闘病中の父を励ますのに疲れました
回答 2
有り難し 19父が昨年の夏、自宅で意識を失って救急搬送され悪性リンパ腫と診断されました。
退院後から通院で受けていた抗がん剤治療の効果があまりなく、より強い抗がん剤を使った治療に切り替えるために年明けから入院しています。
毎日病院からラインをくれるのですが、「抗がん剤の副作用で辛い」「こんなに辛い治療に耐えても3割の人しか治らない」、などの沈んだ気持ちや、自分が亡くなった後の私の生活を心配する内容が次第に増え、はじめは「3割の人しか治らない、じゃなくて、3、4人に1人は治ると思おう。」など、父が少しでも前向きになれるように返信の内容を考えていたのですが、どう返したら父が前向きに治療に臨めるのか考えるのに疲れてきてしまいました。
今では私も父の残り時間はあまり長くないのかもと諦める気持ちが強く、今後父と顔を合わせられることになってもいっしょに頑張ろうと笑顔で父を励ませる自信がありません。
私は日に日に弱気になっていく父や父の病気とどう向き合えばいいのでしょうか。
仕事でもプライベートでも楽な方を選んでしまう
お坊さんからの回答 2件
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あなたもケアを
さとみ 様 相談ありがとうございます。
お父様の闘病、大変ですね。お疲れ様です。
確かに、寄り添いながら励ますのは、時として難しいものがあります。
親子の関係なら、なおさらで、これまでの生活がありますから、心の内を見透かされているようで、慎重な言葉かけに成ったりします。
ターミナルケアをする病院であれば、看護師さんや介護するスタッフに、言葉かけの方法に熟達した方がいると思いますので、こんな時にはどのように返答をしたらいいとかを教えていただけると思いますので、尋ねてみてはいかがでしょうか？
基本は、傾聴です。お父様の気持ちになって、寄り添うように聴くという態度がよいかと思います。お父様の気持ちを、その都度、その都度に吐き出させるように、聴いてあげてください。いろいろ、辛いとか苦しいとか訴えかけてくると思いますが、「苦しいよね～」「辛いよね～」とオウム返しのように相槌を打つことを基本として、無理に前向きになるような言葉をかけなくても、思いのたけを吐き出させる方が、治療の態度も積極的になっていくと思いますので心がけてみてください。
そして、さとみ様あなた自身の心のケアも必要かと思います。無理せず息抜きも必要ですので、人を頼るときはしっかり頼って、自分自身を癒やす時間を摂ってください。参考にしてください。一礼
諸行無常
はじまして、私は浄土真宗の僧侶です。
タイトルの諸行無常は仏教用語で、全ての物事は時間と共に常に変化してひと時も同じ状態ではないという真理です。今日と同じように明日もあると思ってしまうのが私たちです。お父様も去年の夏に倒れるとは誰にも分からなかったことです。
闘病中のご本人も看護するあなたも辛い日々を送っておられることに共感します。
私も父を末期癌で送っているからです。
本来このような相談に自己開示をすることは良くない事ですが、あなたに共感する理由は述べておきたいと思い開示しました。
お父様の病状は天のみぞ知るところです。そして、お父様はあなたの前向きな意見もなぐさめを含んでいるときっと理解していると思います。それでも、前向きに考える姿勢はお父様を勇気づけるのではないでしょうか。
必然という現実に目をそらすことは残念ながらできません。しかし、とにかく今日を生きると考えて欲しいと思います。無理して頑張らなくてもいいんですよ。今をお父様と一緒に生きてください。
勘違いしないで下さい、諦めとは少し違います。病気が良くなる事を念じながら、今を大切に生きて欲しいと願います。私は余命短い父と、その時を大切に過ごしました。
お父様を思いやる気持ちのあるあなたは、もし1人になっても立派に生きていけますよ。なぜならお父様はご自身の人生をかけてあなたに生き様を見せてくださっているからです。
私も陰ながら、お父様の全快とあなたの幸せをお祈りします。合掌
