回答 2
有り難し 23ハスノハ様
悩みが辛く、ここに辿り着きました。つたない文章ですがご相談させてください。
自分は努力できないのに理想ばかり高い人間です。
周りの人と仲良くなれない、うまく馴染めない性格や、家庭環境もありもともと自己肯定感が低いのですが、スポーツで得意とするものがあり、子供の頃から褒められて育った為か内向的なのにプライドだけは高い状態になりました。
大人になり特技だった分野の中でよくできる他人の存在を知ったり、やる気を失ってしまったりしてもともとの自己否定感だけが残りました。
理想が高く運動以外の何においても能力が高い姿をいつも想像して、周りに認められている姿を想像しています。
周りは自分を持っていてしっかりと自分を認めているように見えますが、自分は人の顔色を伺ったり嫌われたくなくて八方美人な性格で自分というものがありません。
理想が高くても近づこうとすることはいいことだと思いますが、自分は自信がなくて理想に近づこうと努力することも怖く、強烈な矛盾がある自分に自己嫌悪します。
努力もせずに自分が理想の姿に相応しいと思っていること、結局は自分が大好きで大切だから傷つきたくないだけということ、
今の自分を全否定して他人になりたいと願っていることが辛いです。
毎日生きるのが辛くて、人に関心が持てなかったり自分を作ったまま交流したり、とにかく自己中心的です。コントロールが効かなくなってきて攻撃的になったり鬱状態に近くなっている気がします。
仏教的に見ても今の自分は欲やエゴの塊で、とても見ていられないものだと思います。ですが理想の姿に執着してしまう自分がいます。
今の自分が人として健康的にエゴに囚われず生きる方法はあるのでしょうか。
私に必要なものや、またお叱りなど、なんでも教えて下さい。
長々と文章を書いてしまい申し訳ございません。何かアドバイスを頂けましたら幸いです。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ご相談読ませていただきました。あなたは、とても真面目な人なんだなと言う印象です。何故なら「自分は努力できないのに理想ばかり高い人間」とご自分を表現しているからです。
実は私は会社経営をした経験がある坊さんです。何人も面接して何人も採用して何人もクビにしました。
中には本当に何も出来ないのに努力もしないで理想ばかりの人もいました。でもそう言う人は自覚もありません。
あなたがそう言う自覚があるのはとても素晴らしいことです。出来ないと自覚する事は出来るための第一歩なのです。
仏教的にも善導大師と言う高僧は、まず自分がダメな人間であると自覚せよと仰っています。そこから未来が開けるのです。
人間は多かれ少なかれ自己中なものです。
だから、それで良いのです。
社会人になったら、人の顔色うかがいます。別に悪いことじゃありません。ズルく生きてもいいんです。
あなたには、スポーツで自信もてることがあるのですよね。それだけで十分です。何故なら何も自信がないけど生きてる人もたくさんいるのです。
もちろん努力は大切です、でも出来る範囲のちょっとだけの努力でいいんです。
高い理想じゃなくて、低い理想をかかげてみませんか。出来そうなことからちょっとずつ。そう言うのの積み重ねで自信は出来上がりますよ。必ずね^_^
「自分は努力できないのに理想ばかり高い人間です。」とあります。
👉もし
理想が高いのであれば、まだ私はその理想がまだ低いのだと思うことから。
理想をさらに高くする。そうすることで目標意識が高まり、おのずから「これはやらなければならない」という意識が起こる。それを努力というだけです。やらざるを得ない努力、自然に行われてしまう努力なので、苦労もなく好きでやりたくなるようになる。格闘技で勝ちたい人がおのずから練習量が増えて苦なく燃えるようなものです。🔥
「周りの人と仲良くなれない」
👉自分のスタイルを持たないこと。観音様は無我。なんにでもなれる。相手に応じて変化・変身。キャラ設定固定不要です。
「自己肯定感が低い～プライドはある」
👉自己肯定感はその日のコンディション。
たとえ自分は完璧だ最強だと思っても、今日の現実の状況一つで人間の心理は変化するもの。自己肯定感という言葉に騙されず今の心理状態を落とさないようになさることです。
「自己否定感だけが残りました。」
👉同じく自己否定とか肯定は、いつどこで誰のアタマで何分何秒やっているかを問うべし。
全～部、今の最新の自己ディスり。評価。自分が自分をいじめて喜んでいるようなもんですよ。やらんほうが良いと気づけば即、終わります。
「周りに認められている姿を想像してしまう」
👉成功ビジョンがズレていると改める。世間で認められている人がどれほどの価値があるのかどうか。あなたでさえ自分の評価を常に気にしているわけでしょう。あの人が認められているという考えは人の財布の中身を気にしているのと同じ。あなたはあなたの器、能力、スキル、時間、自由がある。理想が高いならばそういうレベルの理想なんて捨てる事です。
「他人になりたいと願っていることが辛い」
人間には演技性の心理というものがあります。仮面をかぶる。そのままでいられない。キャラを作る。ある種それは何にでもなれる力。こうなりたいという自分をちゃんと持つための信号とする。
「エゴに囚われず生きる方法は？」
👉
エゴや理想は高さより高品質であるほど邪悪性や自己否定性がなくなり建設的になる。エゴ的なアートやスポーツの世界はNG。道に学ぶ。武道、茶道、書道などには競争がない。各自がみんな自分の力の開発向上あるのみ。道の世界はエゴを上手に転ずる世界。エゴを否定するのではなく善導する。
