義父の今後について
お坊様にはいつも大変お世話になっております。
今回は夫の父の事でご相談があります。
義父は今年で96歳になります。特に持病はなく定期検診を受けているくらいです。
老人会の役員と町内会の役員を依頼され引き受けてやっているようです。
以前、義父は老人介護施設に入居する事を希望していましたが最近はテレビニュース等で老人虐待のニュースを見てから選択肢から施設に入居する事はなくなり自宅で過ごす事にしたそうです。
私が心配しているのは離れて暮している義父の事です。もしも家の中で転んで立ち上がれなくて誰にもSOSの連絡ができなかったら?等です。なので先日、「義父に介護認定を受けてヘルパーさんに食事作り等を手伝ってもらうのはどうですか?」「警備会社がやっている見守りサービスを利用しますか?」等、提案してみました。本来なら夫と私が義父と一緒に暮すのが良いのでしょうが私は月に5〜6回の通院があり自分の体調管理だけで一杯一杯なのです。
夫は父親の気難しさが苦手で実家に行くのもやっとです。
最近は食事の準備もおっくうになってきた義父なのに介護保険を利用してサービスを受けるのもNO
警備会社のサービスを利用するのもNOという返事でした。
義父から「気持は20歳なんだよ」と言われましたが、、こういう場合、どのようにしたら良いでしょうか。どうぞ宜しくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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義父さまの意思を尊重しながら、みんなで見守っていけたらね。
96歳でも「気持ちは20代」とおっしゃる活力・気力、素敵ですね。
確かに、ご高齢の一人暮らしは、心配ですよね。体調のこと、怪我のこと、防犯のこと。もし何かあったらと、気にかかりますよね。
ただ、義父さまにとったら、過度な心配に聞こえるのでしょうね。ヘルパーや見守りサービスも、家に他人が上がったり、世話をされるということが、情けないようにも思うのではないでしょうか。
自分は大丈夫。誰にも頼らない。
そんなプライドが、今までを支えてきたのかもしれません。だから、このお歳まで、元気でいらっしゃるのでしょうね。
私もよく頼まれるのですがね…
「親が構われるのを嫌がるので、お寺さんがたまに様子を見に寄ってもらえませんか?」 とね。
私は、毎日 地域を回っていますし、ご自宅にも上がります。お参りも毎月訪問することもありますから、様子や調子、その変化に気づきやすいこともあります。
このように、離れて暮らすご家族よりも、地域に付き合いのある、ご近所さん、お坊さん、民生委員などが、身近な存在ですからね。そんな方々と連携しながら、「義父をよろしくお願いします。何かありましたら私共に連絡ください」とお伝えしておきませんか。また、日頃、よくしてくださっている人がいるかもしれません。きちんとお礼もされながら、義父さまが、住み慣れた環境・暮らしの中で、生き抜かれますように。
義父さまの意思を尊重しながら、みんなで見守っていけたらいいですね。
質問者からのお礼
いつもお世話になっております。中田ご住職様、早速のご回答どうもありがとうございます。
中田ご住職がおっしゃるとおり今、義父の身近にいる方々にお願いするのが良いですね。義父は洗濯機で私が義父の衣類の洗濯をするのも好まないくらいなので、、、。
義父の家に行った時に義父の交友関係や定期的に通っているクリニックの先生の名前等聞いてこようと思います。
義母の笑顔の遺影を食卓からすぐに見える場所に置いているのを見ると義父の日頃の寂しさを感じます。その寂しさを紛らわせるように「遠縁の男性とゴルフに行きたい」等、計画を立てようとしています。
どうもありがとうございました。