働く環境の悪化
社会は丈夫な人向けにできている。
私は黙々と作業するのが嫌いではなかったので、倉庫や掃除の仕事を経験しました。
そこでは体力自慢の方々が、丈夫さを武器に過酷な現場を支えています。
外国人労働者も増えたようです。場所によるけど30分の無給の早出、身体が丈夫なので、夏空調が弱くて暑くて倒れそうな場所でも休憩も取らず長時間働ける。
一見何か素晴らしい事のように思えますが、会社側に都合の良い働き方をされると、
どうにか最低限の決まりを会社が守ってくれてやっと働ける体の自分にとって、時代が昭和に逆戻りしたようです。
外国人労働者はおそらく優秀なのかもしれません。
ですが私のような人間には、働ける場所の環境を悪化させられて、腹立たしくも思います。
もちろん悪いのは容認する会社側ですが、現場の空気は丈夫な方々が無理して働く事を良しとする、変な方向へむかいます。
私は生計を立てる仕事に就けるのか生きていけないのではと悩みます。
そうした悩みさえも、丈夫で忍耐強い人にとって物笑いのタネにしかならないようです。
死んだほうがマシという考えは環境の結果、
日本の自殺者数が実際には増えているのは、働く環境が悪化しているからと思います。
こんな状況下で、どういう方向へ気持ちを持っていけば良いですか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
拝読させて頂きました。
厳しい労働環境の中で辛い労働を強いられてあなたは今本当に苦しい状況に追い込まれておられるのかと想像します。あなたがその様に思ってしまうのも無理からぬことかと思います。あなたのその思いを心よりお察しします。
外国人の方々も私達と同じ人間です。ですからその様な厳しい労働条件や労働時間に対応することはできなくなってくると思います。
会社や社会や政府がその様な劣悪労働時間や条件を労働者に強いることは悪行ですし、罪悪であり著しい犯罪行為です。
誰しもが決して犠牲になることなく安心して自分を守りながら働く権利があるのですし、その労働による報酬を得る権利があるのです。
今の日本社会や政府や会社はその様な当然の人としての権利を奪っております。ですから大変なあやまちを犯しています。権利者も経営者も雇用者もその様なあやまちや罪悪を犯しているのです。
権力ある方々が自分達の目先の利益(りえき)ばかりを追い求めて労働者や社会的な弱者やマイノリティの方々に無理強いして犠牲にしていくことは決して善くありません、重い罪悪です。
そのまま放置していくならばそう遠くない未来にはその様な会社も社会も日本もなくなってしまうことでしょう。誰一人残らずに滅びていくでしょう。今その様な状況に向かっているさ中にあると私は思いますし痛切に感じます。
国連が目標とするSDGsは「誰一人として取り残さない社会や世界」を目指すことです。その様な世界の情勢に逆行しているのですからね。誰しもが安心して毎日を心から豊かに安全に皆さんと一緒に幸せに生きることのできる社会や世界を目指していくことが何より大切かと私は思います。
あなたも外国人の方々も誰しもが安心して毎日を心身共に充実なさり働くことできます様に、無理で違法な労働を強いられることなくなります様に、それぞれの人生を心から豊かに幸せを分かち合いながら生きていくことできます様にと切に仏様や神様に祈っております。
質問者からのお礼
丁寧な回答をくださりありがとうございます。
権力者が弱者を虐げてくるのがあまりにも日常的すぎて、道理がよく分からなくなってました。
それが罪悪だとはっきり書いてくださって安心しました。自分否定のループから距離を置けそうです。