが何かをみつけるは難しいかもしれません。でもいろいろ何かをすることで自分に合う方法を見つけていきましょう。
まず、誰かに悩みを聴いてもらい、寄り添ってもらうこと。あなたの悩みに共感してくれる人に傾聴してもらうことが大切です。セラピスト・カウンセラーあるいは親友などがいいでしょう。見つからない場合は、私がメールでなら応対できます。
寄り添いや繋がりを感じることは大切なことだと思います。
そして次に、マインドフルネスなど、心の落ち着く瞑想を練習することです。呼吸に集中することや、今ここで、自分の状態に良し悪しの判断せずただ受け入れて、落ち着かせることです。ユーチューブや本などで、自分に合う方法を見つけると良いでしょう。
そして現実逃避から、社会生活へ行けるようにするには、認知行動療法などで、段々慣れていくことが必要です。慣れるにも常に安心感や安全感は必要です。
色々試みてください。そしてその精神的なお手伝いや気づきをもたらすようにするのが我々だと思っていますので、その都度にご相談いただければと思います。
参考にしてください。一礼
お城に暮らすシンデレラ
庶民出身のシンデレラが王子様と結婚した後にお城で暮らすとき、あなたと同じように肩身が狭かったかもしれませんね。
周りは王族や貴族ばかりなのですから。
一方で、それでもお城で豊かな生活ができることに幸せを感じたかもしれません。
仏教では輪廻転生を考えます。
あなたは、ミミズやサルに生まれていた可能性もありますが、ラッキーなことに人間に生まれ、衣食住には困らない生活ができており、文字を読める能力があり電子機器も手にしている。
シンデレラが暮らしたお城にはなかったような美味しいお菓子を、コンビニで変える。
こんな豊かな時代の平和な日本に人間として生活している。
蛇口をひねれば清潔な水。
たとえ少数派でも、けっこう良い暮らしだと思うようにしましょう。
質問者からのお礼
回答をくださりありがとうございます。