人のせいにしてしまう自分が嫌です。
初めて相談させていただきます。
10月に以前勤務していた会社を退職し、今現在求職活動中の者です。
以前勤務していた会社に合わない上司がおり、その方と仕事で関わっている内に精神的に追い詰められてしまい、結果退職をしました。
退職をしたすぐは、もう上司に会わなくていいんだという気持ちが大きく、再就職にも意欲がありましたが、先日応募していた会社の最終面接に立て続けに落ちてしまい、今更になって退職したことを後悔しています。
あの人さえいなければ今も楽しく前の職場で働いていたのにと、暇さえあれば考えてしまいます。
再就職に元上司は何の関係もないことは分かっています。
ですが、上手くいかない現実を誰かのせいにしてしまう自分がいます。
私が採用されないのは、私の能力不足なのも理解していますが、あの時我慢して続けていれば、とかもっと上手く上司に対応できていればという後悔で押し潰されそうで、この先私を採用してくれる企業なんてないんじゃないかと思ってしまいます。
こんな人のせいにしてばかりの卑屈な人間を採用したい企業なんてないのだから、もう過去の事は忘れよう、また一から頑張ろうと思うのですが、一度マイナスな感情に囚われると同じ事ばかりずっと考えてしまいます。
自分がどんどん嫌な人間になっていく様な気がして苦しいです。
このままだと更に暗い気持ちになり、もっと再就職がうまく行かなくなるのではと思っています。
上手く文章をまとめられず、申し訳ありません。
過去への囚われを捨て、明るく前向きな気持ちで再就職活動を行うにはどうしたらいいでしょうか?
ネガティブ、過去に起こった出来事に執着してしまう
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
大丈夫です。しっかり前に進んでいけますよ!
お辛い状況ですね…でもきっと、次の御仕事への就職が決まりますよ。今暫くの辛抱です!
あなたは『過去への囚われを捨て、明るく前向きな気持ちで再就職活動を行うにはどうしたら』よいのかと問うていらっしゃいますが、その答えが問いにそのまま出ていますよね…過去への囚われを捨て、明るく前向きな気持ちになれば良いのです。回答になっていないでしょうか…。
過去に囚われるのは、過去のあなたを責めているからです。過去の自分が悪いと思いたいからです。そうしたら今の自分は悪くないと思えるからです。
でも過去のあなたも、そのときのあなたそのものであって、御自分で御自分を責めても辛くなるばかりです。
あなたが以前の会社を退職した選択は正しかったのです…あなたが決めたことなのですから、それはそれで良いのです。「精神的に追い詰められて」いたわけですから、退職していなければ心身を病んでいたかも知れません。
その時の会社の上司も今となっては、あなたにはもう全く関係ないお方です。そんな人のことを考えているのは心身が疲労するばかりで、時間の無駄になります。
今あなたが為すべきことは、次の職場を決めることです。
『一度マイナスな感情に囚われると同じ事ばかりずっと考えてしまいます』とおっしゃいますが、そもそも人間はそういう性質の存在なのです。
だから、仏様は「あなたのその辛い思いを私によこしなさい、預けなさい、任せなさい」と呼び掛けて下さっているのですよ。
我が心の苦悩をを取り除き、心軽やかにして下さるのが仏様のはたらきです。
どうぞ、鬱々とした気持ちは仏様に引き取ってもらい、あなたは軽やかなる気持ちで次の就職のことに専念して下さい。
出来るならば何らかの資格取得にチャレンジすることもお勧めします。
とにかく終わったことは終わったこと、あなたはもう次のステップに立っているのです。そしてあなたの人生は続いています。
さあ、苦悩は仏様に預け、あなたは前を向いて歩いて行くべきです。大丈夫、歩んでいけますよ…仏様が御一緒下さっていますから!
あなたのご多幸を念じ上げております。
質問者からのお礼
小林覚城様
ご回答いただきありがとうございます。
小林様の仰る通り、心のどこかで過去の自分を否定し、今の自分は悪くないと思いたい気持ちがあったことに気が付きました。
早く就職を決めなくてはいけないと焦りすぎておりました。
家族に相談をし、職業訓練の制度を使って資格の取得を目指すことにしました。
金銭的な事もありますので、早く就職したいという気持ちはありますが、より良い職場と巡り会える様、また新しい気持ちで一から頑張ってみます。
厳しいお言葉を頂戴する覚悟で相談を書き込みましたが、小林様に温かいお言葉をいただき、胸がいっぱいになりました。靄がかかった視界が明るくなったようです。
仏様はいつも私を見守っていて下さることを忘れずにこれからの人生を歩んでいきたいと思います。
本当にありがとうございました。