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離婚するべきか

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はじめまして。
夫が短期間で私に内緒で借金をしていました。多重債務です。
約1年間で450万円程…。
それまでも、貯金を勝手に使ったりすることがありました。
借金の理由はギャンブルや交遊費です。

離婚をしようと決めたけど、まだやり直せるんじゃないか?
頑張っていけるかもしれないと思ってしまいます。

小さな子供を2人抱えて1人で育てていくことが不安で、
離婚に踏み切れないのもあります。

実家へ戻ることは母親が許してくれず、部屋を探して仕事も探して
やっていきなさいと言われています。
今は実家まで高速を使って2時間程離れた所で暮らしています。

借金以外は優しい夫です。
だから余計に離婚を躊躇ってしまいます。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

女性には男をスーパーマンにする力がある

捨ててしまうのは簡単です。いつでもできます。
債務整理に関しては、司法書士さんを吟味して相談なさってください。 
実際子供をシングルで育てるのは今の日本至難の業。
まずは離婚に踏み切る前に自宅で収入が得られるコトをネット内で探し、共働きをしましょう。
夫には、約束をさせることです。
条件付きで、約束を迫るのです。
「今回、私、離婚を考えました。でも、私はあなたの事を今も愛しています。(赦し)
あなたに何とか頑張ってもらいたいの。(励まし 信頼)
あなたなら絶対できると思うの。(信任)
それにギャンブルに走っちゃったのって、ゼッタイ原因があったと思う。(理解 ケア)
ただ単に快楽だけじゃないと思うの。
それをアナタが私に打ち明けられずギャンブルに走らせてしまったのは私のせい。ごめんなさい(反省)
(ここで、相手がギャンブルに走った原因を聴きだしてください)
今、子供たちを幸せにするためには二人で頑張るしかないと思うの。(提案)
私ももっと頑張って家に収入を入れるようにするから、半年間、私に誠意を見せてくれない?もし私が誠意を感じられなかったら、ごめんなさい、子供たちの為にも別れます。でもそれは悲しいから、今日から頑張ろうよ(誘導)」
それでもダメなら、m(__)m
その男性はアナタより、子供より、ギャンブルと自己を愛するエゴエゴなやさしい人間です。
でも、そんなことはないと思います。一番の理解者になるべき、妻が、時には、子供より、夫をサポートしてあげることで、何らかの変化が期待できると思います。
男は、その気にさせればすぐに行動します。何か重たいものを背負わせていませんか?
それを取り除いて、赦しを与え、サイドについて励ましを与え続ければ、男はよく働きます。
相手の人間性を見極め、その人を一番ヨイショできて、ノセられる方法で、ノセて、今まで以上にサポートし、マネージャー的立場として接することです。

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お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

借金問題について

セン様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

ご主人様の借金問題・・離婚すべきかどうかのご相談・・誠に難しい問題でございます。

以前にも下記の問いにてご主人様の浪費癖に悩む方からのご質問を頂いております。

問い「主人の浪費 私の怒り」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1003580266.html

この際におきましては、浪費癖の改善へと向けて、「成年後見制度、あるいは地域福祉権利擁護事業・日常生活自立支援事業の利用」をお薦めさせて頂いております。一度、セン様もお近くの社会福祉協議会の窓口へとご相談なさられてみられても良いのではないかと存じます。

多重債務の問題につきましては、司法書士や弁護士へと相談なさられると良いでしょうが、また同じように借金を繰り返してしまうようであれば、本人の力では、もはやどうにもならない何らかの依存症的なもの、ギャンブル依存症などになってしまっている恐れもありますので、心療カウンセリングやメンタルケアが必要になる場合もあるかと存じます。そのあたりのことにつきましては、一度、保健所へとご相談なさられてみられても良いかもしれません。

「借金以外は優しい夫です。だから余計に離婚を躊躇ってしまいます。」・・

確かにそうかもしれません。しかし、その借金のせいで一体どれほどに苦しめられているのかを考えますと、優しい夫だからと言って、いつまでも見過ごすこともできないかと存じます。

特に小さなお子様の将来のためにも、ここでしっかりと更生を図らせることが肝要ではないかと僭越ながらにも存じます。更生へと向けては、周りの皆様の理解や協力・サポートも必要となります。あまりお一人で抱え込まずに、この機会に行政機関へとご相談されるのも大切なことではないかと存じております。

どうか善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

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最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断しています。 https://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k

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