褒められたことをなかなか信用できない
ハスノハさんから勇気をいただいております、向日葵と申します。いつもありがとうございます。
相談させていただきます。
私は、私のことをよく知っている人からの褒め言葉さえ信用できないのに、人から貶された言葉は受け止めて引きずってしまうところがあります。
このことは、褒めてくれた人に対して申し訳ないことだと思いますが、なかなか受け入れることができません。
自分の良いことを自分で認めないことは自分に対しても悲しいことだと母からも教わりました。
受け入れられない理由は、私が努力しても成績は中途半端で運動神経もよくない点、
人の言葉を真に受ける繊細な自分が好きではなく
自分に劣等感を抱いている点によるものだと思います。
私は現在、幼少期からの夢である看護師を目指しています。少し遠回りしてしまいましたが
どうしても叶えたい夢です。
看護師は苦しみや不安を抱えておられる患者さんの心のケアをする仕事なので、
今のような自分に自信がない状態では患者さんに対して失礼だと考えています。
今の自分のよくない考えを直したいです。
大切な人たちを信じる勇気を持ち
自分に自信を持つことができるようになるためにも、
どうかお力を貸していただきたいです。
よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
是非とも看護師になってください。
向日葵 様 相談ありがとうございます。
ぜひとも頑張って看護師になってください。
私のお寺には、看護専門学校の学生が看護実習のうちの一つとして死生観を学びに毎年やってきます。
その時、看護師の卵の学生さんたちに教えているのが、
「セルフ・コンパッション」です。
自分に思いやりを向ける練習です。
患者さんの死にまつわる喪失感などの看護のダメージケアとして取り入れています。(もちろん、死生観にまつわる仏教的な話もします)
それで、セルフ・コンパッションを取り入ると、自己肯定感があがりますから
自然と褒めてくれたことを受け入れるようになりますし、
「成績は中途半端で運動神経もよくない」と思うことも受け入れるようになり、劣等感が軽減します。また、他人から貶されても、対処できるようになっていきます。
ですので、機会があれば、本か何かでセルフ・コンパッションの知識を得て
実践してみてください。もし取り入れたいと思うなら、お手伝いいたしますので。
そして看護学生さんに良くお伝えしているのが、
失敗してもいい。失敗から学んで次にいかせばいい。
自信が無くて当たり前、経験値を増やせば大丈夫。
さらに何より、
「あなたが描いた夢はあなたしか実現できないし、
宇宙がどんなに広くても、今その場所で、今その瞬間に看護師になろうと息をしているのはあなたしかいない。あなたは貴重な存在です。
ですので、是非国家試験を合格していただいて、看護師になってください。」
とお伝えしております。
「今の自分のよくない考えを直したいです。」より、そのままの自分を認めて
私は完璧じゃないけど、唯一無二の存在だと思って、頑張ってみてください。
きっと大丈夫です。参考にしてください。一礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。
ちなみに、医学書院から発行されている看護情報誌の『看護管理』2020年
11月号にセルフ・コンパの特集が掲載されていますので、学校の図書館とかで探して読んでみてください。何となくでもコンパッションの事がわかると思います。参考までに。
この度のご縁に感謝申し上げます。困った時は遠慮なくご相談ください。再礼
質問者からのお礼
応援していただきありがとうございます。
セルフ・コンパッションを実践します。とても勉強になりました。
自分も他者も受け入れることができる、そんな看護師になりたいです。
ずっと悩んでいましたがおかげさまで私にも光が見えてきました。
こちらで多くの方が救われているのを見てきました。
いつもありがとうございます。
ハスノハさんと私を出会わせていただき感謝します。