最愛の祖母との死別
先日私の最愛の祖母が亡くなりました
80代ではあったものの元気でしたので、まさかの急死でした。6年前に癌を患い、親の漢方薬を飲み、治ったと思っていたところ実際には根治しておらず、その間検査をしていなかったがために気づいたときには手遅れでした。なんどか病院に連れて行ったものの、薬をもらうだけで検査をしておりませんでした。私は生まれたころから祖母と同居しており、両親よりも祖母と過ごした時間の方が長く、私の心の支えでありました。私は祖母のことを常に気にかけており、喉を詰めて死んだりしないか、救急車の音が聞こえると祖母が倒れたのではないかと考える程でした。それなのに、癌は根治したものと信じており、検査に連れていかなかった自分が情けなく、後悔の念に苛まれています。また、最後も病院に連れて行くのが遅く、苦しい延命治療を祖母に受けさせてしまいました。最後は会話することもできず管に繋がれたまま亡くなりましました。祖母は若くしてシングルマザーになり、女で一つで子供を育てました。また、祖母が祖父、祖母の姉、母の面倒と葬式の費用、お墓や仏壇も貧しいながらも購入しており、祖母はいつも困っている人に優しく、とても聖人のような人でした。なのに、最後は私たち家族のせいで祖母を苦しめてしまいました。私はご先祖さまが祖母のことを守ってくれると信じていたのに、こんな形で亡くなってしまったことに納得がいきません。神様はいらっしゃらないのでしょうか?
私はうつ病を患い高校中退し、長年浪人しておりましたが、祖母の一件があってからは生きることに希望を見出せず、毎日祖母のことを考え、自責の念に囚われ、死ぬことにのみ希望を抱きながらなんとか生きております。私は臆病なので、自殺を決行することはたぶんしないとは思いますが、毎日心臓が止まってくれないか事故に遭わないかなどと考え、これまで全く飲まなかったお酒毎日飲み、体を悪くして早く死にたいとばかり考えております。私の両親は金銭的に困窮しており、毎日のように喧嘩しており、心のよりどころの祖母を失ってから過呼吸のように毎日泣いております。もう辛いです。神様はいるのですか?
祖母に会いたくてたまらない
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愛情が注がれている
ゆん 様 相談ありがとうございます。
まずは、お祖母様のこと、お悔やみ申し上げますとともにご冥福をお祈り申し上げます。最愛の家族を亡くすと、だれでも落ち込み苦しい気持ちが長く続く場合があります。おかしなことではなく、普通の感情かと思います。自分を責めないように心がけてください。後悔の念があるとはおもいますが、出来なかったことばかりに注意を向けるのではなく、出来たことに意識を向けて、ご祖母様の優しさや心の温かさを感じてみてください。
そして、神様がいるかいないかはわかりません(私自身はいると思っています)が、仏様の心はあなたの中に宿っています。仏様の心とは、あなたが苦しみから解放され温かさを感じ、仏様の徳をいただける教えそのものと言えるでしょう。それが宿っているのです。その宿っている種(仏様の教えそのもの)が芽が出て花を咲かせるには、あなた自身が少し変わらないといけません。お酒に頼るのではなく、神様がいないと嘆くのではなく、ご祖母様の冥福と成仏をひたすら願い、あなたも苦しみから解放されるように、まずは祈ることです。あなたの信仰している宗派は、解りませんが、合掌して、一生懸命祈ってください。
ご祖母様が成仏すると信じて、お経を読み、唱えて、合掌して祈ること、そして自分の苦しみからの解放を願い誓うことが、まずは大切かと思います。心がけてください。
また、あなたの鬱の症状は、あなたが悪いのでもなく、あなたに責任があるのではありません。ご両親の喧嘩などを見て育つと、心の耐性が育ちにくいので鬱になりやすくなります。あなたがその環境を選んだわけではないので、あなたが自分を責める必要はありません。さらに心の拠り所であるご祖母様は、あなたに愛情を今でも注いでいます。形として見えなくても祈ることで感じることが出来るでしょう。
泣きたいときは泣いて構いません。辛い時はご祖母様に向かって愚痴をこぼしても構いません。それでも祈ることによって愛情が注がれていることに気づいていくでしょう。私はそう思います。合掌礼