どう向き合えばいいですか?
2年半前に離婚した元夫が、昨年の夏、自死しました。
嫌いでとか、憎み合っての離婚ではありませんでした。
元夫の死後、とにかく何もする気が起きず、仕事以外は家に閉じこもることが多くなりました。もともと苦手な家事もあまりしなくなってしまいました。
何を楽しいと感じていたのかも思い出せず、長い間笑った記憶もありません。
一人娘には、両親が離婚するという辛さだけでなく、父親が自死するという耐え難い痛みを経験させてしまいました。
それでも少しずつ前を向いて歩こうとしている娘の姿に少し安堵しながらも、私自身は全く立ち直れずにいます。
元夫が亡くなる数ヵ月前から、仕事が原因でうつ状態になり、精神科に通院しています。診察やカウンセリングでは、仕事のことだけでなく、元夫のこともいつも聞いてもらっています。
それでも一向に気持ちが回復してきません。
元夫の自死のことを考えない日はありません。離婚を踏みとどまればよかったのか?と言う自責の気持ちや、私と出会って結婚しなければよかったのか?と言う後悔にずっととらわれてしまっています。
元夫の自死とどのように向き合えばいいのでしょうか。
毎日苦しいです。辛いです。いくら悔やんでも、元夫は帰って来られないのは分かっています。それでも考えてしまいます。私に何かできなかったのか?私のせいなのか?
このままでも、いつか時間が経てばこの苦しさや痛みが和らぐのでしょうか?
これからの半生、元夫の自死とどのように向き合っていけばいいのでしょうか?
楽しいと思える、幸せだと思える人生を望んでもいいのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたのせいでは有りません
あなたがお仕事が原因でうつ状態で医療に頼っている最中に元旦那さんが自死されたとのこと。大変なショックですね。また娘さんのことも御心配ですね。お気持ちお察しします。さまざまな自責の念もお感じになることと思います。しかし、外側から見ている人間から言わせてもらえば離婚して1年経っている元旦那さんの自死に対してあなたがそこまで責任を感じることは無いのではと思います。自死自殺は単独の原因であることはほとんどありません。さまざまな要因が積み重なり、ご自身も精神を病んでしまい選択肢がなくなる程追い詰められて起こってしまうように思います。私が携わっている「自死自殺に向き合う僧侶の会」で多くの希死念慮者のお話を聞いた上での意見です。
また、仏教的な見解を申しますと自死された元旦那さんは「お成仏」されています。決して行き場のない霊として彷徨っているようなことは有りません。ですから仏壇や墓前でなくても、いつでもどこでも元旦那さんに手を合わせて下さい。あなたや娘さんをお浄土から見守ってくださいます。
そして、元旦那さんはあなたや娘さんの幸せを願っています。何故なら、それが仏願だからです。元旦那さんは仏さまに成っていますから、この世のしがらみやら関係性やら憎しみ苦しみ恨みなど全ての煩悩から解き放たれている存在なのです。仏さまとして命を尊ぶ存在なのです。
ですからあなたは、元旦那さんと知り合って結婚したこと、訳あって離婚したかも知れませんが娘さんを授かったこと、一緒に人生を歩んだことに誇りをもって、あなたの人生を生きれば良いのです。
楽しいと思える、幸せだと思える人生を望んでもいいのです。合掌
追伸、それでも辛い苦しい気持ちがどうしようもなければ自死自殺に向き合う僧侶の会https://bouzsanga.org/にご相談下さい。
質問者からのお礼
早々にご丁寧なご回答、ありがとうございました。
元夫はお成仏しているとのこと、少し安堵しました。今、心穏やかに辛さや苦しさから解放されていることを心から願います。
お墓や仏壇は遠方の元夫家族のもとにありますから、教えていただいたように、いつでもどこでも手を合わせようと思います。
この苦しさや痛みが和らぐにはまだまだ時間がかかると思いますが、少しずつ前を向きたいと思います。