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義兄や母が浮かび自分の役割に集中できない

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いつもありがとうございます。自分の役割・仕事に全く集中できないごとについて、ご相談させてください。

現在、研究者、会社経営者、実家と義理家の祭祀・墓守、勤務先での仕事といつかの仕事、役割を持っています。負担も大きなものですが、それぞれ重要でやらなくてはならないことだと思っています。やらなければと思っていますが、これまでの人間関係のトラブルのことばかり繰り返し思い出し、考えてしまい、手につきません。

過去にご相談していますが、配偶者、父が亡くなった際の義兄、母の対応からほぼ絶縁に至っています。葬儀や相続等本来自分がやるべきことを他人に押し付け、権利以上のものを盗み取ることに一所懸命。どちらも、事が終われば都合の悪いことは隠し、外面だけよい人。そうしたことへの怒りなのだと思います。

また、勤務先でも同様に役割を果たしていない上司等からの過度の仕事の要求等があり、精神、体調を崩しています(こちらは、会社の人事等が一部ですが入ってきています)。上司等に言葉をオブラートにつつんで伝えている同僚がいますが、私はその余裕もなく、下手です。

配偶者、父を亡くし、精神的に弱くなったところに付け込まれたようにも思います。

怒りを消し、やり過ごす方法、また、勤務先の役割を果たさない上司等にうまく対応して、どう自分の役割、仕事を行っていけばよいのか、アドバイスをいただければと思います。

2023年5月5日 9:07

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

優先順位をつけ、緩める・手放すということを意識的にやっていく

大人になれば、いろんな立場に立たされて、その役割を担っていかねばなりませんね。

どれも大事でしょうし、中途半端にも出来ない、したくないというのが、あなたの気持ちですよね。

大変なことが重なって、気持ちが弱っているときには、全てを100%全力で取り組むには限界がありますし、心身を壊してしまうのは目に見えています。
優先順位をつけて、緩める・手放すということを意識的にやっていく必要があると思います。

家庭の問題や仏事に関しては、一番そばにいるのが僧侶だったりします。何でも相談しながら、一番わかっていてくれる人、そんな付き合いをお寺と出来ていたらいいのですが。私はそのようにお付き合いをしています。あなたの場、それが難しいければ、親戚だからと付き合うことはありません。こういう人たちは、自分自身も家族から大切にされないのですよ。先が見えています。あなたの中の信仰を大切に、亡き人と向き合っていかれたらいいのですよ。悪縁と共に、上手く手放したと思っていかれますように。

また、自分の力量を過信して尊大に振る舞い、無理を他人に押し付ける人がいます。押し付けられやすい人もいます。ですから、強引な押し付けには、しっかり主張を。キャパオーバーだということを、また自分の仕事を優先させていただきますと、しっかり主張をして、自分を守りましょう。
やることをきちんとやっていたら、主張しても切られるということはありせん。あなたが培ってきた力が、守ってくれます。

何が一番か、自分のための優先順位をつけましょう。あれもこれもと抱えずに。重なるときこそ、後回しや切り捨てたらいいのです。そういった割り切りは、気持ちに覚悟ができて、ラクになれますよ。そして自分だけの時間を大切に、労りましょう。

2023年5月6日 12:48
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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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質問者からのお礼

中田さま ご回答ありがとうございます。
義兄、母、会社の上司等は助言・手伝いをすることをやめ、少し離れてみていたら、言っていることやっていることに矛盾や賛同できない点が多く、無理に時間を割いたりするべき人たちではないというのが正直なところです。
優先順位は自分の中でついているように思います。亡き配偶者、父、義父母等謙虚で他人を思いやることを教えてくれました。変な話、金銭面での財産もいただいています。そして、研究等で私を根気よく励まし、指導してくださる方々。まず、こうした方々に関係するものが自分の中で優先です。母のわがまま、矛盾した仕事は後回しです。キャパオーバー、自分の仕事優先はこれまでも伝えてきましたが、理解しようとしませんでした。培ってきた力が守ってくれるのであれば、悪縁として離れていくのでしょう。

「家庭の問題や仏事に関しては、一番そばにいるのが僧侶だったりします。」中田さまの力強いお言葉に力をいただきました。中田さまのこれまでのおつきあいや優先順位のつけ方など、さまざまなご経験からのお言葉ですね。

「緩める・手放すということ」を意識してやっていきたいと思います。
できるなら、手放すことが双方にとって良縁につながりますように。
ありがとうございました。

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