日蓮宗にとって阿弥陀如来とは?
初めての質問失礼します。
これまで神様も仏様も特に信じず生きてきましたが、この世で1番の味方であり大好きだった祖母が亡くなった事をキッカケに、日蓮宗に心惹かれるようになりました。
というのも、祖母が日蓮宗の信徒だったということを亡くなってから知ったのです。
子供の頃、祖母の家に遊びに行くと、祖母はよくお線香を上げてお仏壇に手を合わせていました。けれど、それがどのような意味をもっているのか、どこの宗派なのかを今まで知らなかったのです。
祖母が亡くなってからというもの、心にぽっかりあいた穴が日毎に大きく深くなっていくようで、毎日泣きながら祖母を想い、日蓮宗について調べるようになりました。
すると、どうしてなのか、行ったことのないお寺の写真に強く心を惹かれ、日蓮宗のYouTubeでお坊さんが日蓮大聖人の生涯をお話してくださる動画があるのですが、それを初めて聞いた時涙が溢れて止まらなくなったのです。
日蓮宗の教えは間違いなく私を救ってくださいました。
その感謝の気持ちをお伝えすべく、9月に身延山久遠寺へ2日間のお参りとお勤め体験に行く予定です。
さてここからが本題なのですが、今月末に背中にタトゥーを入れます。
祖母の誕生花と自分の誕生花、それと生まれ年である梵字を組み合わせたデザインです。
ただその梵字がキリークで、阿弥陀如来を表すものだと最近知りました。
まだ勉強中なのですが、日蓮宗は阿弥陀如来をご本尊として祀ってはいませんよね。別の宗派のご本尊だったはずです。
そうなると、これから先の人生で、日蓮宗の信徒として生きていく私の背中に
阿弥陀如来の梵字が掘られているのはおかしいでしょうか?
大々的に背中を見せて歩くわけではありませんが、日蓮宗の教えとして、阿弥陀如来はどのような立ち位置にあるのか分からないのです。
もしどこかの教えの中で、日蓮大聖人が阿弥陀如来を否定なさっているとしたら
私は背中に阿弥陀如来の梵字を背負う訳にはいきません。
どうしたらいいか教えていただけないでしょうか。
ちなみに、タトゥーを入れるのは決定しています。
祖母が亡くなった日に思いついた事で、痛みを伴う記録を肌に残すことで、祖母から貰った愛を忘れず、背負って生きていくと決めたので。
梵字のキリークを選んだのは、戌年の文字だからなのですが、日蓮宗の方からみてどうでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ゆり 様 相談ありがとうございます。
私は、日蓮宗の僧侶です。
日蓮宗のご本尊は、久遠実成の本師、釈迦牟尼仏です。いわゆるお釈迦様ですね。
それと、お題目を中心に、二人の仏様(釈迦如来と多宝如来)が並んでいらっしゃる(これを「二仏並座」(にぶつびょうざ)といいます)形のご本尊があります。
阿弥陀仏は西方極楽浄土の仏様で、我々が生きている娑婆世界の仏様ではありません。娑婆世界の仏様は、お釈迦様です。
デザインとして彫るのでしたら何も問題ないと思いますが、
信仰に関わるというのでしたら、違うものに変えた方がいいように思います。
彫るのを決めるのはあなたですから、いろんな思いがあるでしょう?ですので無理に変えろとかやめろとかは言えませんので、あとはご自分の判断でお願いします。
もし信仰について、日蓮宗の教えについてお尋ねになりたいのであればどうぞ遠慮なくまたご質問ください。
それと
「痛みを伴う記録」ということをもう少し癒すということを考えても良いかもしれません。具体的に痛みを伴うことを癒さないと、身体に印をしても解決にならないような気がするのですが如何でしょうか?
