出家
今現在、出家を考えている38歳、女です。私は今、鑑定師として勤めておりますが、ここまで到達するのに、17年かかりました。何故かと申しますと、言い難いことではありますが、過去にイジメの経験、性的な暴力、犯罪への誘惑、ネット上の誹謗中傷。言い切れないほどの様々な苦難との戦いだらけだったからです。出家したい理由は、欲や戦いから離れたい。嘘を付きたくない。心のざわめきは、もう疲れてしまいました。第二の人生を歩みたいと思っております。しかしながら、出家はどの様にしたら可能なのか、分からずにいます。
ご助言、お待ちしております。合掌。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
人間であることはやめられない
ご相談拝読しました。これまで幾多の苦難を経験し、戦ってこられたとのこと。本当にお辛かったことと思います。これまでよく頑張ってこられましたね。
さて、そうした経験から出家、つまりは得度して僧侶となり生きていくことをご希望とのこと。誠に尊い志であると思います。
しかしながら、得度しても、「思っていたのと違う!」となることが一番残念なことです。よくよく調べること。まずは得度の前段階、今の生活を保ちつつ信者として信仰を歩むことをオススメします。
というのも、僧侶になっても欲や戦い、心のざわめきから逃れられるわけではありません。清らかなのは仏の「教え」であって「人間」ではないのです。本当に覚ってしまうならば話は別かもしれませんが、仏陀釈尊と同様にお覚りになる道はとても険しいことでしょう。
人間が人間であることからは逃れられません。ですが仏法から人間を学ぶならば、いよいよその人間の闇の中に身を置いて歩んでいくことができるかもしれません。それはあなたの理想とは異なるかもしれませんが、望外の形であなたに救いをもたらすものではあると思います。
いずれにしても得度には師僧や所属寺院が必要です。まずは気になる宗派のお寺の門を叩いたり、法話会や座禅会等の場に参加してみたり、見識を深め、ご縁を求めましょう。
焦らず着実に。応援しております。
心より応援してますね
拝読させて頂きました。
あなたが出家なさって僧侶になりたいと願われることは本当に尊いことです。私もあなたを心より応援したいと思っております。
吉武 師がおっしゃる通り僧侶になる為には様々なことがらがあるのです。あなた自身の人生ですからあなた自身が判断なさっていくことではあります。とはいえど僧侶になる為には師が必要となります。
日本の中でも様々な宗派や教団があります。それぞれに仏様の教えを広めているのですが、その道のりはとても違いがあるのです。
ですから先ずはあなた自身がどの様な宗派の教えや道を歩んでいきたいのかを充分に検討なさってみて、自分に見合った教えや宗派を見い出していくことが先決かと思います。
現在では既存仏教教団も様々な宗派もホームページがありますし、それぞれの本山でもお話しがされていたり、様々な書籍も出版されております。
先ずは色々な宗派の案内を読んでみて少しずつ知っていきましょう。それから実際にあなた自身で様々な僧侶のお話しを聞いていきましょう。或いは様々なイベントや行事にも積極的に参加なさっていきましょう。
そうしていく中であなたが気にいる様な教えや納得できる様な教えやお話しなさる僧侶に出会うことができるでしょう。そこから少しずつ知り合いご縁を深めていかれて、あなたが本当に師となって頂きたい僧侶に出会い、師弟関係を結びましょう。
それから師の指導に従って学んでいくことです。そして本当に僧侶となるならば得度を受けていき僧侶としての第一歩を踏み出していくことになるのです。
おそらく様々な修行や研修を受けていくことになりますからとても辛い思いをなさることもあるかと思います。それでもあなたが本当に出家して僧侶として生きていきたいと思い願う初心があれば必ずやあなたは僧侶として生きることができるでしょうし、仏様の教えのもとあなたは救われるでしょうし、あなたによって多くの方々が救われていくことができるでしょうからね。
あなたが本当に素晴らしいご仏縁に恵まれて心清らかに仏弟子とし歩んでいかれます様に、大切な方々と一緒に心から満たされて生き抜いていかれます様にと切に仏様にお祈りさせて頂きます。繰り返しですがあなたを心より応援してますね。至心合掌
質問者からのお礼
ありがとうございます。
まずは、自分を見つめ、焦らず着実に。そして、師とのご縁を期待しながら今、自分に出来ることから始めます。私ならきっと出来ると信じ、今日から長年服用していた「安定剤」と「睡眠薬」とさよならします。クリニックの予約もキャンセルし、違和感があるものから「脱」。執着は、執着によって苦しみ続けますから。眠れないのは、諸々の情報によるものだと考えております。少しずつ「脱」。纏わりつく「欲」「執着」を手放して行きます。
頑張ります。感謝、合掌。