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中絶か離婚か、選ぶことができません

回答数回答 1
有り難し有り難し 28

この度3人目を授かりました。
避妊は一応していましたが、十分なものではなく、私は出来たら産むと以前伝えていました。
なので産めるものだと思い込んでいたのですが、授かった事を伝えると「無理」の一言。
もういるのだから、どういうことかと聞けば、私の顔もみず「経済的にもだが、精神的に無理、これ以上煩いのに耐えられない。仕事もお前たちのために頑張ろうと思えない。産むなら離婚だ。」と言われました。
そこから仕事ですれ違い話すことが出来ず、何とか話しても「離婚」しか選択肢がありません。

私が産む選択をすれば、直ぐに離婚になるでしょう。しかし子供たちは夫が大好きで、両親の離婚で心身的に崩れるのは目に見えています。
私自身、家事が不得意で3人も育てられるキャパも経済力もありません。夫は何も言わない代わりに、家事も育児もやりません。今でも余裕が無いのに、虐待をしてしまうのではと怖いです。
そしてこれまでの妊娠中毎回出血に悩まされ、1度はそれが原因で流産しています。動けず働けない、自分のせいで子が危ないと情緒不安定になり「死にたい」と何度も思いました。
またその恐怖と向き合う自信がありません。

そんな私を見ているからこそ、夫も中絶をすすめているのだと思います。

頭では今の生活を選んでいます、でもどこかで「会いたい」と思う気持ちが消えません。でも産んで終了では無い、産んで育てあげる責任がある、1人でそれができるのかと考えると、「出来ない」です。

夫は私の気持ちなど関係ないようで、中絶するならついてきてと言えば「なんで」と返ってきて…薬で簡単にできるのではと言います。
せめて悪かった、もちろん付き添うと、私に寄り添ってくれれば、夫婦で背負うと言ってくれれば、私も泣きながらも今を選べたのではと思います。
流産した時は「お前のせいじゃない」と抱きしめてくれました。そんな優しい人だったのです。
だからこそ、今それ程夫は精神的に追い込まれているのだと思います。

今度初めて病院に行きます、正直逃げたいです。
もう時間もないのに、どちらにしろ産んであげられないのに、謝り泣くばかりで決心がつかないのです。
親にも誰にも相談できません、相談できないことをしたのです。

どうすれば良いのでしょうか…
子でも家族でもなく、自分を守ることしか考えられない私に絶望しています。

2023年6月9日 18:52

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたがどんな選択をなさっても、あなたの気持ちのそばにいたい

どれほどの辛さだろかと思います。ハスノハに相談するまででも、ずっと悩んできたのでしょ。命のこと、すれ違いのこと、これからのこと、投げかけられた離婚という言葉…

もっと気をつけていれば、もっと私がちゃんと出来ていれば、もっと私が…わたしのせい…と、自分を責めているのではないですか。

難しいですね。命に対しての重みと責任。
終わらせることが、どれほどのことか。
何が正解なのだろうって。もう逃げ出したいくらいですね。
 
僧侶であるけれど、一人の女性として、あなたを想うと、怖くて堪らないだろうと思います。 
身体も、しんどいでしょ。体調も不安定なことと思うわ。早い人なら悪阻が始まるからね。身体も、心も、悲しくて辛くて怖いよね。夫さんの突き放した態度にも、冷たさと孤独を感じているのではないですか。

あなたのことを、責められない私がいます。
あなたがどんな選択をなさっても、あなたの気持ちのそばにいたいわ。ハスノハのオンライン相談もありますから、一緒に手も合わせましょう。あなたが背負うなら、私もその隣にいますから。どうか、自分だけを責めないで。一緒に、仏様に、大切な命をおまかせしていきましょう。仏様なら、この子も、あなたも、救ってくださるわ。

2023年6月9日 19:36
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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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質問者からのお礼

お答えありがとうございます。
こんなに早く回答をつけていただけるとは思わず、内容を読んでポロポロと泣いてしまいました。
もう既に悪阻が始まっており、仕事中はおろすのだから知られてはならないと気を張りつめ、上の子たちは周りに言って喜べたのにとまた謝り、無理をして出血して、いっその事流れてくれないかと最低なことを考え、また謝り…

お腹の子には謝るしかありません。

私がもっと夫ときちんと話していたら、夫婦として未熟だったから起こってしまった罪です。

私のせいなのです。

私の気持ちのそばにいる、隣にいると言って下さりとても嬉しかったです。同時に、夫にもそう言って欲しかったのだ、夫には一緒に背負って欲しかったのだと実感しました。

病院にいき、お腹の子に会い、私の心がどちらにかたむくかはまだ分かりません。
どちらも後悔がつきます、それでも、自ら選ぶしかないのですから、頂いたお言葉を胸にし、授かった命と向き合い、夫とも向き合いたいと思います。

寄り添う暖かいお言葉、本当にありがとうございました。

中田様
以前はお言葉ありがとうございました。
夫と話し合い、つい先日中絶手術を受けてまいりました。夫からは「申し訳ない、悪いと思っている。可哀想だけれど、でも無理だ」と言われました。
結果変えられず、私も1人で3人を育てられるお金も自信もなく、選びました。
私が強ければ守り産まれてこれたはずだった我が子。
申し訳ない気持ちでいっぱいです。なぜ今しか選べなかったのかと自分の弱さが憎いです。
誰にも言えない命にしてしまったこの子の供養ができるのは私しかいません。
せめてこの子の供養を精一杯して生きていこうと思います。
中田様のお言葉もあり、夫と話すことも出来ました。ありがとうございました。

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