ご検討ください
一礼
追伸:メッセージありがとうございました。ご祖母様のことが大好きだったんですね。安心してください。法華経では、お釈迦様が常々いらっしゃる霊山浄土(りょうぜんじょうど)へお行きになられて、やがて成仏し、あなたのご先祖様として、あなたをお守りします。しかも霊山浄土はお釈迦様の場所で、しかも我々が生きている娑婆世界はお釈迦様の世界ですから同じ世界にあるということで、近くにいらっしゃるのです。そうあなたのご祖母様も目に見えなくても近くにいらっしゃるのです。そして私はさらに、ご祖母様がこちらを向いて合掌してあなたを見守ってくださり、あなたがお題目を唱えれば声を合わせてお題目を唱えていらっしゃると思います。思いは通じるし供養は届くものですしまたそれがあなたに優しさとして返ってくると思います。どうかそのことも信じて癒しの一つとしてください。字数制限でこの欄はここまでです。また尋ねたいことがあればどうぞ遠慮なく、メールや公式ライン等でお尋ねください。ご縁に感謝申し上げます。合掌礼
はじめまして、ゆりさん。はくりょうと申します。
こんにちはゆりさん。書き込み拝見させて頂きました。
タトゥーはかっこいいですよね。さすがオシャレなゆりさん。
でもちょっとだけ待っていて下さい。
厳密には、2023年7月8日 18:42の書き込みから21日間以上、できれば秋のお彼岸のお祖母さまのお墓詣りまで。
何を彫るか迷っているうちは、彫ってはいけません。
じゅうぶんに検討吟味して、納得のものを仕上げてください。
その彫り師さんも腕は確かですか?ただのオシャレ感覚ではないですか?覚悟は本当にいいのですか?実は違うお花の方が好きなのでは?
なにを彫ったら良いかは、お祖母様が教えてくれそうですね。
21日間毎日、お祖母さんと同じようにお線香を奉げ両手を合わせてみてください。
夏の終わりごろ、夢か、はたまたふと観たものにヒントがありそうです。
お祖母さまの菩提とゆりさんのご多幸をお祈りしております。
はくりょう拝
質問者からのお礼
お忙しい中ご回答ありがとうございます。
なるほど、よく分かりました。
彫る日まで時間もあるので、デザインの変更を頼んでみようと思います。
また、痛みを伴う……と書いたのは、それくらい強烈なもので上書きをしないと、私自身あまりの悲しみに何度も電車のホームで間違いを犯しそうになったりもしましたから、怖いのです。
祖母の死をなにか別の形に変えて浄化させないと……と、必死の思いでした。
けれど今は、日蓮宗への信仰心が私を支えておりますので、いただいたお言葉のように、自分自身を癒すことも視野に入れていこうと思います。
ありがとうございました。
追記までありがとうございます。
祖母を亡くした私の心に寄り添っていただけて、感謝の気持ちで一杯です。
あなた様のお言葉で確信いたしました。
やはり法華経は素晴らしい教えなのですね。
これから先は、祖母への愛を胸に全国を巡り、日蓮宗の寺院へ感謝のお参りをし、時におつとめ参加や写経、勉強会への参加をしながら、御首題を頂く、そういった人生にしていこうと思っております。
いずれそちらへも伺う日が来ると思います、その時はぜひ直接、感謝の気持ちを伝えさせていただければと思います。
本当に、見ず知らずの私に温かいお言葉の数々をありがとうございました。
はくりょう様
回答ありがとうございます。
祖母の誕生花のタトゥーを入れようと思い立ったのは、施設にいる祖母の呼吸が止まったと連絡が来てすぐの事でした。
施設に駆け付けたくとも、お医者様が来るまで会いに行けず、2時間ほど駅前のカフェで泣くのを堪えながら時間を潰していた時のことです。
これまで誕生花なんて考えたこともありませんでした。
が、その時パッと、まるでどこかから降ってきたかのように浮かんだのです。
それで、祖母の誕生花を調べてみたところ、花言葉が「あなたを忘れない」「永遠の愛」だったのです。
恥ずかしながら、その場で泣いてしまいました。
だから祖母の花を入れることに関しては、ただのファッションなどではありません。
彫り師さんも、知り合いに相談して腕のいい方を紹介していただきました。
少なくとも私は本気です。
ただ、花以外の最終的なデザインを考えた時に、キリークを入れるのはどうなのか?と迷ってしまっただけです。
祖母が亡くなってから毎日、分けていただいたお骨の前で、お線香を上げ手を合わせ続けております。
お言葉のとおり、きっとそのうち祖母からよきアイデアを頂けるかもしれませんね。
ありがとうございました。