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一人でいると不安に襲われる

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有り難し有り難し 20

私は専業主婦で、ほとんど家事だけの生活をしています。
パートを辞めて2年ほどたちましたが、外で仕事をする気持ちはありません。
多分、自律神経の問題なのでしょうが、体調に波があり、悪い時は買い物に行くのがやっとの時もあり、働けないと思っています。
毎日の過ごし方は、午前中に買い物や調子がいい時はちょっと遠出をして散歩、午後は家事といった感じです。
夕方は家族も帰ってきて、そこからは忙しくなるので、それなりにメリハリはあるようです。
ただ日中はだらだらしてはいませんが、家事以外は特に何か集中してやることはなく、同じように日々が過ぎていきます。
こんな感じなので、日中はほとんと人と話すことはなく、一人でいる、一人の行動が多いです。
たまにお茶などする友人はいるのですが、その人は仕事があって私よりずっと忙しく、おそらく今後だんだんそんなに会わなくなっていきそうな予感かあります。
夫は最近、私に家族以外の人間関係がないのはどうなんだろうと思うらしく、そのお茶をご一緒する友人との縁は切らないほうがいい、と私に言いました。
私もそう思いますが、私は働いていず、その方は忙しく、いろいろな点で合わなくなってきそうな気がしています。
最近、一人でいるとこれから先の様々なことを考え、不安な気持ちになることが多くなってきました。
なるべく一人でいないほうがいいのかもしれない、それは何となく感じられます。
どうしたいということではないのですが、何となく不安なため、気持ちを書かせていただきました。
この不安感を少しでも減らす方法があったらご教示いただけたら幸いです。

2022年11月22日 10:18

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

もっと真剣に悩むことが肝心

拝読させていただきました。

 なにを行うにしろ、人は行ったことに思い悩む生きものです。それが人間の性というものでありますが、忙しいと暇を欲しくなり、暇だと余計なことを考えてしまうものです。

 仏教では『悩み』は、とても必要と捉えます。それは『智慧』を生むために必要な悩みであり、悩みの中に真実が潜んでいるものであります。
 もちろん悩みをネガティブに思考していくのではなく、「この不安はなぜにこんなに私を悩ますのか?」と、分析していくことも大切です。
 対人の悩みの場合であれば、考察しても考察の限界もありますが、自己観察の場合では禅定である心を静めていくことで、不安はどこからやってくるのだろうかと答えが自ずと出てくることもあります。

・他人と比較している自分はないだろうか?
・歳を重ねることで若さが離れていく不安なのか?
・思い通りの描いた人生とは違う行路になっているのか?
・今、わたしは本当にしたいことは何であるのか?

などなど数え切れないほど、自問自答はできるものです。

◇ものごとは深刻に考えるな
◇ものごとは真剣に考えよ

 上記の言葉は、武将・武田信玄の言葉ですが、仏教でも坐禅は瞑想など、心を静め自己を見つめる上で、真剣にものごとに挑むことで光は見出されるものです。

 何もしていない訳ではないですが、何かをできる大きなチャンスでもあり、他人からとってみれば憧れの的でもあると感じます。

 釈迦は、「過去は追うな。未来を願うな。ただただ今を切に生きよ。」と説きます。
 未来を考え過ぎると不安が襲来してくることは誰もが同じであり、過去を振り返ると成長した人にとっては、過去は羞恥ばかりとなります。
 "ただただ今"を真剣に、不安と向き合うことで、トンネルに入り口があれば出口も必ずあります。長い冬も必ず春が到来します。

 合掌

2022年11月22日 23:40
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有り難し
おきもち

祈るこころに佛心が宿る。 変化多き時代を生きる私たちにできること、それは...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。
「"ただただ"今を真剣に」悩み、自分の内面を見つめ、出口を見つけたいと思います。

