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過去のトラウマに囚われ続けています

回答数回答 1
有り難し有り難し 11

閲覧頂きありがとうございます。
過去の質問と重複している部分もあるかと思いますがご容赦ください。

私は幼い頃母に虐待されていました。
その母はすでに他界しているのですが、未だに母への怒りと過去の記憶のフラッシュバックに囚われています。

調子がいいときは自分の事だけに集中しポジティブでいられるのですが、夜寝るときにふと記憶が甦って眠れないことが多々あります。

自分なりに前向きに生きようとしていますが虐待の影響は日々潜んでいます。
なんでも無い事に傷ついたり、自分が人より劣っていると常に感じます。
精神科にかかってみたこともあるのですが、まだ相性のいい病院に出会えていません。

どうしたら過去に囚われずに生きていけるのでしょうか。
不謹慎ですが「母親がいなくなってくれてよかった」と心の片隅で思っている自分にも自己嫌悪します。

アドバイス頂けますと幸いです。

2022年11月11日 18:17

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

それは辛いですね。

白湯 様 相談ありがとうございます。

辛い悲しい体験を伴う記憶。虐待はいつまでの残りますね。
よくサバイブして来れましたね。あなたは何も悪くないですよ。
その記憶は脳の中で脅威信号が発せられるように残り、何かがきっかけとなり、
今、目の前で起こっているように蘇らせます。
つまりトラウマ・フラッシュバックは脳のいたずらとも言えます。
ですので、まずは自分は悪くないし、自分のせいじゃないと繰り返し何度も思うようにしましょう。
何でもないことに傷つくのは、常に脳が脅威の信号に耐えるために防衛反応を示している状態であり、劣等感を感じるときも、脅威信号が過剰に発せられて起こっていると思います。
トラウマ・フラッシュバックからくる脅威信号を過剰に発動せさせないためには
、落ち着き・癒し・安心安全を感じることが大切です。ですので、自分は悪くないと思い、落ち着ける場所や癒される場所、安心安全な場所をイメージしてそこに居る雰囲気を味わいましょう。
そして自分を優しく丁寧に思いやりを向けて扱うことです。何度も自分の中の優しさや思いやりを育み、自分を優しさで満たし、心に温かさを感じた時、過去を振り返って、辛い体験をした時の幼い自分に向かって、あなたなりの優しい言葉をその子にかけてあげましょう。つまり自分の中の幼い自分を癒すのです。
「よく耐えたね。頑張ったね。泣きたいときは泣いていいよ。私が優しくそばにいてあげるよ」こんな感じの言葉です。
こうして幼い自分を癒やしたとき、トラウマから解放されるような感じになるでしょう。自己嫌悪も減っていくと思います。以上の事が一人で難しいときは、セラピストや親友など、寄り添ってもらえる人に手伝ってもらいましょう。寄り添う人が難しいときなど、辛さが続くときは遠慮なくご相談ください。
追伸:すぐにお礼メッセージありがとうございました。どうぞ遠慮なくご相談ください。ネガティブ的な感情の解放を目指します。ご縁に感謝申し上げます。再礼

2022年11月11日 23:03
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有り難し
おきもち

お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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質問者からのお礼

釋様

有り難いお言葉をありがとうございます。
思い返すと、常に自分を蔑ろにしてきた気がします...。
これからは落ち着き・癒し・安心安全を心がけ、過去の自分を癒し、自分を大切にしていこうと思います。
この度はご回答ありがとうございました。
また辛くなった際はご相談させて頂ければと思います。

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