生き続ける意味
夫の不倫と離婚がきっかけで希死念慮に憑りつかれている子なし独身の女です。
不倫の発覚から何度も死にたいと思い続けてきましたが、両親や友人を悲しませたくないという一心で何とか生きながらえてきました。
しかし最近は自分のためでなく他人のために生きていることに意味があるのだろうか、と考えることが増えました。
心療内科に通ったり仕事に打ち込んだり、新たな趣味を始め体を動かしてみたり、色々試しましたが特に効果はなし。最近は具体的な死に方や、死ぬ前に必要な手続きのことばかり考えています。
もちろん私が死ねば悲しむ人が大勢いると理解しています。
自死を選ぶ業の深さも分かっているつもりです。
でもそれを上回る希死念慮が日に何度も襲ってきて、そのたびギリギリのところで踏みとどまっています。
ひとまず死ぬ前の身辺整理をしているうちに気持ちが変わるかもしれない、と思い時間稼ぎをしていますが、そろそろ整理も終わってしまいそうです。
自分が望んでいないのに生き続けなければならない理由ってなんなのでしょうか。
周囲が悲しむ・迷惑がかかるから、という理由以外に何かありますか?
いつか時間が解決してくれるとしても、それまで耐え続けるのはあまりにも辛いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ネガティブ感情を吐露することで、
TMK 様 相談ありがとうございます。
もとご主人の不倫、そこから離婚ということなので、喪失感や絶望感あるいは、虚しさが襲っているような感じでしょうか?
孤独感や悲しさもあるかもしれませんね。
色々な場面で、感情を感じるのにあきらめて感じずに、あるいは感じても表出していないとしたら、淋しさや虚しさがずっと覆いかぶさった状態ですから、希死念慮がついて回ります。そして、いろいろ試しても覆いが取れず、生きる意味を考えても解決に到りません。
つまり過去を振り返ったり、今の状態を思って感情をしっかりと感じて、自分の気持ちをその都度ごとに吐露していけば、淋しさや虚しさが小さくなり覆いが取れたような感じになり、希死念慮が減っていきます。生きる意味は希死念慮が減ってから考えることにしてください。ネガティブ感情の状態では生きる意味は見い出せないと思いますので。
では、その過去も含めて感情を感じて気持ちを吐露することですが、それには、カウンセラーやセラピストや僧侶に、じっくりと優しい温かい雰囲気で聴いてもらうことです。親友でも構いません。あなたを責めずに優しく包み込むような感じの信頼できる人に気持ちを聴いてもらうのがいいでしょう。
そして、優しく温かい雰囲気で思いやりや優しさに触れた時、心が少し温かくなると思います。その時の気持ちの変化を受け入れるようにしてください。
あなたはまだまだ、やりたいことやれることがあると思います。
希望は持っていていいし、夢を持ち続けていいと思います。生ききっていいのです。「生ききる」ということを誓えるようになれば、自然と生きる意味とか、あなたが今そこに居ていいとかの存在意味を感じるようになると思います。
参考にしてください。
合掌礼
思いをお聞かせ下さいね
拝読させて頂きました。あなたが生きる意味や希望を持つことできずに死ぬことを考えてしまうのですね。あなたは自分が亡くなれば沢山の方々が悲しむと思って今まで一生懸命に生きてきたのですね。
自分が望んで生きようと思えない中で生きなければならない理由は何なのかと思い悩んでいるのですね。
周囲の人が悲しんたり迷惑がかかるからという理由以外に何か理由があるのか?と疑問に思い、例え時間が解決してくれるとしても、それまで耐え続けて生きなければならないのはあまりにも辛いのですね。
あなたのそのお気持ち全てはわからないですけれども、心よりお察しします。
今あなたは様々な身辺整理をなさっていらしたのですね。そして整理も終わろうとしているのですね。そして死んでしまいたいという思いがつのってきているのですね。
宜しければあなたのその思いをゆっくりとお聞かせ頂けませんでしょうか、今まであなたがどの様に生きていらしてどんな辛い思いをなさっていらしたのか、悲しみや苦しみやさみしさを抱えていらしたのかをゆっくりとお話しなさって下さい。あなたのその思いをお話しなさりあなたの心の中から出して下さいね。お話しなさっていかれる中であなたの心の中を少しずつでも整理なさっていくことができるかもしれません。或いはあなたの心の重みや苦しみを少しずつでも和らげていくことができるかもしれません。
あなたのその思いをここでも私達と分かち合う中でもしかしたらまた違った理由も見つかるかもしれません。
あなたが今もお感じなさっておられるでしょうが生きることはとても辛いですし、何故こんな思いをしてまで生きなければならないのかという思いが溢れてくると思います。或いは怒りや憎しみも湧き上がってくるかもしれませんが、その思いをどうかあなた独りで抱え込まずに分かち合いましょう。
あなたは決して独りではありません、あなたを心よりお待ちしております。