hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

過去の罪悪感、傷ついた記憶との付き合い方

回答数回答 1
有り難し有り難し 15

アラフォーです。

これまでの人生で、自分がしてきた小さな罪や大きな罪。誰かに傷つけられた記憶や誰かを傷つけてしまった記憶。

そういったものがずっと自分の心の中にずっしりとあります。

これこそが生きるということ、仕方がないこと、繰り返さないように学ぶのみだと考えていますが、時折その重たいものが頭と心を覆ってしまい悲しく苦しい気持ちになります。

一番大きな罪と後悔は、5年前の離婚です。
どちらが悪いというかたちでのお別れではありませんでしたが、本当は私が全て悪いのです。彼と彼のご家族に申し訳なかった。自分勝手だった自分へ、情けない気持ちや恥ずかしい気持ち、強い嫌悪感が消えません。

彼からはお別れしてしばらくしてからLINEをブロックされており、もはや彼の気持ちを窺い知ることも、彼の近況を知ることもありません。

心の中の大きな暗い感情と、これからどのように向き合っていけばいいのでしょうか。

このままでは、これから先、ほんの少し何かがぴたっと揃うだけで、この世から消えてしまってもいいやという気持ちになってしまいそうで。

2023年6月15日 1:06

この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

希望は必ず見つかる

もね 様 相談ありがとうございます。

過去の過ち、誰でもあるものだし完璧な人間はいないと思います。もちろんそんなことは百も承知かもしれませんが、あえて今一度それを思ってください。
そして、過ちにばかり注目するのではなく、あなたの出来たこと、彼を愛したことがあったはずです。意識をもって思い出せばよいこともあるはずなのに、ショックや暗いことばかり人は思い出す。人の脳はそのようにできているのです。
思い出しては、自分を責める。自分を責めては、辛い感情を喚起さえて増幅させる。また暗いことを思いだす。そのように、人は厄介な脳を抱えているのです。

本当は、心の底から笑い、輝かしたい自分がいるはずなのに。
だとしたら、厄介な脳の働きを変えて、心を落ち着かせて
あなたは、過去を教訓にして過去に縛られずに生きるべきだと思います。

どんな未来を描きたいのか、希望は必ず見つかる。
毎日小さく幸せに暮らしているのなら、
その、幸せを希望に変えて笑顔に変えて、どのように生きていきたいのか?
そこへ視点を持っていくべきだと思います。

そして、そんな視点をもち、将来何かのよい出来事があった時
あなたの過ちはさらなる教訓として、生きてきた意味として
答えをくれるように私は思います。

希望を持ち、視点を移す、そんなお手伝いならさせていただきますので、
前向きに切り替えてみてください。
参考にしてください。
一礼

2023年6月15日 16:14
{{count}}
有り難し
おきもち

お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
このお坊さんを応援する

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