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後悔と自己嫌悪で気が狂いそうな毎日です

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長年に渡り取り返しのつかない過ちを犯し、文字通り「お墓まで持って行く」と決めている事があります(犯罪に当たるものではありません)。
都度そのような事をおこなってしまった当時なりの理由はありますが、何を言っても全て言い訳と自分の弱さです。今となっては愚かとしか思えず、当時の自分を理解できません。社会的な制裁や天罰が降ることなくここまできてしまいました。

このような私ですが、一般的には真面目と言われ続け、損な役回りや利用されたり裏切られたりサンドバッグにされがちなタイプでした。
その出来事と決別して7年ほどになります。事の最中も思い悩み、これまでも後悔・反省・懺悔…押しつぶされそうになりながらも周囲のためにも狡い自分の保身のためにも何とか心の平静を保ってきました。

ところが最近、その出来事の頃から巣食っていたのでは?という病の疑いがわかり、自分自身や過去ついて考える時間が増えたことにより、気が狂いそうになっています。
検査結果が出るまで生きた心地がしませんでしたが、結果何事もなく安堵する反面、これは罰ではなかったのか…私はいつどんな罰を受けるのだろうと。
病や事故、災害等に遭われる方々が何かの罰だとは思いません。ただ、善良な方々がそういったことにみまわれる中、何故私は安穏と生きて生活していられるのだろうと。この先何があるのだろうと。私個人で完結する罰ならば良いのですが、周囲の大切な人々に影響が出たり心労を与える事は何としても避けたいのです。

私はお墓まで持っていくつもりですが、関係者もいることなので将来明るみになる可能性はゼロではありません。そのことに怯えて続けることも辛いですが、自業自得故に罰としては軽すぎると思います。
将来明るみになるのなら今いっそのこと…と一瞬考えますが、自分可愛さ弱さで決断できません。大切な家族や身内にとってはどちらが良いのでしょう。

せめてせめて、今ある環境を大切にして周囲に感謝しつつ優しく生きて行こうと心新たに努力中です。
ただ、何をしていても後悔と自己嫌悪、将来への不安にとらわれ苦しくてたまりません。過去は消すことができません。自業自得です。わかっています。全ては私の愚かさが招いたことです。

せめて私個人で完結する罰を、また仮に償えるのならば、私ははどのように生きたらよいのでしょうか。

2023年3月14日 11:51

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

その覚悟を大切にしてください。

匿子 様 相談ありがとうございます。

過去のあやまちを、墓場で持っていくと決めたのなら、その覚悟を大切にしてください。おそらくその覚悟でいたから、あなたの周りの人が安心して暮らしているのでしょう。ですので、そのままでいいと思います。
そして、その過ちは、あなたが幸せになり、周りの人も幸せでいることが、償いだし、報いになると思ってください。

完璧な人間なんていません。誰でも間違いを犯すことがあります。犯罪や多くの人に迷惑をかけ続けるのでなければ、それは、あなた自身で完結させていいのです。
なぜなら、その間違いのその時、その瞬間は、一生懸命に生きようとした証に過ぎないからです。
ですので
「今ある環境を大切にして周囲に感謝しつつ優しく生きて行こうと心新たに努力中です。」は続けてください。おそらく続けることによって、過去の解釈が変わっていくでしょう。また、自分を癒し、自分にも思いやりを向ける練習をしてください。(この練習は応援させていただきます)そうすることで、過去が後悔となったままではなく、生きる糧となるでしょう。
私はそう思います。
参考にしてください。
一礼

追伸:お礼メッセージありがとうございました。確かに「・・・ば良いというものではない」との意見もあるでしょう。しかし自分を愛おしいが故の出来事だし、(推測ですが、不可抗力的なものがあると思いますし)覚悟を決めて今のあなたがあるのですから、そこは自分を尊重しないといけないと思います。
ですので、「汚い自分にどうしようもない」と思っている自分に、思いやりや癒しを向けて、今の幸せを大事に生きていく強さを養う必要があると思います。
過去を振り返って後悔して自己嫌悪しても、これからの人生を幸せに生きていく責任は生まれてこないと思います。そのために自分自身を大切にする、自分に思いやりを向ける練習が必要かと私は思います。出過ぎた意見かもしれませんが、参考にしてください。再礼

追追伸:さらにお礼メッセージありがとうございました。字数制限でこの欄はここまでです。またご機会がありましたらよろしくお願いいたしますと同時に、メールでも相談に乗りますので、遠慮せずに自分の気持ちを吐露してください。
心が安心するのが大切ですから。ではご縁に感謝申し上げます。再再礼

2023年3月14日 23:17
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有り難し
おきもち

お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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質問者からのお礼

釋 孝修  様

このような私にあたたかいお言葉と応援をありがとうございます。涙ぐみながら拝見し、心が少し軽くなりました。

しかし「バレなければ良いと言うものではない」…他の方々の質問やその回答でよく目にし、苦しい限りです。
また、あやまちを犯している間の私は大切な人々を裏切り、誰かを傷つけていた事は紛れもない事実です。そして、周囲の平穏を望みながらも保身のためにも事の露見を恐れる自分。自業自得ですが、汚い自分にどうしようもない気持ちが込み上げてきます。

今、ありがたいことに恵まれた環境に身を置かせていただいております。日々が穏やかであればあるほど自分が恐ろしく、失う事も恐ろしく、どうしたらよいのかわかりません。

お叱りを受ける事を覚悟しておりましたが、心に染みるお言葉をいただけたこと、感謝いたします。

重ねてありがたいお言葉をありがとうございます。
泣きながら拝読いたしました。
胸がいっぱいで言葉になりません。

周りに感謝しながら自分も尊重する…今の自分には相反するもので難しいことですが、精進して行きたいと思います。

気持ちが落ち着いてきました。
ありがとうございます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