息子が「高校を辞めたい」と言う
4月から高校へ通い始めた長男が、始業式の次の日「学校を辞めたい」と言ってきました。その日は、初めて授業を受けた日でした。
理由を聞くと
「授業の内容のレベルが低く、これだと学校へ行く意味がない。やりたい勉強に専念したいから、時間が勿体無い。自宅で勉強して、高校卒業認定試験を受けて、大学受験をする。」
という事でした。
入学した学校は、家から通える範囲で1番偏差値の高い高校です。この高校に行きたいと決めたのも長男です。
やりたい勉強とは数学で、現在は、大学で勉強する範囲を学習しているようです。その他の教科のレベルは、普通だと思います。
中学校も、この高校に入学を決めると「中学校では得るものがない」と言い、卒業式の2週間前から、ほぼ行かなくなり家で数学の勉強をしていました。
効率的な考えだとは思いますが、たった1日授業を受けただけで決めるのは時期尚早と思い
「レベルが低いと感じるならトップを取ってから言って欲しい。だから今すぐ辞めて良い。とは言えない。高校は、勉強だけでなく人間関係なども学べる。家では、家族しかいないからできない。社会に出たら、お互い助け合う事も必要になる。」
等と伝えました。
1週間経ったので、もう一度 話を聞くと辞めたい気持ちは、まだあるようで、更に
「留学(短期ではなく海外の高校に入学)したい。」
とまで言われました。
我が家は、そんなお金もないですし、私立高校に通わせるのもギリギリです。
数学の勉強で何をしたいのか具体的に教えてもらいましたが、高校の授業では、やらないと思われる内容でした。
なので、大学が行っている公開講座を勧めてみましたし、目標とする教授が、どこの高校卒業なのか偏差値も調べさせました。現在通っている高校より5くらい偏差値の高い高校を卒業されてみえました。
長男は、目標はあるが、現実が見えていないようにも思います。
親としては、このまま高校卒業してもらうのが望ましいですが、本人の意見をどこまで聞き入れて良いのか分かりません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
結局、なるようになる
質問読ませていただきました。ご長男は優秀なのですね。特に数学がお好きなのですね。おそらく論理的に物事を決めて進んでいくタイプなのでしょうね。
もちろん優秀であれば高卒認定試験を受けて大学受験もあると思います。しかし、高校は大学の予備校ではありません。高校時代に培う人間関係も重要です。つまり学業だけが全てではないのです。そんなことはお母さんであるあなたに説明しなくても大丈夫ですよね。あなたは息子さんにそう言う話をできますか?
息子さんは、今の高校も自分で決めて行かれたのですよね。それなら入学早々に結論を出すのはいかがなものでしょう。
私は昭和バブルの頃に学生でしたから、それこそ一流高校→一流大学→一流企業が世間の出世路線でしたが、はたしてそうでしょうか。二流、三流の学校や企業でも生きがいを持っている人はたくさん居ます。あなたは、息子さんが目標はあるが現実は見えていないと思われるのもおっしゃる通りだと思います。
なかなか、親の言うことを素直に聞いてくれる年頃ではないかも知れませんが、あなたの体験ふくめて良く話し合っていただきたいと思います。それでも息子さんがやりたいと思うならば
任せてみるのも良いかも知れません。
無責任な回答と思われるかもしれませんが息子さんは既に1人の別人格です。例え失敗しても若いうちならリカバリーは可能です。
整理するなら、まずはあなたの思いを伝えてみましょう。それがダメなら好きにさせるのも良いのではと思います。
坊さんと言うより成人した子供を2人持つ親としての意見です。
お辛いでしょう。話し合える関係は保つ。
私にも子供がおり、裕福な家でもないので、進路の問題は他人こととは思えません。
ご子息の才能は素晴らしい宝物。
ただ、「長男」と書かれているので、弟か妹がいるのでしょう。
だとしたら、長男に全財産を投資するわけにはいかない。
まず、その一点(予算に限りがある)だけは長男さんに理解してもらいたいですね。
ただ、長男さんの才能だって親が与えたもの。お金持ちでも頭脳に恵まれていない子供もたくさんいる中で、長男さんには素晴らしい宝物をすでに与えているわけで、親御さんは決して卑屈になる(罪悪感を持つ)必要はありません。
どんな選択をし、どんな結果になっても、「できる範囲のことしかできない。できる範囲のことはやった。」と、悔やんだり恨んだりせず明るく前を向けるようになりたいものです。
十代の長男さんには、まだその境地に至るのは難しいかもしれませんが。
ネットやAIが発展している現在。
高校や海外留学にこだわる必要がなくなっていく可能性もありますね。
海外の論文をAIに翻訳させることもできる時代になると思います。
この先、求められる数学者の姿も変わっていくでしょう。
若い長男さんの方が、そのあたりの情報や肌感覚は鋭いと思います。
「予算に限りがある」「将来は自分で食べていけるように」という条件だけは理解してもらった上で、今しかできないことは何なのか、よく話し合いたいですよね。
意見は違っても、話し合える関係性は保ちたいですね。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
1人の人格…。そうですね。私も子ども自身が自立して生活できるように、育てているつもりです。
高卒認定試験についても入学式の際、薄々、入学に乗り気ではないのに気づいていた為、私がポロリと
「無理せず通ってみて。高卒認定試験もあるし…。」
と言ったので、覚えていたようです。
失敗も経験のうちと考え、話し合ってもダメなら、既往歴もあるので無理をして通うくらいなら、アプローチ方法を変えて目標に辿り着けるようにサポートするようにします。
ありがとうございます。
まだ下に妹弟がいます。本当は、長男のしたいように勉強をさせてあげたいので、言いたくないのですが、限界はあるので、そこも含め話し合いをいていきます。
思春期ということもあり、話し合いは冷静を保たないといけないですね…。