日々の供養の仕方について
先日、父が亡くなりました。
前日までとても元気だったのにあまりに突然のことで私も、母も、娘も受け入れることができませんでした。
なんとか簡単な葬儀を済ませ、父のお骨は故郷に帰ることになりました。
私は結婚して家を離れ新たに家庭を築いたので、もう故郷に帰ることはないでしょう。
お墓参りも年に一度ほどが限界だと思います。流石に遠く、気軽には行けません。それが悲しいです。
生前の父は家族思いで寂しがりやでした。お仏壇などがあれば日々父にお線香をあげたり日々の供養をできるのですが、仏壇も位牌もありません。
旅立った父のために祈りたいです。忘れていない、いつも心はそばにいるよ、と日々ちゃんと天国の父に伝えるために必要なことは何でしょうか。
日々の供養の仕方、祈りのやり方を教えてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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お父様があなたに寄り添っているのです
質問読ませていただきました。お父様がお亡くなりになったとのこと、心よりお悔やみ申し上げます。
お父様は故郷のお墓に入られたのですね。そしてお墓参りに行くのは大変で一年に一度くらいが精一杯とのこと。
そしてお仏壇もお位牌もないとのこと。
でも、大丈夫ですよ。お父様は天国(仏教では極楽浄土)にいらっしゃいます。お墓の中にいる訳ではありません。お骨と言うのはその人しか持つことの出来ない形見なのです。大切な形見だからお墓にお祀りするのです。
でもお父様は仏様になってお浄土に居ます。ですから何も無くても西の空に向かって(西方浄土と言います)手を合わせたらちゃんとお父様は気づいて下さいます。
何も無くてもいいのです。でも、それじゃ気持ちが入らないとお考えでしたらお家にお父様の写真を飾って手を合わせて下さい。ご家族が快く迎えてくれるなら小さな位牌を作っても良いのですよ。仏壇が無くてもお写真の前か横に小さな位牌を置いて手を合わせたら良いですよ。
繰り返しますが何も無くても大丈夫。お父様を思って手を合わせるだけで、お父様はあちらの世界から見守ってくださいます。
そして、いつも心はそばにいるよとお書きですが、実はあなたのそばにはお父様がいつも居てくださっているのですよ。遠く離れていても大丈夫。心はそばにいるのです。合掌