母親に心配をかけてしまった
ご多忙ななか、いつも心を砕いてくださってありがとうございます。
いい大人なのにみっともないことをして、親に心配をかけてしまったことについてです。
両親の住む田舎から出て、東京で10年以上一人暮らしをしています。
最近友人関係や仕事環境について困ったことが続き、親に近況報告がてら電話をして心配をかけてしまいました。
経緯といたしまして、一念発起して10年勤めた会社から転職活動をし、安定した職業に就いたにも関わらず適応障害になってしまい、前職に出戻りをさせていただくことになりました(ありがたいことに「ぜひ」と承諾を頂きました)
特に母とは、声を聞くと安心するのと心配をかけたのが申し訳ないのとで泣いてしまい、
そのせいで母も電話口で涙声にさせてしまいました。
それが申し訳なくて申し訳なくて辛いです。
わたしには特に秀でた能力もなく、真面目だけが取り柄だと思っていて、もっときちんとしなければと頑張っているつもりなのですが、どうしてもマイナス思考が出て空回りしてしまいます。
頑張れと言ってくれたのに上手くできなかった。それどころか心配をかけて泣かせてしまったのが辛く、転職失敗よりもそちらが苦しい気持ちです。
どうしたら親に心配をかけないように立派に過ごせるでしょうか。いつまでも元気で笑顔でいてほしいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
充分に休養を取り、癒されましたか?
松本 様 相談ありがとうございます。
適応障害まで出てしまったこと、お疲れ様です。今は前職に戻ったとのことですから、もう大丈夫ですか?充分に休養を取り、癒されましたか?
ストレスの多い社会ですから、休養や癒しは、常に必要かと思いますので、無理せずしっかり休みましょう。
そのうえで、あなたの「真面目だけが取り柄、もっときちんとしなければ」という心の癖が気になります。
強迫観念にも似た、真面目だけが取り柄、もっときちんとしなければ。という思い込みは、何歳ごろから思い感じるようになりましたか?
もし、ご両親に心配かけないように、信用を得るように、愛情を得るためにと幼い頃から思うようになっているとしたら、その頃の記憶をたどり、幼い自分を思い出し、「頑張っているから、無理しなくていいよ」「もっとのびのび動いて、いろんなこと感じて、自分を大切にしていいんだよ」と幼い自分を癒やしましょう。
ご両親はおそらくあなたに、愛情をもって接してくれていると思います。ところがそれがあなたに「真面目でいなければ」とか「もっときちんとしなければ」という思い込みを生むこともありますので、ご両親を責めているのではありません。
あなたも悪くないし、あなたのせいでもありません。
人は、そう思うような脳の癖を持っているということです。
ですので思い込みや、心の癖は、まずは、休養や癒しを得て、自分に思いやりや優しさを向けて、自分の辛い苦しい部分に、「頑張らなくていいよ、自分を大切にしていいよ」といい、「真面目でなければ、きちんとしなければ」のブロックを解き、心が活き活き動き、エネルギーを溜めていくことが必要となると思います。
癒されて心にエネルギーが溜まれば、心配かけることなく、あなたらしく生きていくことが出来ると思います。
参考にしてください。
追伸:お礼メッセージありがとうございました。そのとおり、心身共に癒されて元気になればご家族は安心しますよ。そしていつも優しさや温かさに包まれて伸び伸びした感じで、自分らしく居られれば、大丈夫です。純真で明るい笑顔が周りを安心させますよ。きっと大丈夫です。
辛い時はまたどうぞご相談ください。見えなくても優しい気持ちは通じますから。再礼
※お気持ちをいただきありがとうございました。困った時はどうぞメールでお話しください。感謝申し上げます。合掌礼
質問者からのお礼
釋 孝修様
優しいお言葉をありがとうございます。
わたしが心をよく休めてまた元気になれば、自然と家族も安心しますよね。
お言葉をいただくまで、今まで意識していませんでしたが、両親は優しさと激励のつもりで「しっかりやれよ!」「がんばりなさいよ!」とよく声をかけてくれます。
それが子どもの頃から続いたので、気付かないうちに心の癖になっていたのかもしれません。
前職には戻っていいというお許しを頂いている状態で、まだ現職に勤めております。
今週末に診断書を作ってもらって、来週退職のお願いをします。
前職への復帰までに少しゆっくりできる期間を作ろうと思います。