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自立せよ、我が子

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夕飯の最中、受験の話で志望校について「調べないで」と言った娘に、私の心が爆発しました。

娘にしてみれば、干渉してほしくなかったのは、今になればわかります。

頭にかっと血がのぼり
「普通の母親ならば、調べるのが当たり前
(中略)
手伝いもしないで親のスネばかりかじろうとして
あなたは義務教育で十分
嫌なら縁を切る」
とまで、言いきりました。

なぜなら、理由はたくさんありますが、その学校は、私学であったこと、が大きいです。
娘がそちらで学びたいのであれば、私は今以上に仕事を増やす必要が出てくるでしょう。
「頭の良い大学に行きたい」「ならば、そのための3年間は」「いや別にそれはどうだって良い」

話が通じません。私も私ですが、
今回ばかりは、仏の顔も三度まででした。

親が病気で、経済的困難を抱え、家計的にも新聞配達をして、夜中に家を出なければならなかった15歳の私と

週に2回、「お母さん、私、今週2回も5時に起きたよ!」「何かあったの?」「勉強してた」「へぇ…早起きはいいよね」
目が醒めたきっかけは、好きなアイドル、恋心のため、というある意味健全な思春期の娘と

育ち方が全然違いすぎて、彼女は私を理解できません。
本当によく、自分はこらえてきた、と思います。
私の母は、1年のうち360日ぐらい、布団に長く伏していました。
私は、360日ぐらい、仕事に出ています。
それだけでも、負の連鎖は乗り越えたと思いたい、なのに、それ以上の負荷や負担をというのは、もはや、また過労の危険を感じます。

お互いに頭を冷まして、落ち着ける時間や存在が必要の気がします。

娘は、まだまだ世の中のことがわかっておらず、大変な道をこれから歩むかと思いますが、とりあえず私は、爆発して壊れた心の修復にお寺と心身かかりつけ医の鍼師の予約を入れました。

病院へ予約を入れた、私に対し、震えた声で、夫は、その日は遊びに行ってくるとのこと。

私は、彼が倒れかけた時に、一命を救いました。彼はストレスに弱く、頭痛も腹痛も、そして慢性疾患も抱えています。

それでも浪費癖や、諸々が直らない、「わからないものはわからない」のかと思うと、あとは、もう自分たちで反省して、あらためてくれとしか言えません。
しばらく、お寺と仕事先にこもりたいです。
と言っておきながら、ちゃんと、家には帰る私です…(涙)

2022年12月5日 8:46

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お子さんが、あなたの立場を生きる時に、あなたの背中を思い出す

今までの質問やプロフィールも読ませてもらいました。

娘・妻・母と何役もこなしながら、それでも気がつけば家族のことばかり考えて。振り回されながらも、結局は抱え込むことになって。内心は、やってられないよって気持ちになりますよねぇ。

お子さんもまだ子どもですから。言葉や言い方を知らないという点もあるかと思います。「調べないで」の中身は、私なりに考えているから口出しせずに見守ってということなのかもしれませんね。ただ、あなたも(親の気もしらないで)とカチンときてしまったのですよね。

親子のやり取りも、親子関係を築き深める上での経験なのでしょうけれどね。本当に、子育ても悩ましいですよね。

厳しく言ってしまった後は、互いに冷静になる時間を持ちながら、また日常へと戻っていきましょう。(私もそうしています)

毎日、家族のために、ありがとう(*´꒳`*)

いつか、お子さんが、あなたの立場を生きる時に、あなたの背中を思い出すのだと思いますよ。

2022年12月6日 1:34
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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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質問者からのお礼

中田さん、夜なべのお返事ありがとうございました。
枕元で、声を出さずに、泣けました。

数日前、中田さんと、みほとけさんの対談を拝読してから、私はつぶやき門前での対話に一歩、前へ出ることが出来ました。
つぶやきは、つぶやきであって、対話をすることで、それを読んだ方からもしかしたら、反感や思いもよらぬ返し、受け取り方をされるかもしれない、と巡りつつ…
過ぎたるは及ばざるがごとしとも思いつつ…時折いただく好意の返報に、安堵しています。

娘は、夫との下書きで
世の中のたくさんのひとの、役に立ちたい
そう面接の原稿をまとめていました。

子の心、知ったり。
今は、口を開けば、災の元。
あえて、無口が良いのかと思いました。
その方が、落ち着いて過ごせます。
無のまま、無のママで、仏様になったつもりで、できること、正しくて清らかなことをしようと思います。
取り急ぎ、お礼まで。

三恵さん、あらためまして、厚く御礼申し上げます。
質問してから数日間、緘黙を貫きましたが、今朝、進路希望用紙を確認のため娘の方から私に見せてきたのが、数日ぶりに堅く閉じた心の紐解きとなりました。

夕方、娘が作ったお味噌汁を家族三人で美味しくいただきながら、志望する高校の良さや、進学後の部活などについて、話しました。

「いいね、いいじゃない、素敵素敵、あなたならできるよ、あなたがきらきらと青春してる姿が思い浮かぶよ」と、思いつくままに、気がつけば過剰なほど絶賛していました。

「学費のことは気にせず、あとは親が頑張るだけなので」高校三年間を満喫し、その分お手伝いもしっかりとね、とお互い約束しました。

明日は、休暇を取れたので、歳迎えの準備を進めたいと思います!
掃除がはかどりますように。
本当にありがとうございました。合掌

三度のコメントとなりますが、本当にありがとうございました。
あれから一ヶ月も経っていませんが、家庭内の雰囲気、親子関係はずいぶん変わった気がします。
子どもは、常に成長しつづけるのだなぁ、そして親はだんだんと、子どもに追い越されていくのだなぁ、としみじみ感じています。
今は、子どもの将来が楽しみです。
それも、俗に言われる子どもの出来不出来が我が事のように…という所有物感覚ではありません。
昔私が経てきた辛いハードルを「どうか、二の舞にならぬよう」とお腹にいる時から祈ってきた願いが叶って、良い意味で自分とは正反対の性格に育っているのを目の当たりにし、心から嬉しく思っています。

自分は今年一年、本当にたくさんの幸せに恵まれ、何かふっとひと山を越えた気がしています。
これ以上望むことはない、というほど、満ち足りた毎日でした。
これから先は、私はもう十分満足したので、あとはこれからの我が子、そして私を大切にしてくれた家族やいろんな方々が、真に心から喜んで笑っているような風景がもっと当たり前になるように、勤しんでいけたらと思います。
最後に…中田三恵さん、私にとってのお母さんのような優しい存在になってくださり、ありがとうございました。
元日の0時、私もお寺で新年を迎えます。
中田三恵さんをはじめ、皆さま方の幸せを心よりお祈り申し上げます。合掌

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