「孤独と向き合う」問答一覧

孤独の力に負けてしまいます

何度かご相談させていただいております。寂しさ、孤独については3回目くらいのご相談になります。 私は孤独を感じるとネガティブスイッチがオンになり、自分が可哀想な理由を思い出の中から引っ張ってきたり(過去に傷ついた出来事など)、涙が止まらなくなったりして、目の前の事に集中できなくなります。幸い、誰にも迷惑かけない程度に自分の心の中にネガティブは収まっているのですが、自分にとって大変迷惑で、今年はこうなってしまう自分を卒業したいです。 現在、恋人はおらず、友達はいますが、この状態になった時にすぐ電話をかけられる人はいません。友達はみんな違う街に住んでいるので、なかなか会えません。時々電話はします。できれば、自分で自分の感情を落ち着かせたいです。 また、今どうしても頑張らないと行けないことがあるので、地元のコミュニティに参加するなど余裕はありません。もちろん、余裕ができたら参加していきたいとは思っています。 前より自分を客観視できるようになって、ネガティブスイッチが入った時、このまま行くと自分を可哀想だと思い始めて、記憶を漁り出すな、と認識できるようになりました。ここまではうまく行っているのですが、寂しい気持ちを処理できずにどんよりして、集中力が落ちたり、眠れなくなったりします。眠れない時は次の日にも響いて、ネガティブを持ち越すこともあります。 寂しい気持ちはどこにやってあげたらいいでしょうか。ネガティブな感情との向き合い方のヒントをいただけると幸いです。宜しくお願いします。

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将来親が死ぬことと自分が孤独になること

中年ですが親の死が怖くてたまりません。 先日祖母を亡くして以来恐怖が強くなり、夜眠れず、朝から突然涙が溢れます。 私はひとりっ子で同居しています。 日頃から絆を感じる友達はおらず、新しい仲間を作りたいと思い行動してもうまくいかず、一人きりです。 親とは他の仲の良い家庭と違って行動は昔から常に別々ですが、今思うと私の人生は親が全てだったと感じます。 本当に何もかもお世話になっていて、たくさん反発しましたが精神的にも常に助けられて来ました。 そのことに気づかないくらい当たり前になっていて、それくらい当たり前のように救われて来ました。 こう書いていてまた涙が溢れます。 若い頃に社会不適応と診断されたことのある自分は職場でも孤立しているため、一般的な大人のようにフルタイムで働くことがとても厳しいです。 でもなんとか自分のものになるようにと、今の職場で新しい勉強に取り組んでいる最中ですが、なぜか身が入らず、メンタル的にも不安定で、将来が怖くて怖くて仕方ありません。 今親は健康で、家事は家族全員で分担し、うまくやっています。 でも当然ですがこの日常はいつか終わります。 だれもが通る道だしそれが世の常だ。って分かっていても、どうしようもなく怖くて、毎日が本当に本当につらいです。 恐怖が心から消える瞬間がほとんどありません。 どうすれば、今目の前なことに集中して、心を穏やかにできるでしょうか。 また、こんな自分が今後孤立して孤独にならない方法はないでしょうか。

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なぜかいつも一人

子供の頃からふとはぐれてしまったり、輪に入れずに一人になってしまうことが多く、ここのところはやっぱり週末も誰かと過ごすというよりは一人で出かけたりということばかり。 誰かとつるむことがそれだけで良いことかといえばそうではないだろうし一人でいる時にはないトラブルや悩みもあろうかとは思います。 他人で自分の穴を埋めようとしてはいけないとは思います。 外国人の友達はよくできていた頃があって、それでも彼らは帰国して物理的距離に反して会いに行けば大丈夫なのですが親兄弟には言われぬ日々の暮らしでの喜び悲しみを共有する相手がいなくて、それは少しつらいです。同時に、一人いればそれはふと虚しさに襲われて、一人でいない時もやっぱり虚しさに襲われて、でも何かを誤魔化す、紛らわすツールとして誰かと一緒にいたいというわけではないとは思ってます。 虚しさ、これが人をして私から遠ざける何かなのかもしれないです。 飲み屋だスナックに行って人恋しさを紛らしている自分がなにを求めているのかもわからないです。コロナ禍の時に父親が極度の警戒心から出歩かないでくれと言っていた時期には達観した気になって私なら孤独感に苛まれまいと平気を貫いてきたかにみえたのですがつらいのは果たして孤独感なのか、自分の声が誰にも届くことない感覚、あ、それも孤独感なのか。 これとても数十年したらみんないないんだろうなとかやっぱり独りになるんじゃなかろうかと、要らぬ心配なのでしょうがまた虚しくなり。 結局は他人は変えられないし自分だって思うようには操縦できないし、世界は自分のためにあるわけではないし思い通りにいかなさを納得するとか泣き出したいこんな気持ちを飼い慣らすかする術をどうにか身につけたいです。

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